ケーブルは「基準」であり「信頼」

【ケーブル大全2019 記事チラ見せ】巻頭インタビュー/世界的エンジニアGoh Hotodaのケーブル観

公開日 2018/08/24 17:12 季刊オーディオアクセサリー編集部
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世界におけるハウスミュージックの基盤を作ったと言われるマドンナの『VOGUE』や、国民的ヒットとなった宇多田ヒカルの『Automatic』、ジャパニーズロックシーンを代表するレベッカ、そして伝説的R&Bシンガー、チャカ・カーン・・・。ミックスエンジニア/プロデューサーのGoh Hotodaさんが手がけた作品は、そのいずれもが音楽シーンを変えたと言っても過言ではない作品ばかりだ。

世界的評価を得るGoh Hotodaさんは、ケーブルにも確かなこだわりを持っている。『ケーブル大全2019』誌では、巻頭・特別企画としてGoh Hotodaさんの自宅スタジオを訪ね、オーディオ伝送における必須アイテム「ケーブル」に何を求め、どのように使いこなしているのか、インタビューを敢行した。聞き手/執筆は鈴木 裕氏である。



伊豆半島にある、海に面したとある町。その高台にGoh Hotodaさんの自宅兼スタジオはある。世界的なレコーディングエンジニアであり、レベッカのNOKKOの夫君としても知られるGoh Hotodaさん。自宅2階のリビングルームにあるのは、趣味のオーディオシステム。JBLのフルレンジユニットLE8Tを中心としたシステムが設置されており、仕事であるプロフェッショナルオーディオのみならず、コンシューマーオーディオについてもこだわりを持っている。

数々のヒット作に関わり続け、そのサウンドでも世界的な評価を得るGoh Hotodaさん

普段のスタジオワークの後、Goh Hotoda氏はアナログプレーヤーもセットされたそのシステムで音楽を楽しんでいる。世界的エンジニアが自宅で楽しむオーディオシステムの音は、どんな音調なのか。「聴かせてもらうと夢のようにいい音だった」と鈴木氏。その詳細は誌面に譲るが、機器はもちろん、それらを繋ぐオーディオケーブル類についても、各種を試した上で機材に合致する、音調に納得のいくケーブルが使われている。

次に自宅スタジオへ場所を移し、Goh Hotodaさんの「仕事としてのケーブル観」を伺う。モニタースピーカーは2ペアあり、ひとつがオーシャンウェイ・プロのHR4S、もうひとつがアンフィオンのTwo18。必要に応じて切り替えて使っている。基本的には、スタジオの機材のケーブルは全て同じもので揃えているのも特徴だ。

「Gohさんにとってケーブルとはなんですか?」とズバリ根本的な質問をする。その答えは、「音の素材」から"音楽的に大切な要素を引き出す"ために必要なレベルを満たすこと。オーディオケーブルはあくまで基準を大事にすることだと語る。これは一見シンプルに見える要求だが、実は音楽に関わるものとして、極めて重要かつ厳しい要求でもある。

Goh Hotodaさんのケーブル観をズバリ語っていただいた

オーディオケーブルとは「基準」であり「信頼」である。「それ以上でも、それ以下のものでもない」、そうすれば出てくる音は自分次第になる、ということ。コンシューマーオーディオでも、基準たり得る性能と信頼性はまさしくケーブルに必須の要件なのだ。

取材に伺った日は、あるシンガーのアルバムを配信用にリマスタリングしている、そんな忙しい日々のある日の午後。最新の機材で、最新のケーブルを使いながら、「音の素材」を洗いざらい引き出す作業。「音楽」に対する理解と、ミュージシャンの想いをも理解する感性とテクニックでどこがどう変わるのか。楽曲の聴き比べをさせてもらうと、眼の前で体験できた達人の腕のすごさを実感させられた。誌面では詳しくレポートしているので、ぜひご覧いただきたい。

※ケーブルのさらに詳細な音質レポートや特徴、ケーブル周りのクオリティアップ使いこなし情報は、最新号の『ケーブル大全2019』誌に掲載している。書店にてその内容をぜひお確かめ下さい。

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