菱形ダイヤモンド・デザインを採用
ソナス・ファベール、オマージュ・コレクションシリーズの3.5ウェイフロア型スピーカー「IL Cremonese」
(株)ノアは、伊Sonus faber(ソナス・ファベール)の新製品として、“オマージュ・コレクション”シリーズの3.5ウェイフロア型スピーカー「IL Cremonese」を3月4日に発売する。価格は5,800,000円(ペア・税抜)。仕上げはRedとWalnutを用意し、共にグロス・フィニッシュとなる。
「IL Cremonese(イル・クレモネーゼ)」は、オマージュ・コレクションシリーズのフラグシップモデル「Aida」や「Lilium」に続く、シリーズ共通の特徴を数多く備えたモデル。名称は名工アントニオ・ストラディヴァリの手による有名なヴァイオリン「イル・クレモネーゼ」にちなむ。
5枚のパネルによって構成されるキャビネット構造「菱形ダイヤモンド・デザイン」が特徴。断面をダイヤモンド型とすることにより、木製キャビネットの構造的強度を最適化する設計とした。内部反射の減衰を図る共振帯域拡散システムによるダンピングを施し、厚みを変えた3層キャビネット材を採用している。
キャビネット天面と底面にはCNC陽極処理を施したアルミニウム合金製振動ダンパー「ダンプシェルフ」をそれぞれ2基採用。キャビネット構造の剛性を向上するとともに、キャビネット材由来の微振動の常時低減を図った。
エンクロージャー内に施されたダンピング材とポートチューニングで低周波数応答の改善と内部反響を低減させ、またその反響による歪みの制御やポートノイズを排除する独自技術「ステルス・リフレックス・システム」を採用。ミッドレンジの背面ポートとキャビネット底面方向へ設けられたウーファー/スーパー・ウーファー用の2つのポートが直行するように配置されている。
振動対策として、スパイク部分にZ.V.T.(ゼロ・バイブレーション・トランスミッション)機構を持たせた「Silent Spike」を採用。これはスピーカーを配置する床面とキャビネットをデカップリングさせることで、アコースティック・フィードバックや多様な振動要因を排除するもの。スパイク内部の同軸上に金属/エラストマー/金属の順に交互に配置することで反復を抑えるという。
ドライバーユニットは、これまで同様、ソナス・ファベールが社内で独自に設計したもの。トゥイーターは28mm口径のH28 XTR-04を採用。ドームとリングラジエーターを融合した独自の「アロー・ポイントDAD(ダンプト・アペックス・ドーム)」を備える。新設計のネオジム・マグネット駆動システムにより、ダイナミックなリニアリティーを実現するとする。独自のメカニカル・インターフェースを装備し、共振を機械的に制御するために開発された天然木製ラビリンス・リア・チェンバーにマウントされる。
ミッドレンジは180mm口径のM18 XTR-04を採用。ネオジム・マグネット回路を使用する。ボイスコイルは線材にCCAWを用いて過電流を排除。磁界モーターにはケロッグ/ゲーラー製リングを採用した。ダイアフラムにはセルロース、パルプ、カポック、ケナフその他の自然繊維を長時間自然乾燥の上、圧縮することなくブレンドした素材を使用。コーンの残留色成分を排除するために、表面を粘度が高く透明なダンピング材でコーティングしている。
トゥイーターとミッドレンジはメイン・バッフル板からデカップリングさせた独立バッフルに装着され、同軸アンチ・コンプレッサーによりキャビティー共振や歪みを排除するという。
ウーファーは180mm口径のW18 XTR-12を2基搭載。「ステルス・リフレックス」チェンバーにマウントする。ダイアフラムはハイテク・シンタクティック発泡材をセルロース・パルプ層2枚で挟んだサンドイッチ構造。コーン表面はミッドレンジ同様の素材を使用し、中高音との完全な音色の繋がり高解像度の実現を図った。渦電流を制御した1.5インチ・ボイス・コイルを採用し、ロング・ストロークマグネット回路により、高速でリニアリティーに優れるという。
スーパーウーファーは、ウーファーと同様の素材を使用した220mm口径のW22 XTR-16を片方向のみに2基搭載。スーパーウーファーを側面に配置することにより、通常のウーファーセッティングでは得られない低域の放射・拡散を実現するとしている。IL Cremoneseは左右チャンネルの指定がなく、スーパー・ウーファーを内向きか外向きに変えることで、リスニングルームの環境や好みに応じて解放感や低域のレスポンスを調整することが可能。
クロスオーバー・ネットワークは無共振、振幅/位相最適化設計とした。様々なアンプとのマッチングを考慮し、低周波数帯域のインピーダンスを最適に制御するとしている。ダブル・スタガード伝送に基づき設計された、周波数/ルームの関係を最適に調整したフィルター回路を搭載。最新世代のドイツ・ムンドルフ社製「MCap EVO」シリーズ、シルバー/ゴールド/オイル・キャパシター、ジャンセン製コイルなど、厳選されたパーツ類を使用している。
周波数特性は25Hz〜35,000Hz(ステルス・リフレックス含む)。クロスオーバー周波数は80Hz/250Hz/2,500Hz。出力音圧レベルは92dB SPL(2.83V/1m)。公称インピーダンスは4Ω。推奨アンプ出力は100〜800W(クリッピングなし)。最大入力電圧は30Vrms。スピーカー端子はバイワイヤリング対応で、バナナプラグにも対応する。
