「グラシン2重内袋」の先駆

アンダンテラルゴのレコード内袋が7月21日より価格改定

公開日 2017/06/15 16:02 季刊・analog編集部
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アンダンテラルゴ(株)のオリジナル・レコード内袋「グラシン2重内袋」は、グラシン紙と上質紙による2重構造として、世界初のオリジナル内袋として2010年に発表。今年で8年目を迎える。以前には全くこのような仕様がなかった先駆的なレコード内袋である。

アンダンテラルゴのレコード内袋「グラシン2重内袋」。新価格は25枚セットの「AL25」が7,000円(税抜)、100枚セットの「AL100」が25,000円(税抜)、300枚セットの「AL300」は68,000円(税抜)となる

一枚一枚、手間暇をかけて作られる製品として、稀にその価格を長く維持してきたが、いよいよ本年7月21日よりわずかに値上げすることになった。

新価格は25枚セットの「AL25」が7,000円(税抜)、100枚セットの「AL100」が25,000円(税抜)、300枚セットの「AL300」は68,000円(税抜)となる。

アンダンテラルゴのレコード内袋は、グラシン紙を内側に採用し、外側には耐久性の優れた上質紙を使用。熟練した職人の手で入念な糊づけと貼り合わせ作業が行われ、1枚ずつ手作りで仕上げられる。あえてコストのかかる2重内袋とコーナーの貼り合わせ処理の構造を採用することで、粉塵が入りにくく、吸湿性と耐久性を実現させたレコード内袋となっている。

湿度の高い梅雨時のこの時期や、夏の蒸し暑い時期、また冬の時期もレコード盤と室温との大きな温度差から生じる結露等でレコードは常に湿気の脅威にさらされている。また、各種の湿式レコードクリーナーを使用するユーザーにとっても、アンダンテラルゴのレコード内袋は必携のアイテムとなっている。

内袋の裏面。収納するレコードのタイトルやクリーニングの履歴などの記入ができるメモ欄が裏面に印刷されている

一般的なジャケットの中には下部コーナーが切りっぱなしで口が開いているため、ジャケット下部に溜まる多量のホコリを塵取りのように袋の内側やレコード面に侵入させてしまうものがある。その点アンダンテラルゴの内袋は四隅に丸いカットが施され、アウタージャケットからの出し入れもスムーズ。さらに優れた点はジャケットの上部も擦れてダメージしないようにも配慮されている

さらにこの内袋には、収納するレコードのタイトルやクリーニングの履歴などの記入ができるメモ欄が裏面に印刷されている。内袋とレコード盤の入れ替わりを防ぐとともに、定期的にレコードの手入れをするユーザーにとっても、非常に便利な仕様となっている。

「大切なレコードのため」だけを一念に作られるこのレコード内袋は宝物のようなレコードコレクションを長年にわたり守るための最良のレコード内袋として高い信頼を得ている。レコードの価値観はみな千差万別だが、大切なレコードだけでも、贅沢にこのような内袋に収めてみてはいかがだろうか。

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