ペア1,000万円
ダイヤソウル、NCV-R振動板ミッドレンジを搭載したハイエンドスピーカー「DIASOUL.AI」
(株)DIASOULは、DIASOULブランドの3ウェイ・スピーカーシステム「DIASOUL.AI」(ダイヤソウル・アイ)を本日4日より発売する。価格は10,000,000円(税抜/ペア)。
DIASOULは、三菱電機のオーディオブランド「DIATONE」においてスピーカーの開発に携わっていた寺本浩平氏が設立したオーディオブランド。2015年にハイエンドスピーカー「DIASOUL i」を発売したが、今回、その新型モデルとなるDIASOUL.AIを発表した。なお、寺本氏は現在、DIATONEのスピーカー開発にも関わっているという。
DIASOUL.AIは、4基のトゥイーターを球面に配置した「パワード球面波マルチトゥイーター」、NCV-R振動板によるミッドレンジ、2基のユニットを対向配置したアクティブウーファーによる3ウェイ・スピーカーとなる。従来モデルのDIASOUL.iから変更されたポイントは、ミッドレンジへのNCV-R振動板採用と、トゥイーターとミッドレンジのクロスオーバーをフローティング構造としている。
パワード球面波マルチトゥイーターは、4個の36mm径・B4Cボロントゥイーターを球体上に近接球面配置したもの。この独自の配置により高い空間再現性を実現しつつ、トゥイーターの総面積を増やすことで音響エネルギーを確保。より実在感のある高域再現を可能にしたという。各ユニットは低歪ダブルネオジム磁気回路を搭載。トゥイーターに採用されたB4Cボロン振動板は、毎秒12,700mの伝搬速度と適度な内部損失を実現すると紹介されている。
ミッドレンジは170mm径で、毎秒6,300mという伝搬速度と紙に近い適度な内部損失を備えるNCV-R振動板を採用。低歪ダブルネオジム磁気回路で駆動する。低音域から中音域までの再生周波数帯域で、応答速度の速さと高S/Nを獲得し、リアリティーのあるサウンドを再現するとしている。
低域については、NCV振動板と17,000ガウスの強力磁気回路による250mmウーファーを対向配置してメカニカルに連結。さらに各ユニットで独立空気室を備えることで、各ユニットの機械的干渉および空気の干渉を徹底排除した。このユニットを駆動するデジタルアンプにはDSPを搭載し、4パターンのプリセット周波数特性を選択することができる。
なお、本機への入力については、標準装備される専用のネットワークコントローラー「NW-1」を介して行う。NW-1は、80Hz以下のウーファー帯域と、ミッドレンジ以上の帯域分離、適切な周波数特性補正を行う。
各スピーカーユニットが発生する機械振動の干渉を徹底排除したことも特徴。4個のトゥイーターは2.7kgにおよぶ鋼鉄製ベースにダイレクトに取り付けられて、支点も共通化。4個の振動板動作を完全に揃えることで、音の高いフォーカス感を実現しているという。また、4個のトゥイーターを一体化したブロックは、ミッドレンジを備えるエンクロージャーからフローティングされており、それぞれの振動の干渉も排除する。
ミッドレンジの背面には、1.6kgの大型重量ブロックを配置。スピーカーの駆動力の反作用の影響を大幅に低減する。また、ミッドレンジとウーファーの向きを90度変えることで、ウーファーの振動がミッドレンジへ伝搬するのを極力避けることが可能になり、中低域のS/Nを大きく向上させているという。
ネットワークや内部配線にも贅を尽くしており、ウーファー用ネットワークコイルには最高級の磁性材料であるファインメットを使用。コンデンサーには、独ムンドルフ社製のポリプロピレンコンデンサーを採用している。また、内部配線にはCHORD社のハイグレードケーブルを使用。スピーカースパイクには、アンダンテラルゴ社製のスルーホールスパイクを用いている。
ネットワークコントローラーNW-1については、ライン入力がXLRバランス/RCAアンバランスを各1系統搭載。ライン出力(ミッド/トゥイーター用)はXLRバランス/RCAアンバランスを各1系統、ウーファー用にはXLRバランス出力を1系統搭載する。NW-1の外形寸法は318W×85H×340Dmm、質量は7.2kg。
スピーカー本体の周波数特性は20Hz〜60kHz、出力音圧レベルは92dB、インピーダンスは4Ω。外形寸法は、420W×1,280H×480Dmm、質量は83kgとなる。
発表に先立って、DIASOULは製品発表会を開催。DIASOUL.AIが実際に導入されているぴあ(株)の試聴室にて発表会を行った。この試聴室は、ぴあが社員教育向けに用意したもので、同社社長が実際にDIASOUL.AIの音を聴いて導入を決めたとのこと。
最新モデルに付けられた「AI」という名前は、生々しい再現性を超えて、まるでAIを持った人工知能がその場で演奏しているかのように音楽が再生できるという意味が込められているという。
また、DIASOULが新たに製品販売会社として(株)Jupiter0を立ち上げ、今後は同社で本機の販売を行っていくことがアナウンスされた。同社では、DIASOUL.AIの販売に加えて、推奨システムの販売、総合的な音響プロデュースなども行うとのことだ。
なお、DIASOUL.AIの購入者には、開発者自らが設置調整に訪問して、環境に応じた音質チューニングまでを行うという。