外形寸法は399W×1,450H×622Dmm。質量は84kg/台。
「IL Cremonese(イル・クレモネーゼ)」は、オマージュ・コレクションシリーズのフラグシップモデル「Aida」や「Lilium」に続く、シリーズ共通の特徴を数多く備えたモデル。名称は名工アントニオ・ストラディヴァリの手による有名なヴァイオリン「イル・クレモネーゼ」にちなむ。
5枚のパネルによって構成されるキャビネット構造「菱形ダイヤモンド・デザイン」が特徴。断面をダイヤモンド型とすることにより、木製キャビネットの構造的強度を最適化する設計とした。内部反射の減衰を図る共振帯域拡散システムによるダンピングを施し、厚みを変えた3層キャビネット材を採用している。
キャビネット天面と底面にはCNC陽極処理を施したアルミニウム合金製振動ダンパー「ダンプシェルフ」をそれぞれ2基採用。キャビネット構造の剛性を向上するとともに、キャビネット材由来の微振動の常時低減を図った。
エンクロージャー内に施されたダンピング材とポートチューニングで低周波数応答の改善と内部反響を低減させ、またその反響による歪みの制御やポートノイズを排除する独自技術「ステルス・リフレックス・システム」を採用。ミッドレンジの背面ポートとキャビネット底面方向へ設けられたウーファー/スーパー・ウーファー用の2つのポートが直行するように配置されている。
振動対策として、スパイク部分にZ.V.T.(ゼロ・バイブレーション・トランスミッション)機構を持たせた「Silent Spike」を採用。これはスピーカーを配置する床面とキャビネットをデカップリングさせることで、アコースティック・フィードバックや多様な振動要因を排除するもの。スパイク内部の同軸上に金属/エラストマー/金属の順に交互に配置することで反復を抑えるという。
ドライバーユニットは、これまで同様、ソナス・ファベールが社内で独自に設計したもの。トゥイーターは28mm口径のH28 XTR-04を採用。ドームとリングラジエーターを融合した独自の「アロー・ポイントDAD(ダンプト・アペックス・ドーム)」を備える。新設計のネオジム・マグネット駆動システムにより、ダイナミックなリニアリティーを実現するとする。独自のメカニカル・インターフェースを装備し、共振を機械的に制御するために開発された天然木製ラビリンス・リア・チェンバーにマウントされる。
ミッドレンジは180mm口径のM18 XTR-04を採用。ネオジム・マグネット回路を使用する。ボイスコイルは線材にCCAWを用いて過電流を排除。磁界モーターにはケロッグ/ゲーラー製リングを採用した。ダイアフラムにはセルロース、パルプ、カポック、ケナフその他の自然繊維を長時間自然乾燥の上、圧縮することなくブレンドした素材を使用。コーンの残留色成分を排除するために、表面を粘度が高く透明なダンピング材でコーティングしている。
トゥイーターとミッドレンジはメイン・バッフル板からデカップリングさせた独立バッフルに装着され、同軸アンチ・コンプレッサーによりキャビティー共振や歪みを排除するという。
ウーファーは180mm口径のW18 XTR-12を2基搭載。「ステルス・リフレックス」チェンバーにマウントする。ダイアフラムはハイテク・シンタクティック発泡材をセルロース・パルプ層2枚で挟んだサンドイッチ構造。コーン表面はミッドレンジ同様の素材を使用し、中高音との完全な音色の繋がり高解像度の実現を図った。渦電流を制御した1.5インチ・ボイス・コイルを採用し、ロング・ストロークマグネット回路により、高速でリニアリティーに優れるという。
スーパーウーファーは、ウーファーと同様の素材を使用した220mm口径のW22 XTR-16を片方向のみに2基搭載。スーパーウーファーを側面に配置することにより、通常のウーファーセッティングでは得られない低域の放射・拡散を実現するとしている。IL Cremoneseは左右チャンネルの指定がなく、スーパー・ウーファーを内向きか外向きに変えることで、リスニングルームの環境や好みに応じて解放感や低域のレスポンスを調整することが可能。
クロスオーバー・ネットワークは無共振、振幅/位相最適化設計とした。様々なアンプとのマッチングを考慮し、低周波数帯域のインピーダンスを最適に制御するとしている。ダブル・スタガード伝送に基づき設計された、周波数/ルームの関係を最適に調整したフィルター回路を搭載。最新世代のドイツ・ムンドルフ社製「MCap EVO」シリーズ、シルバー/ゴールド/オイル・キャパシター、ジャンセン製コイルなど、厳選されたパーツ類を使用している。
周波数特性は25Hz〜35,000Hz(ステルス・リフレックス含む)。クロスオーバー周波数は80Hz/250Hz/2,500Hz。出力音圧レベルは92dB SPL(2.83V/1m)。公称インピーダンスは4Ω。推奨アンプ出力は100〜800W(クリッピングなし)。最大入力電圧は30Vrms。スピーカー端子はバイワイヤリング対応で、バナナプラグにも対応する。
外形寸法は399W×1,450H×622Dmm。質量は84kg/台。
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