10月発売、税込99,000円前後

EARMEN、フルバランス構成のUSB DAC「Tradutto」。LDAC接続/MQA再生にも対応

公開日 2021/10/15 00:00 編集部:杉山康介
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ユキムは、同社が取り扱うEARMENのフルバランス構成USB DAC「Tradutto(トラデュット)」を、10月より発売する。価格はオープンだが、税込99,000円前後での実売が予想される。

Tradutto

DACチップにはESS製「ES9038Q2M」を搭載し、最大でPCM 768kHz/32bit、DSD512をサポートするほか、MQA再生にも対応。XMOS社の16コアチップ「XU216」は、最新のSuper Speed USB規格をクリアした2000MIPSのクロックスピードと512KBのメモリー能力により、S/PDIF信号に優れた性能で対応するという。

筐体は高い絶縁性を持つというフルブロック・アルミニウムの削り出しで、基板にはスイスで制作される表面実装の4層金メッキ基板を採用。内部パーツではドイツ製WIMAフィルム・コンデンサとMELF型低ノイズ抵抗を組み合わせ、オペアンプにはテキサスインスツルメンツ製の「SoundPlus OPA1642」を採用する。ジッター低減のため慎重にクロックを同期させ、デジタル/アナログ回路の電源部はセパレート構成となっている。

入力端子はUSB B/同軸デジタル/光デジタルを搭載し、Bluetooth接続にも対応。Qualcomm社「QCC5124」を採用しており、SBS/AAC/aptX/aptX HD/patX LL/LDACのコーデックをサポートする。

本機の背面図

出力端子はRCA/4.4mmフルバランスを1系統ずつ搭載。アナログ段はバランス回路で構成されているため、4.4mm端子からXLR入力を持つプリアンプへフルバランス接続が行えるマニアライクな仕様とのこと。

外形寸法は150W×30H×150Dmmで、質量は550g。製品にはリモコンと電源アダプタが付属する。

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