【PR】A4サイズで大満足の実力
小型なのに驚きの本格派! ティアック505シリーズで高CPなデスクトップ/メインシステム構築を試す
ティアックのReference 500シリーズは、A4サイズのメカニックで頑強なメタルボディと、驚くべき高品位な音質が融合した、同社の人気シリーズである。プリメインアンプからヘッドホンアンプ内蔵DACやネットワークプレーヤー、フォノイコライザーアンプ、マスタークロックジェネレーターまでと、実に幅広いラインアップを展開してきた。
そんなロングランシリーズの最新ラインアップに、この度、オランダHYPEX社のクラスDアンプモジュールを搭載したプリメインアンプAX-505とパワーアンプAP-505が登場した。HYPEX社は、優れたクラスDアンプ技術でハイファイオーディオ機器への採用も多く、クオリティは折り紙付き。まさに巣ごもりオーディオに最適なこの2モデル、「デスクトップオーディオ」と「本格システム構築」の2パターンで、具体的なシステムプランを考えてみよう。
1.【AX-505活用】 コンパクトデスクトッププラン
UD-505+AX-505で実践、YouTubeもハイレゾも高音質に!
2.【AP-505活用】 本格システムプラン
SACD30nと組み合わせ、CDもストリーミングも楽しめる本格システムにトライ!
■AX-505を中心にデスクトップオーディオを構築!仄かな甘味も感じるしなやかな音色
まずはプリメインアンプAX-505を中心としたシステムを考えよう。同じくTEACのUSB-DAC「UD-505」とTANNOYの最新ブックシェルフスピーカー「Platinum B6」を組み合わせることで、コンパクトなデスクトップシステムが実現できる。
AX-505は、HYPEX社の最新モジュールであるNcoreを搭載、出力は130W+130W(4Ω)を誇る。大型トロイダルコアトランスを採用し整流回路にショットキーバリアダイオードを用いた良質な電源部の確保に始まり、左右チャンネル独立の抵抗切り替え式ボリュームやバランス入力の搭載、そして、リファレンスシリーズの顔でもある剛性や制振性にも優れるフルメタルジャケット筐体など、このクラス、このサイズの機器として、こだわり抜かれた仕様となっている。さらに、フロントパネルに配されたバックライト搭載の指針式レベルメーターも、実に遊び心を感じさせる。
UD-505と組み合わせて、ノートパソコンとUSB接続してハイレゾファイルを再生してみると、快適で心地のよい、充実度の高いサウンドが繰り出された。ブックシェルフスピーカーからは、立体的な視界によって音楽が立ち現れるとともに、音楽表現を脚色せず、どこにも強調がない。それでいて、音色としては温かみに溢れ、音の厚みもしっかりあるので、いつまでも聴いていられる心地よさがある。
また、良質なクラスDアンプモジュールならではのキビキビとした駆動は、深い低音から高域まで、スピーディーなレスポンスで音楽を描いていく。そして、Ncoreアンプモジュールを用いた他のアンプで度々感じることができる、生き生きとして、もちもちとした質感の音もしっかりと堪能できる。
筆者が録音した、日本オーディオ協会監修“音のリファレンスシリーズII”に収録のピアノ曲、ドビュッシーの「沈める寺」を再生すると、ホールのステージで奏でられるべーゼンドルファーピアノの姿が写実的に浮かび上がった。弱音部の音と音の合間からは、静まりかえったホールに響く音の余韻が消え際まで明瞭に耳に届いてきて、アンプをはじめとする、このシステム全体のS/N感の高さを実感させる。
楽曲の中で繊細に操られる打鍵のタッチの強弱や、サスティンペダルの踏み込み加減による余韻の変化までをしっかりと楽しむことができるのだ。何よりも、音が尖ってしまいがちなピアノの高音域が、楽器の音色のイメージを損なわずに、なおかつ耳に尖らず、ホールで聴いたピアノ固有の音のイメージをそのまま再現することに、とても驚かされた。
同じく、同じホールに設えられたパイプオルガンで収録したJ.S.バッハの「尊き御神の統べしらすままにまつろい BWV642」は、やはりホールに響く余韻の長さから、S/N感の高さが快く伝わる。さすがにスピーカーのサイズもあり、超低音のパイプの踏み込みを完全に再現するのは困難だが、不足を感じさせない充実した低音を楽しませ、オルガンパイプが持っている煌びやかな音色を、瑞々しく、そしてしなやかな音色で美しく描き上げる。どこにも強調がないのだが、無味無臭というわけではなくが、どことなく仄かな甘味を感じさせるスウィートさを持っているのだ。
続いて、ジャズのピアノトリオ音源を再生してみると、温かみのあるピアノの音色と、ウッドベースの素早いレスポンスが印象的だ。全体的に穏やかで聴き易い音色なのだが、トリオの3人の演奏は、生き生きとした躍動感がきちんと再現され、音楽の楽しさが伝わってくるサウンドだ。窮屈だったり、抑制された感じがないところに美点がある。ボーカルソースを聴いてみても、声の厚みがリッチに再現され、実に聴き心地がよかった。
さらに、ここで再生ソースを、YouTubeへと切り替えて再生してみる。音元出版が制作した「OTOTEN online」のスピーカーシステム一斉試聴動画を再生すると、スピーカーごとのサウンド傾向の違いを確認することができた。やはり、同じYoutubeソースをみるにしても、しっかりとしたオーディオシステムでスピーカー再生すると、その楽しみも大きく倍増することだろう。このシステムは、音楽ジャンルを問わず、非常にバランスのよいサウンドが楽しめる組み合わせだと実感した。
そんなロングランシリーズの最新ラインアップに、この度、オランダHYPEX社のクラスDアンプモジュールを搭載したプリメインアンプAX-505とパワーアンプAP-505が登場した。HYPEX社は、優れたクラスDアンプ技術でハイファイオーディオ機器への採用も多く、クオリティは折り紙付き。まさに巣ごもりオーディオに最適なこの2モデル、「デスクトップオーディオ」と「本格システム構築」の2パターンで、具体的なシステムプランを考えてみよう。
1.【AX-505活用】 コンパクトデスクトッププラン
UD-505+AX-505で実践、YouTubeもハイレゾも高音質に!
