ペア440万円

WestminsterLab、小型/高出力のA級モノラルパワーアンプ「Rei」

公開日 2021/03/15 16:04 編集部:成藤 正宣
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ブライトーンは、同社取り扱いブランドWestminsterLabから、クラスAモノラルパワーアンプ「Rei」を発売する。価格は4,400,000円(ペア/税込)。

「Rei」

同ブランドが2016年に発表したパワーアンプ「UNUM」をベースに、独自技術「iBiasテクノロジー」「CCSシステム」を搭載して開発されたパワーアンプ。一般的なクラスAアンプよりはるかに早くウォームアップし、また電流とアンプの負荷に応じてバイアスを絶えず変化させることで、クラスAの長所を最大限に生かしたユニークな設計を実現したとする。

搭載するトランジスタは1%以内でマッチングを取るだけでなく、複数の動作点におけるマッチング/ペアリング、数時間の高負荷下におけるストレステストも実施。結果として、筐体サイズを抑制しつつ400Wのパワー供給を実現している。

メインシャーシは、非常に精密なCNC加工を施した宇宙航空グレード6063アルミ合金製コンポーネントを2つ組み合わせた構造で、電源とその他の部位との機械的振動を分離。外部パネルは電源側に固定し、オーディオ帯域内の多くの微振動を吸収させる設計としている。

また、シャーシの主要コンポーネントのひとつであるメインヒートシンクは、機械的剛性と共振の抑制を両立するため非対称にデザインされている。

シャーシは宇宙航空グレードのアルミ合金製コンポーネント2つで構成

電源は、電圧/電流の両面において低ノイズを追求するだけでなく、高負荷下でもその特性を維持できる設計としており、突然の負荷の急増にも対応できるパワーを供給。

基板には、長年のテストと試作に基づき、非常に厚く純度の高い銅の層を採用。はんだ付けによるポイント・ツー・ポイント配線にも匹敵するピュアでスピーディ、かつ透明なサウンドを実現したという。

基板には極厚/高純度の銅層を用いることで、ピュアな音質を実現

単体出力は400W(@2Ω)/200W(@4Ω)/100W(@8Ω)、ブリッジ接続時のパワーは800W(@4Ω)/400Ω(@8Ω)。再生周波数特性は5Hz - 40kHz(±0.1dB)/2Hz - 52kHz(- 1dB)。歪み率は<0.1%(1kHz、100W @8Ω)。SN比は104dB(A-weighted)。

「Rei」背面

入出力端子はXLRバランスを1基ずつ、スピーカー端子1系統を搭載。入力インピーダンスは200kΩ、出力インピーダンスは0.018Ω、出力電圧は12Vrms。外形寸法は232W×112H×320Dmm、質量は16kg。オリジナル電源ケーブル(1.5m)が付属する。

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