ポータブル向けショートケーブルも用意
クリプトン、特許技術“デュアル構造”採用のエントリーUSBケーブル「UC-HRPシリーズ」
クリプトンは、特許取得のデュアル構造を採用したUSBケーブルのエントリーモデル“パフォーマンスHRP”「UC-HRP」シリーズを6月下旬から発売する。
<USB A-B端子タイプ>
「UC-HRP3.0」(3.0m)¥12,000(税抜)
「UC-HRP2.0」(2.0m)¥10,000(税抜)
「UC-HRP1.5」(1.5m)¥9,000(税抜)
「UC-HRP1.0」(1.0m)¥8,000(税抜)
<USB A-micro B端子タイプ>
「UC-HRP0.15(B/W)」(0.15m)¥6,500(税抜)
クリプトンはこれまでUSBケーブルの高級機として“リファレンスHR”「UC-HR」シリーズをラインナップし、電源線と信号線を分離するUSBケーブルの「デュアル構造」を特許として取得していた。今回のHRPシリーズは、このデュアル構造を継承しつつコストダウンを図ったエントリーモデルとなる。
デュアル構造とは「信号線と電源線の単独シールドにより、優れたS/Nをつくり出す」ことを実現した特許技術。インピーダンスマッチングにも優れたデュアル構造によって電源線と信号線を分離・遮蔽することで、電源線から信号線へのノイズの悪影響を回避。通常のUSBケーブルに比べてジッター成分が少なく、電圧マージンも確保でき、ノイズ耐性にも優れているという。
UC-HRPシリーズでは、上位モデルで採用されていた信号線と電源線を遮断する特殊形状セパレーターやナイロン編組の外皮を省略することでコストダウン。一方で特許技術の核心といえるデュアル構造を継承した。導体には銀メッキOFC線を採用し、音質に配慮して電源線/信号線で異なる太さの導体を用いている。
電源/信号の各線は、上述のようにセパレーターは省略されているが、それぞれアルミ・ポリエステル貼り合わせテープ、銀メッキ軟銅線による編組によって二重にシールドが施されている。
各USB端子については、インピーダンスマッチングと嵌合に優れた国産品の金メッキ端子を採用。また取り回しの良さを考慮して、柔軟性の高いケーブルジャケットを用いている。
ポータブルヘッドホンアンプ/DAC向けにUSB A-micro B端子を採用したショートモデルも用意している(OTG非対応)。
本日開催された発表会では、クリプトンのオーディオ事業部長である渡邉勝氏が「デュアル構造の特許が取得できたので、次はこの技術をエントリー価格帯のモデルに取り入れて、より多くの方にその音質を楽しんでもらおうと本製品を規格しました」とUC-HRPシリーズのコンセプトを説明した。
特許取得が実現したデュアル構造についても言及。USBケーブルは規格の上ではシングル構造となっているが、同一構造内の電源線によって5Vの矩形波で電源伝送も行うため、これが信号線に悪影響を与えることに着目した。「USBケーブルの規格上、電源線と信号線の間にシールドはないのですが、一方で外部にノイズを出さないようにする不要輻射対策は規定されています。“規格が決まっているから”というのではなく、あえて規格に切り込むかたちで、このデュアル構造を実現したのです」(渡邉氏)。
なお、このデュアル構造については、信号線と電源線の分離に加えて、上位モデルで採用されているセパレーターや、メッシュ被覆などについても関連特許を取得しているとのことだ。
またケーブル導体に銀メッキOFCを用いた理由についても紹介。USBケーブルをはじめとするデジタルケーブルは、芯線の素材が音に影響する度合いがアナログケーブルに対して少ないため、オーソドックスな線材を用いたとのことだった。
発表会冒頭では、クリプトンの濱田社長が挨拶。「オーディオアクセサリーにおいて正式に特許が取得できた例というのは珍しいのではないでしょうか。ちなみにクリプトンは、この特許に加えて映像系で3つ、バイオ技術で1つと、合計5つの特許を取得しています。さらに4つの特許を申請中です。こうした確かな技術力を背景に、さらに優れたモノづくりを行っていきたいと考えています」とコメントしていた。
