ミックスウェーブにて取り扱い開始

米Voyage Audio、360度立体音響サウンドを収録できるAmbisonicsマイク「Spatial Mic」

公開日 2020/05/25 13:10 編集部:川田菜月
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ミックスウェーブは、米Voyage Audio社の取り扱いを開始。立体音響技術の一つであるAmbisonicsを用いたマイクロフォン「Spatial Mic」を5月25日から発売する。価格は税抜118,000円で、台数限定の初回導入キャンペーンでは税抜100,000円で購入できる。

「Spatial Mic」

Spatial Micは、立体音響技術「Ambisonics」を用いて360度立体音響サウンドが収録できるマイクロフォン。インターフェース機能を内蔵することでポータブルマイクとしての携帯性も備えている。

8基のダイヤフラムを搭載し正確な空間表現を実現。出力はADAT/USBから選択可能で、オーディオインターフェースにADAT入力があれば、Ambisonics対応のDAWを用いて最大48kHz/24bitで収録可能。

8基のダイヤフラムを搭載

USBマイクとしてPCやMac、スマートフォン、タブレットでも使用できる。なお、スマートフォン等にレコーディングする場合は「n-Tracks」などマルチトラックレコーディング対応のアプリを使用する必要がある。

USB使用時には最大96kHz/24bitで収録可能。なおUSB接続時はバスパワーで動作する。micro-USBを用いた外部5v/500mA電源入力も使用可能で、モバイルバッテリーやUSB充電アダプター等を接続することもできる。

ボディはアルミニウムとナイロンで構成され、質量は約249gとコンパクトかつ軽量。3.5mmヘッドフォン出力を装備し、バイノーラルにデコードされたサウンドで音源の位置関係をモニタリングしながら高品位な3Dサウンド収録を行えるとアピールする。また1/4インチのネジ穴を装備し、映像機器等との接続にも対応する。

専用プラグイン「Spatial Mic Converter Plug-in」は、Spatial Micで収録されたサウンドを1次2次Ambisonics、ambiX/Fumaに変換するエンコーダーとして機能。内部には64chのフィルター・マトリクスを用いる。出力フィルターは2タイプから選択可能、Spatial Micで様々なマイクの指向性とステレオマイキングを再現する「Virtual Mic機能」も装備する。

専用プラグイン「Spatial Mic Converter Plug-in」

内部パラメーターをリモートコントロールするアプリ「Spatial Mic Control app」も用意。メーター表示モードでの本体LEDのON/OFFも操作可能となる。専用プラグインおよびアプリの対応OSは、MacOSX10.11以上/Windows10。Spatial Mic ConverterプラグインフォーマットはVST(Mac/Win) / AAX(Mac OSXのみ)。

動作環境は、Mac OSXではCore audioドライバーを用いるためプラグ&プレイで使用可能。Windows 10ではDAWに録音する場合、ASIO4ALLを用いることが推奨される。付属品は、USB-C to USB-Cケーブル(長さ3m)、USB C to Aケーブル(長さ3m)、1/4-20 to 5/8''ボールタイプのマイクスタンド用マウントを同梱する。

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