DIASOULでは、このDIASOUL.AIを使った演奏会も計画。演奏会を通じて、本機の魅力を広くアピールしていく予定だという。
DIASOULは、三菱電機のオーディオブランド「DIATONE」においてスピーカーの開発に携わっていた寺本浩平氏が設立したオーディオブランド。2015年にハイエンドスピーカー「DIASOUL i」を発売したが、今回、その新型モデルとなるDIASOUL.AIを発表した。なお、寺本氏は現在、DIATONEのスピーカー開発にも関わっているという。
DIASOUL.AIは、4基のトゥイーターを球面に配置した「パワード球面波マルチトゥイーター」、NCV-R振動板によるミッドレンジ、2基のユニットを対向配置したアクティブウーファーによる3ウェイ・スピーカーとなる。従来モデルのDIASOUL.iから変更されたポイントは、ミッドレンジへのNCV-R振動板採用と、トゥイーターとミッドレンジのクロスオーバーをフローティング構造としている。
パワード球面波マルチトゥイーターは、4個の36mm径・B4Cボロントゥイーターを球体上に近接球面配置したもの。この独自の配置により高い空間再現性を実現しつつ、トゥイーターの総面積を増やすことで音響エネルギーを確保。より実在感のある高域再現を可能にしたという。各ユニットは低歪ダブルネオジム磁気回路を搭載。トゥイーターに採用されたB4Cボロン振動板は、毎秒12,700mの伝搬速度と適度な内部損失を実現すると紹介されている。
ミッドレンジは170mm径で、毎秒6,300mという伝搬速度と紙に近い適度な内部損失を備えるNCV-R振動板を採用。低歪ダブルネオジム磁気回路で駆動する。低音域から中音域までの再生周波数帯域で、応答速度の速さと高S/Nを獲得し、リアリティーのあるサウンドを再現するとしている。
低域については、NCV振動板と17,000ガウスの強力磁気回路による250mmウーファーを対向配置してメカニカルに連結。さらに各ユニットで独立空気室を備えることで、各ユニットの機械的干渉および空気の干渉を徹底排除した。このユニットを駆動するデジタルアンプにはDSPを搭載し、4パターンのプリセット周波数特性を選択することができる。
なお、本機への入力については、標準装備される専用のネットワークコントローラー「NW-1」を介して行う。NW-1は、80Hz以下のウーファー帯域と、ミッドレンジ以上の帯域分離、適切な周波数特性補正を行う。
各スピーカーユニットが発生する機械振動の干渉を徹底排除したことも特徴。4個のトゥイーターは2.7kgにおよぶ鋼鉄製ベースにダイレクトに取り付けられて、支点も共通化。4個の振動板動作を完全に揃えることで、音の高いフォーカス感を実現しているという。また、4個のトゥイーターを一体化したブロックは、ミッドレンジを備えるエンクロージャーからフローティングされており、それぞれの振動の干渉も排除する。
ミッドレンジの背面には、1.6kgの大型重量ブロックを配置。スピーカーの駆動力の反作用の影響を大幅に低減する。また、ミッドレンジとウーファーの向きを90度変えることで、ウーファーの振動がミッドレンジへ伝搬するのを極力避けることが可能になり、中低域のS/Nを大きく向上させているという。
ネットワークや内部配線にも贅を尽くしており、ウーファー用ネットワークコイルには最高級の磁性材料であるファインメットを使用。コンデンサーには、独ムンドルフ社製のポリプロピレンコンデンサーを採用している。また、内部配線にはCHORD社のハイグレードケーブルを使用。スピーカースパイクには、アンダンテラルゴ社製のスルーホールスパイクを用いている。
ネットワークコントローラーNW-1については、ライン入力がXLRバランス/RCAアンバランスを各1系統搭載。ライン出力(ミッド/トゥイーター用)はXLRバランス/RCAアンバランスを各1系統、ウーファー用にはXLRバランス出力を1系統搭載する。NW-1の外形寸法は318W×85H×340Dmm、質量は7.2kg。
スピーカー本体の周波数特性は20Hz〜60kHz、出力音圧レベルは92dB、インピーダンスは4Ω。外形寸法は、420W×1,280H×480Dmm、質量は83kgとなる。
発表に先立って、DIASOULは製品発表会を開催。DIASOUL.AIが実際に導入されているぴあ(株)の試聴室にて発表会を行った。この試聴室は、ぴあが社員教育向けに用意したもので、同社社長が実際にDIASOUL.AIの音を聴いて導入を決めたとのこと。
最新モデルに付けられた「AI」という名前は、生々しい再現性を超えて、まるでAIを持った人工知能がその場で演奏しているかのように音楽が再生できるという意味が込められているという。
また、DIASOULが新たに製品販売会社として(株)Jupiter0を立ち上げ、今後は同社で本機の販売を行っていくことがアナウンスされた。同社では、DIASOUL.AIの販売に加えて、推奨システムの販売、総合的な音響プロデュースなども行うとのことだ。
なお、DIASOUL.AIの購入者には、開発者自らが設置調整に訪問して、環境に応じた音質チューニングまでを行うという。
DIASOULでは、このDIASOUL.AIを使った演奏会も計画。演奏会を通じて、本機の魅力を広くアピールしていく予定だという。
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