900W/600Wの2モデルを用意
DEVIALET、小型化したワイヤレススピーカー「PHANTOM REACTOR」。約16万円から
フランスのオーディオブランド DEVIALET(デビアレ)は、ワイヤレス・アクティブスピーカー「PHANTOM」に、シリーズ初となるコンパクトモデル「PHANTOM REACTOR」を追加。22日から二子玉川・蔦谷家電などで発売開始する。
「PHANTOM REACTOR 900」¥199,000(税抜)
「PHANTOM REACTOR 600」¥159,000(税抜)
PHANTOM REACTOR 900は出力900W、PHANTOM REACTOR 600は出力600Wのモデル。出力以外は同一の仕様となる。
デビアレはハイエンドクラスのHi-Fiオーディオ用アンプで知られるフランスのオーディオブランド。2015年にWi-FiやBluetooth、アンプを内蔵したワイヤレススピーカー「PHANTOM」(現在はPHANTOM PREMIERシリーズとしてラインナップ)を発売した。
PHANTOM PREMIERは同サイズながら出力や振動板が異なる3機種をラインナップしていたが(関連ニュース)、今回、大幅にコンパクト化して価格も抑えた「PHANTOM REACTOR」が新たに加わった。
「PHANTOM」と「PHANTOM REACTOR」の違いだが、まずサイズが大きく異なる。外形寸法/質量は、PHANTOMが252W×255H×342Dmm/11.4kgだったのに対して、PHANTOM REACTORは157W×168H×219Dmm/4.3kg。容積は前者が12Lだったのに対して、本機は3Lと大幅に小型化した。
ユニット構成の構成も異なる。PHANTOMは、両サイドに背中合わせに配置された2基のウーファー、正面に同軸配置されたミッドレンジとトゥイーターの、合計4基のユニットで構成されている。対してPHANTOM REACTORは、サイドのウーファーこそ同様の構成(ユニット口径はもちろん異なる)だが、正面側はフルレンジユニット1基のみを配置している。
フルレンジ、ウーファーともにアルミニウム振動板を採用。これはPHANTOMのスタンダードモデル「PHANTOM CLASSIC」がいずれもアルミニウム振動板を採用しているのと同様だ。
機能面も基本的にPHANTOMと同様で、Wi-Fi/Bluetoothに対応。Wi-Fi経由で、ローカルネットワーク上のサーバー内の音楽ファイル、Spotify、Apple Music、TIDAL、DEEZERなどの音楽ストリーミングの再生が行える。AirPlayにも対応する。DAC部は192kHz/24bitに対応している。
入力端子はLANに加えて、光デジタル/アナログ入力両対応の3.5mm端子を搭載。上位のPHANTOM PREMIUMは光デジタル入力のみの搭載だったが、本機ではさらにカジュアルな用途にも対応すべくアナログ入力にも対応した。
上位機と同様に、2台を用いてのステレオ再生も可能。さらに3台以上を用いてのマルチルーム再生は、上位機では専用ハブが必要になるのに対して、本機では専用ハブ無しのWi-Fi接続だけで実現できる(アップデートで対応予定)。
PHANTOMと異なるのは、本体にタッチセンサー式ボタンを搭載した点だ。入力切り替えやボリューム操作が本体から行える。
内蔵するデビアレ独自のアンプ/スピーカー技術はいずれも踏襲、一部はさらに進化させた最新バージョンを搭載している。アンプには、アナログ増幅段とデジタル増幅段を組み合わせたデビアレの特許技術ADH(Analog Digital Hybrid)を採用。最新のADH「V3」チップを搭載しており、コンパクトなスピーカーながら900W/600Wという出力を実現する。
独自の数学モデルを用いてスピーカー駆動を正確に管理して、アンプおよびユニットの性能を限界まで引き出す「SAM(スピーカーアクティブマッチング」、音響処理によって重低音を生成する「HBI(ハートベースインプロージョン)」、球面デザインにより理想的な音響効果を実現するという「ACETM(アクティブコスフェリカエルエンジン)」など、いずれもデビアレ独自の技術を上位機と同様に採用している。
結果、周波数特性はこのサイズながら18Hz-21kHz(@-6dB)、THD+Nは0.001%を実現している(PHANTOM CLASSICは16Hz-25kHz/@-6dB、THD+Nは0.0005%)。