2.【AP-505活用】 本格システムプラン
SACD30nと組み合わせ、CDもストリーミングも楽しめる本格システムにトライ!
■AX-505を中心にデスクトップオーディオを構築!仄かな甘味も感じるしなやかな音色
まずはプリメインアンプAX-505を中心としたシステムを考えよう。同じくTEACのUSB-DAC「UD-505」とTANNOYの最新ブックシェルフスピーカー「Platinum B6」を組み合わせることで、コンパクトなデスクトップシステムが実現できる。
AX-505は、HYPEX社の最新モジュールであるNcoreを搭載、出力は130W+130W(4Ω)を誇る。大型トロイダルコアトランスを採用し整流回路にショットキーバリアダイオードを用いた良質な電源部の確保に始まり、左右チャンネル独立の抵抗切り替え式ボリュームやバランス入力の搭載、そして、リファレンスシリーズの顔でもある剛性や制振性にも優れるフルメタルジャケット筐体など、このクラス、このサイズの機器として、こだわり抜かれた仕様となっている。さらに、フロントパネルに配されたバックライト搭載の指針式レベルメーターも、実に遊び心を感じさせる。
UD-505と組み合わせて、ノートパソコンとUSB接続してハイレゾファイルを再生してみると、快適で心地のよい、充実度の高いサウンドが繰り出された。ブックシェルフスピーカーからは、立体的な視界によって音楽が立ち現れるとともに、音楽表現を脚色せず、どこにも強調がない。それでいて、音色としては温かみに溢れ、音の厚みもしっかりあるので、いつまでも聴いていられる心地よさがある。
また、良質なクラスDアンプモジュールならではのキビキビとした駆動は、深い低音から高域まで、スピーディーなレスポンスで音楽を描いていく。そして、Ncoreアンプモジュールを用いた他のアンプで度々感じることができる、生き生きとして、もちもちとした質感の音もしっかりと堪能できる。
筆者が録音した、日本オーディオ協会監修“音のリファレンスシリーズII”に収録のピアノ曲、ドビュッシーの「沈める寺」を再生すると、ホールのステージで奏でられるべーゼンドルファーピアノの姿が写実的に浮かび上がった。弱音部の音と音の合間からは、静まりかえったホールに響く音の余韻が消え際まで明瞭に耳に届いてきて、アンプをはじめとする、このシステム全体のS/N感の高さを実感させる。
楽曲の中で繊細に操られる打鍵のタッチの強弱や、サスティンペダルの踏み込み加減による余韻の変化までをしっかりと楽しむことができるのだ。何よりも、音が尖ってしまいがちなピアノの高音域が、楽器の音色のイメージを損なわずに、なおかつ耳に尖らず、ホールで聴いたピアノ固有の音のイメージをそのまま再現することに、とても驚かされた。
同じく、同じホールに設えられたパイプオルガンで収録したJ.S.バッハの「尊き御神の統べしらすままにまつろい BWV642」は、やはりホールに響く余韻の長さから、S/N感の高さが快く伝わる。さすがにスピーカーのサイズもあり、超低音のパイプの踏み込みを完全に再現するのは困難だが、不足を感じさせない充実した低音を楽しませ、オルガンパイプが持っている煌びやかな音色を、瑞々しく、そしてしなやかな音色で美しく描き上げる。どこにも強調がないのだが、無味無臭というわけではなくが、どことなく仄かな甘味を感じさせるスウィートさを持っているのだ。
続いて、ジャズのピアノトリオ音源を再生してみると、温かみのあるピアノの音色と、ウッドベースの素早いレスポンスが印象的だ。全体的に穏やかで聴き易い音色なのだが、トリオの3人の演奏は、生き生きとした躍動感がきちんと再現され、音楽の楽しさが伝わってくるサウンドだ。窮屈だったり、抑制された感じがないところに美点がある。ボーカルソースを聴いてみても、声の厚みがリッチに再現され、実に聴き心地がよかった。
さらに、ここで再生ソースを、YouTubeへと切り替えて再生してみる。音元出版が制作した「OTOTEN online」のスピーカーシステム一斉試聴動画を再生すると、スピーカーごとのサウンド傾向の違いを確認することができた。やはり、同じYoutubeソースをみるにしても、しっかりとしたオーディオシステムでスピーカー再生すると、その楽しみも大きく倍増することだろう。このシステムは、音楽ジャンルを問わず、非常にバランスのよいサウンドが楽しめる組み合わせだと実感した。