6/19〜7/16まで特別価格で予約販売
オンキヨー、初のカスタムIEM 3機種を正式発表 − 税抜59,800円から、納期7営業日
オンキヨー(株)は、シバントス(株)(通称:シーメンス補聴器)との共同開発によるカスタムインイヤーモニター(カスタムIEM)を7月17日から発売する。Facebookでティザー告知されていたものが正式発表されたかたち(関連ニュース)。Gibson Brands Showroom TOKYO(ギブソンショールーム)では6月下旬から先行販売をスタートする。なお、シーメンス補聴器コンセプトストア銀座店は既に5月26日から先行販売が行われている(関連ニュース)。
オンキヨーとパイオニアのAV事業は今年3月に統合。ヘッドホン関連事業を取り扱う「オンキヨー&パイオニアイノベーションズ」が発足した(関連ニュース)。同社の宮城謙二社長は今回発表されたカスタムIEMについて「発足後初の、渾身のプロジェクト」だと強い意気込みを語る。
のべ70万台の補聴器を製作してきたシーメンスのノウハウと、オーディオメーカーであるオンキヨーの音響技術を融合させて誕生したモデル。こだわりは「装着感」と「遮音性」の両立だ。ドライバー違いの3種類をラインナップし、各モデルごとに装着感を選択可能。耳を守りながら音楽を楽しめるモデルとしたという。
ドライバー違いの3モデルをラインナップ
今回発売されるのは、フルレンジBAドライバーを1基搭載したIE-C1(税抜59,800円)、低域と高域に1基ずつBAドライバーを搭載したIE-C2(税抜79,800円)、BAドライバー3基を搭載した3ウェイ仕様のIE-C3(税抜119,800円)。いずれも別途インプレッション採取料金が必要。
BAドライバーはシリコン製クッションでくるみ、クッション効果のある接着材で固定することで、不要振動を筐体へ伝えないフローティング構造となっている。シェル厚は1mmで「肉厚」とアピール。他社モデルよりもスリムなデザインは外観がスタイリッシュなだけでなく、シェルの鳴きが減る効果もあるという。
装着感と遮音性も選択可能
上記3モデルは装着感も選択可能。高い遮音性の「プロ・ミュージシャン仕様」、装着感と遮音性を両立し通勤等通常リスニングに適した「スタンダード仕様」、外の音が聞こえるよう密閉度を下げた「スポーツ仕様」が用意されている。
装着感の仕様の違いは、「インプレッションに対するオフセット量」と「外耳道部の長さ」。採取したインプレッションを3Dスキャンしてデジタル化。「プロ・ミュージシャン仕様」は、インプレッションよりも少し大きめ(オフセット量が高い)に、かつ外耳道も長めに作るため、耳に密着して遮音性が高まる。「スポーツ仕様」はインプレッションとほぼ同じ大きさで、外耳道部は短めに作るため、圧迫面積が少なく周囲の音も入りやすくしている。「スタンダード仕様」は、前述の2モデルのほぼ中間程度となる。
ケーブルは導体に純度の高い導線(OFCではない)を採用したもので、着脱可能。コネクタはMMCXタイプとなる。今後ユーザーからのニーズによりリケーブルの発売も視野に入れているという。
また、本体カラーは12色(レッド/マゼンタ/パープル/ブルー/グリーン/イエロー/オレンジ/ブロンズ/パールホワイト/メタリックブラック/ギャラクシー/ブラック)、ケーブルはブラック/ホワイト/レッドから選択可能だ。
製作はシーメンスの「匠の技」を活かす。
7営業という短納期実現もポイント
インプレッション採取は、ギブソンショールームはもちろん、全国のシーメンス補聴器取扱店約900店舗で行う。さらに今後は家電量販店などにも対応を広げていく考えとのことだ。企画担当の足達氏は「地方在住者にとって、カスタムIEMを作る際『インプレッションをどこで取るか』は問題のひとつだったと思う。全国展開しているシーメンス補聴器取扱店で、きちんとした採取ができるのは大きなメリット」と語っていた。
採取したインプレッションは、相模大野にあるシバントスの工場に送られ、製造が行われる。シェルはアクリル樹脂製で、成形には最新の3Dプリンターを使用。内部へのBAドライバーの取り付けや配線、着色などは、シバントスの補聴器を作っている「匠」が、ひとつひとつ手作業で行うとのことだ。また、カスタムインイヤーモニター初となる抗菌処理も採用するという。
