PassionとHeritageの中間に位置するシリーズ

YBA、新“Genesisシリーズ”のCDプレーヤー/プリアンプ/パワーアンプを発売

公開日 2016/04/26 10:23 藤原義孝
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(有)アポロンインターナショナルは、YBAの“Genesisシリーズ”を5月11日に発売する。

GenesisシリーズはYBAにおける中心価格帯の「Passionシリーズ」とエントリークラスに当たる「Heritageシリーズ」の中間に位置。CDプレーヤーの「Genesis CD4」、プリアンプの「Genesis Pre5」、パワーアンプの「Genesis Power6」の3機種をラインナップする。

Genesis CD4 ¥650,000(税抜)

トップローディング方式のCDプレーヤー。DACにはCirrus Logic CS4398を採用する。

Genesis CD4

スライドドアの開閉量で好みの音質に調整でき、スライドドアを2cm引いた時はオープンでワイドレンジな音、完全に閉めると引き締まった低音を楽しめるとしている。

メカニックはサンヨー社製を採用。クランプはマグネットキャッチで、ディスクをしっかり固定するという。

CDの読み取り補助のため、パラドックス方式を応用したブルーダイオードを搭載。パラドックス方式とは、CDの読み取り光に工学的なノイズを加えるというもの。これにより、ディスク情報の的確な読み取りが可能になるという。

電源トランスには160VAのUIコアを使用し、リニア電源としている。

出力端子はアナログ出力としてRCA1、XLR1系統、デジタル出力として同軸デジタル1系統を装備する。デジタル出力はオンオフが可能で、デジタル信号に含まれるノイズがアナログ出力に影響を与えることを防ぐとしている。

周波数特性は20Hz〜20kHz(-0.5dB)、S/N 比は110dB以上。外形寸法は430W×115H×D388mm、質量は11kg。


Genesis Pre5 ¥890,000(税抜)

デジタル入力にも対応するプリアンプ。

Genesis Pre5

DACはCirrus Logic CS4398を採用。192kHz/24bit以外の入力は自動的に192kHz/24bitにアップサンプリングされ、きめ細かくクリアなサウンドを提供するとしている。なお、デジタル部の電源はオンオフが可能。

アナログのメインボードとデジタルボードのセパレート基盤とし、電源もそれぞれに専用のトランスを使用する。

NFBを減らして裸特性の良い回路を目指し、YBAオリジナルのコンデンサーを多数採用した。

入力端子はアナログ入力がRCA2系統、XLR1系統を装備。RCAターミナルは振動による歪みを最小限にするため、アルミ削り出しのオリジナルのものを採用した。デジタル入力は同軸デジタル/AES/BNC/光デジタル/USBの5系統。デジタル入力のサンプリング周波数は32kHzから192kHzまで対応する。

出力端子はアナログ出力がRCA2系統、XLR1系統を装備。デジタル出力としてオンオフ可能な同軸デジタル1系統も装備する。

周波数特性は20Hz〜20kHz(-0.5dB)、S/N 比は105dB以上。外形寸法は430W×115H×D388mm、質量は10kg。


Genesis Power6 ¥790,000(税抜)

YBAのロゴマークをデザインしたヒートシンクを搭載するパワーアンプ。ヒートシンクのデザインは構造的な振動対策にもなっているという。

Genesis Power6

電源部にはUIコア・500VAのオリジナル大型電源トランスを採用。音質と正確な二次電圧の供給のため、各国にマッチしたトランスを使用しているとする。

“良い音はシンプルな回路構成から生まれる”との考えに基づき、裸特性の良さを追求。誤差率の少ないオリジナルのCRパーツを搭載しているという。入出力ターミナルも、振動しないアルミ削り出しのオリジナルのものを使用した。

入力端子はRCA1系統、XLR1系統、スピーカー出力は1系統となる。

出力は150W × 2(8 Ω)・250W × 2(4 Ω)、全高調波歪率は0.1%以下、周波数特性は20Hz〜20kHz(-0.5dB)、S/Nは95dB以上。外形寸法は430W×175H×D402mm、質量は21kgとなる。

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