また、先日開催された弊社主催「VGP 2016 SUMMER」において、この「UC-HRP」が部門金賞、開発賞、企画賞を受賞したこともアピールされていた。
<USB A-B端子タイプ>
「UC-HRP3.0」(3.0m)¥12,000(税抜)
「UC-HRP2.0」(2.0m)¥10,000(税抜)
「UC-HRP1.5」(1.5m)¥9,000(税抜)
「UC-HRP1.0」(1.0m)¥8,000(税抜)
<USB A-micro B端子タイプ>
「UC-HRP0.15(B/W)」(0.15m)¥6,500(税抜)
クリプトンはこれまでUSBケーブルの高級機として“リファレンスHR”「UC-HR」シリーズをラインナップし、電源線と信号線を分離するUSBケーブルの「デュアル構造」を特許として取得していた。今回のHRPシリーズは、このデュアル構造を継承しつつコストダウンを図ったエントリーモデルとなる。
デュアル構造とは「信号線と電源線の単独シールドにより、優れたS/Nをつくり出す」ことを実現した特許技術。インピーダンスマッチングにも優れたデュアル構造によって電源線と信号線を分離・遮蔽することで、電源線から信号線へのノイズの悪影響を回避。通常のUSBケーブルに比べてジッター成分が少なく、電圧マージンも確保でき、ノイズ耐性にも優れているという。
UC-HRPシリーズでは、上位モデルで採用されていた信号線と電源線を遮断する特殊形状セパレーターやナイロン編組の外皮を省略することでコストダウン。一方で特許技術の核心といえるデュアル構造を継承した。導体には銀メッキOFC線を採用し、音質に配慮して電源線/信号線で異なる太さの導体を用いている。
電源/信号の各線は、上述のようにセパレーターは省略されているが、それぞれアルミ・ポリエステル貼り合わせテープ、銀メッキ軟銅線による編組によって二重にシールドが施されている。
各USB端子については、インピーダンスマッチングと嵌合に優れた国産品の金メッキ端子を採用。また取り回しの良さを考慮して、柔軟性の高いケーブルジャケットを用いている。
ポータブルヘッドホンアンプ/DAC向けにUSB A-micro B端子を採用したショートモデルも用意している(OTG非対応)。
本日開催された発表会では、クリプトンのオーディオ事業部長である渡邉勝氏が「デュアル構造の特許が取得できたので、次はこの技術をエントリー価格帯のモデルに取り入れて、より多くの方にその音質を楽しんでもらおうと本製品を規格しました」とUC-HRPシリーズのコンセプトを説明した。
特許取得が実現したデュアル構造についても言及。USBケーブルは規格の上ではシングル構造となっているが、同一構造内の電源線によって5Vの矩形波で電源伝送も行うため、これが信号線に悪影響を与えることに着目した。「USBケーブルの規格上、電源線と信号線の間にシールドはないのですが、一方で外部にノイズを出さないようにする不要輻射対策は規定されています。“規格が決まっているから”というのではなく、あえて規格に切り込むかたちで、このデュアル構造を実現したのです」(渡邉氏)。
なお、このデュアル構造については、信号線と電源線の分離に加えて、上位モデルで採用されているセパレーターや、メッシュ被覆などについても関連特許を取得しているとのことだ。
またケーブル導体に銀メッキOFCを用いた理由についても紹介。USBケーブルをはじめとするデジタルケーブルは、芯線の素材が音に影響する度合いがアナログケーブルに対して少ないため、オーソドックスな線材を用いたとのことだった。
発表会冒頭では、クリプトンの濱田社長が挨拶。「オーディオアクセサリーにおいて正式に特許が取得できた例というのは珍しいのではないでしょうか。ちなみにクリプトンは、この特許に加えて映像系で3つ、バイオ技術で1つと、合計5つの特許を取得しています。さらに4つの特許を申請中です。こうした確かな技術力を背景に、さらに優れたモノづくりを行っていきたいと考えています」とコメントしていた。
また、先日開催された弊社主催「VGP 2016 SUMMER」において、この「UC-HRP」が部門金賞、開発賞、企画賞を受賞したこともアピールされていた。
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