シバントス(株)マーケティング部 統括執行役員のクリスチャン・エドゲン氏は「補聴器は小さな筐体のなかに、いかにメカニックを入れ込むかがポイントとなる製品。シバントスは130年の歴史のなかでそのノウハウを磨いてきた。これにオンキヨーのノウハウが加わることで、素晴らしい製品ができる」とコメントしていた。
納期は、耳型が工場に到着してから約7営業日。エドゲン氏は「国内で製造を行うこと、3Dプリンタを活用することで、他メーカーよりも遙かに短い期間で製作できるようになった」とそのアドバンテージを語る。初回受取日から30日以内は無償で再作(リメイク)要望にも対応。各ユーザーの耳へのフィット性を追究するとのこだ。
様々な施策も用意
なお、ギブソンショールームで購入した高校生/大学生には”学生応援特別価格”で販売するとのこと(詳細は未定)。
さらに、発売を記念したキャンペーンも実施。6月19日から7月16日まで、ギブソンショールームもしくはシーメンス補聴器コンセプトストア銀座店で予約・支払いしたユーザーは、特別価格で販売を行う。価格はIE-C1は49,800円(税抜)、IE-C2は59,800円(税抜)、IE-C3は99,800円(税抜)となる。
キマグレンのクレイ勇輝さんも登場
本日開催された発表会には、新製品のCMキャラクターを務めるクレイ勇輝さんも登場した。キマグレンのボーカルであり、プロボクサーでもあるクレイさん。新製品の発売日である7月17日は、クレイさんの誕生日でもあるという。「移動時間に作曲するときは外の音が聞こえない方が集中できるし、プロボクサーとしては、ロードワークの時に耳から外れない方がいい」と、イヤホンに求めるものを語る。
CMキャラ就任にあたり、実際にカスタムIEMを作ってみたという。「(インプレッション採取は)気持ちいいような悪いような…不思議な感覚でした(笑)」というが、会場で完成品と初対面。「今回の新製品はデザインがかっこいいし、周りの音がほんとに聞こえなくなる。それだけ音に集中できるってことですよね。音楽を聴くときだけじゃなく、仕事に集中するときなんかにも使えるんじゃないでしょうか。自分の耳のかたちに合わせて作ったイヤホンなので、着けてても負担がないんじゃないかなと思っています。これからしばらく使ってみて、検証したいと思います!」とコメントしていた。
【問い合わせ先】
オンキヨーオーディオコールセンター
TEL/0120-565517
TEL/050-3388-6863
オンキヨーとパイオニアのAV事業は今年3月に統合。ヘッドホン関連事業を取り扱う「オンキヨー&パイオニアイノベーションズ」が発足した(関連ニュース)。同社の宮城謙二社長は今回発表されたカスタムIEMについて「発足後初の、渾身のプロジェクト」だと強い意気込みを語る。
のべ70万台の補聴器を製作してきたシーメンスのノウハウと、オーディオメーカーであるオンキヨーの音響技術を融合させて誕生したモデル。こだわりは「装着感」と「遮音性」の両立だ。ドライバー違いの3種類をラインナップし、各モデルごとに装着感を選択可能。耳を守りながら音楽を楽しめるモデルとしたという。
ドライバー違いの3モデルをラインナップ
今回発売されるのは、フルレンジBAドライバーを1基搭載したIE-C1(税抜59,800円)、低域と高域に1基ずつBAドライバーを搭載したIE-C2(税抜79,800円)、BAドライバー3基を搭載した3ウェイ仕様のIE-C3(税抜119,800円)。いずれも別途インプレッション採取料金が必要。
BAドライバーはシリコン製クッションでくるみ、クッション効果のある接着材で固定することで、不要振動を筐体へ伝えないフローティング構造となっている。シェル厚は1mmで「肉厚」とアピール。他社モデルよりもスリムなデザインは外観がスタイリッシュなだけでなく、シェルの鳴きが減る効果もあるという。
装着感と遮音性も選択可能
上記3モデルは装着感も選択可能。高い遮音性の「プロ・ミュージシャン仕様」、装着感と遮音性を両立し通勤等通常リスニングに適した「スタンダード仕様」、外の音が聞こえるよう密閉度を下げた「スポーツ仕様」が用意されている。
