“グランドライン”を中心にデモ

<HIGH END>欧州でも注目を集めるテクニクス「SL-1200GAE」。“OTTAVA” アンプ単体モデルも

公開日 2016/05/09 18:15 編集部:小澤貴信
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独ミュンヘンで5月5日から8日にわたって開催された世界最大規模のオーディオショウ「HIGH END 2016」。テクニクスは、ブランド50周年を記念したターンテーブル「SL-1200GAE」を欧州のオーディオファンに披露した。

「SL-1200GAE」

TECHNICSのブース

試聴ブースでは「SL-1200GAE」に、同じく“グランドクラス”のネットワークオーディオアンプ「SU-G30」、プレミアムクラスのスピーカーシステム「SB-C700」を組み合わせてデモンストレーションを実施。ブースにはミュージックサーバー「ST-G30」も登場し、SU-G30と組み合わせてのハイレゾ再生も行われていた。

「ST-G30」と「SU-G30」

展示スペースには、オールインワン・オーディオシステム“OTTAVA”「SC-C500」も登場。さらには“OTTAVA”のアンプ/プレーヤー部を独立させた「SU-C550」も出展されていた。SC-C500が専用スピーカーをバイアンプ駆動するために2つアンプを搭載していたのに対して、本機は様々なスピーカーと組み合わせることを想定してシングルアンプ構成とした。ブースではSB-C700と組み合わせて再生が行われていた。

「SU-C550」は「SB-C700」と組み合わせてデモ

“OTTAVA”「SC-C500」

またグランドラインの欧州仕様モデルが、音楽ストリーミングサービス「Spotify」とインターネットラジオ「vTurner」に対応したこともアピールされていた。なお、Spotifyが日本ではサービスが開始されていないこともあり、日本仕様モデルにおける対応は現時点で未定とのことだった。

「EAH-T700」

今回はリファレンスクラス「R1」シリーズの展示はあえて行わず、SL-1200GAEを中心にグランドライン「G30」やOTTAVA、ヘッドホン「EAH-T700」を積極的にアピールしたテクニクス。そして今回のイベント全体におけるアナログ関連製品の盛り上がりの後押しもあり、やはり「SL-1200GAE」が大きな注目を集めていた。

会場内でもSL-1200GAEの大型バナーを展開

TECHNICSのチーフエンジニア 井谷哲也氏

また、例年どおりパナソニックブランド製品も出展し、HIGH ENDとしては珍しいビジュアル関連の展示も実施した。ULTRA HD PREMIUM認証の4K対応テレビ「TX-65DXW904 」やUltra HD Blu-rayプレーヤー「DMP-UB900EGK」を組み合わせた4K映像再生などを披露していた。

パナソニックのブースでは4Kテレビ&UHD-BDプレーヤーのデモも

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