なお、本製品の発表会は11月22日に東京。二子玉川の蔦谷家電で行われる。
「PHANTOM REACTOR 900」¥199,000(税抜)
「PHANTOM REACTOR 600」¥159,000(税抜)
PHANTOM REACTOR 900は出力900W、PHANTOM REACTOR 600は出力600Wのモデル。出力以外は同一の仕様となる。
デビアレはハイエンドクラスのHi-Fiオーディオ用アンプで知られるフランスのオーディオブランド。2015年にWi-FiやBluetooth、アンプを内蔵したワイヤレススピーカー「PHANTOM」(現在はPHANTOM PREMIERシリーズとしてラインナップ)を発売した。
PHANTOM PREMIERは同サイズながら出力や振動板が異なる3機種をラインナップしていたが(関連ニュース)、今回、大幅にコンパクト化して価格も抑えた「PHANTOM REACTOR」が新たに加わった。
「PHANTOM」と「PHANTOM REACTOR」の違いだが、まずサイズが大きく異なる。外形寸法/質量は、PHANTOMが252W×255H×342Dmm/11.4kgだったのに対して、PHANTOM REACTORは157W×168H×219Dmm/4.3kg。容積は前者が12Lだったのに対して、本機は3Lと大幅に小型化した。
ユニット構成の構成も異なる。PHANTOMは、両サイドに背中合わせに配置された2基のウーファー、正面に同軸配置されたミッドレンジとトゥイーターの、合計4基のユニットで構成されている。対してPHANTOM REACTORは、サイドのウーファーこそ同様の構成(ユニット口径はもちろん異なる)だが、正面側はフルレンジユニット1基のみを配置している。
フルレンジ、ウーファーともにアルミニウム振動板を採用。これはPHANTOMのスタンダードモデル「PHANTOM CLASSIC」がいずれもアルミニウム振動板を採用しているのと同様だ。
機能面も基本的にPHANTOMと同様で、Wi-Fi/Bluetoothに対応。Wi-Fi経由で、ローカルネットワーク上のサーバー内の音楽ファイル、Spotify、Apple Music、TIDAL、DEEZERなどの音楽ストリーミングの再生が行える。AirPlayにも対応する。DAC部は192kHz/24bitに対応している。
入力端子はLANに加えて、光デジタル/アナログ入力両対応の3.5mm端子を搭載。上位のPHANTOM PREMIUMは光デジタル入力のみの搭載だったが、本機ではさらにカジュアルな用途にも対応すべくアナログ入力にも対応した。
上位機と同様に、2台を用いてのステレオ再生も可能。さらに3台以上を用いてのマルチルーム再生は、上位機では専用ハブが必要になるのに対して、本機では専用ハブ無しのWi-Fi接続だけで実現できる(アップデートで対応予定)。
PHANTOMと異なるのは、本体にタッチセンサー式ボタンを搭載した点だ。入力切り替えやボリューム操作が本体から行える。
内蔵するデビアレ独自のアンプ/スピーカー技術はいずれも踏襲、一部はさらに進化させた最新バージョンを搭載している。アンプには、アナログ増幅段とデジタル増幅段を組み合わせたデビアレの特許技術ADH(Analog Digital Hybrid)を採用。最新のADH「V3」チップを搭載しており、コンパクトなスピーカーながら900W/600Wという出力を実現する。
独自の数学モデルを用いてスピーカー駆動を正確に管理して、アンプおよびユニットの性能を限界まで引き出す「SAM(スピーカーアクティブマッチング」、音響処理によって重低音を生成する「HBI(ハートベースインプロージョン)」、球面デザインにより理想的な音響効果を実現するという「ACETM(アクティブコスフェリカエルエンジン)」など、いずれもデビアレ独自の技術を上位機と同様に採用している。
結果、周波数特性はこのサイズながら18Hz-21kHz(@-6dB)、THD+Nは0.001%を実現している(PHANTOM CLASSICは16Hz-25kHz/@-6dB、THD+Nは0.0005%)。
なお、本製品の発表会は11月22日に東京。二子玉川の蔦谷家電で行われる。
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