装着感の仕様の違いは、「インプレッションに対するオフセット量」と「外耳道部の長さ」。採取したインプレッションを3Dスキャンしてデジタル化。「プロ・ミュージシャン仕様」は、インプレッションよりも少し大きめ(オフセット量が高い)に、かつ外耳道も長めに作るため、耳に密着して遮音性が高まる。「スポーツ仕様」はインプレッションとほぼ同じ大きさで、外耳道部は短めに作るため、圧迫面積が少なく周囲の音も入りやすくしている。「スタンダード仕様」は、前述の2モデルのほぼ中間程度となる。
ケーブルは導体に純度の高い導線(OFCではない)を採用したもので、着脱可能。コネクタはMMCXタイプとなる。今後ユーザーからのニーズによりリケーブルの発売も視野に入れているという。
また、本体カラーは12色(レッド/マゼンタ/パープル/ブルー/グリーン/イエロー/オレンジ/ブロンズ/パールホワイト/メタリックブラック/ギャラクシー/ブラック)、ケーブルはブラック/ホワイト/レッドから選択可能だ。
製作はシーメンスの「匠の技」を活かす。
7営業という短納期実現もポイント
インプレッション採取は、ギブソンショールームはもちろん、全国のシーメンス補聴器取扱店約900店舗で行う。さらに今後は家電量販店などにも対応を広げていく考えとのことだ。企画担当の足達氏は「地方在住者にとって、カスタムIEMを作る際『インプレッションをどこで取るか』は問題のひとつだったと思う。全国展開しているシーメンス補聴器取扱店で、きちんとした採取ができるのは大きなメリット」と語っていた。
採取したインプレッションは、相模大野にあるシバントスの工場に送られ、製造が行われる。シェルはアクリル樹脂製で、成形には最新の3Dプリンターを使用。内部へのBAドライバーの取り付けや配線、着色などは、シバントスの補聴器を作っている「匠」が、ひとつひとつ手作業で行うとのことだ。また、カスタムインイヤーモニター初となる抗菌処理も採用するという。
シバントス(株)マーケティング部 統括執行役員のクリスチャン・エドゲン氏は「補聴器は小さな筐体のなかに、いかにメカニックを入れ込むかがポイントとなる製品。シバントスは130年の歴史のなかでそのノウハウを磨いてきた。これにオンキヨーのノウハウが加わることで、素晴らしい製品ができる」とコメントしていた。
納期は、耳型が工場に到着してから約7営業日。エドゲン氏は「国内で製造を行うこと、3Dプリンタを活用することで、他メーカーよりも遙かに短い期間で製作できるようになった」とそのアドバンテージを語る。初回受取日から30日以内は無償で再作(リメイク)要望にも対応。各ユーザーの耳へのフィット性を追究するとのこだ。
様々な施策も用意
なお、ギブソンショールームで購入した高校生/大学生には”学生応援特別価格”で販売するとのこと(詳細は未定)。
さらに、発売を記念したキャンペーンも実施。6月19日から7月16日まで、ギブソンショールームもしくはシーメンス補聴器コンセプトストア銀座店で予約・支払いしたユーザーは、特別価格で販売を行う。価格はIE-C1は49,800円(税抜)、IE-C2は59,800円(税抜)、IE-C3は99,800円(税抜)となる。
キマグレンのクレイ勇輝さんも登場
本日開催された発表会には、新製品のCMキャラクターを務めるクレイ勇輝さんも登場した。キマグレンのボーカルであり、プロボクサーでもあるクレイさん。新製品の発売日である7月17日は、クレイさんの誕生日でもあるという。「移動時間に作曲するときは外の音が聞こえない方が集中できるし、プロボクサーとしては、ロードワークの時に耳から外れない方がいい」と、イヤホンに求めるものを語る。
CMキャラ就任にあたり、実際にカスタムIEMを作ってみたという。「(インプレッション採取は)気持ちいいような悪いような…不思議な感覚でした(笑)」というが、会場で完成品と初対面。「今回の新製品はデザインがかっこいいし、周りの音がほんとに聞こえなくなる。それだけ音に集中できるってことですよね。音楽を聴くときだけじゃなく、仕事に集中するときなんかにも使えるんじゃないでしょうか。自分の耳のかたちに合わせて作ったイヤホンなので、着けてても負担がないんじゃないかなと思っています。これからしばらく使ってみて、検証したいと思います!」とコメントしていた。
【問い合わせ先】
オンキヨーオーディオコールセンター
TEL/0120-565517
TEL/050-3388-6863
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