「Z1」のアップグレードモデル

Silent Angel、25MHz TCXOクロック搭載のミュージックサーバー「Z1 Plus」

公開日 2023/05/12 00:00 編集部 : 伴 修二郎
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完実電気は、Silent Angelのミュージックサーバー「Z1 Plus」を5月19日より発売する。いずれもオープン価格で、ラインナップの詳細と市場での想定価格(税込)は以下の通り。カラーバリエーションはシルバー/ブラックの2色を用意する。

「Z1 Plus」(シルバー)

「Z1 Plus」(ブラック)

・「Z1PLUS-16G-1T-S」 495,000円前後
・「Z1PLUS-16G-1T-B」 495,000円前後
・「Z1PLUS-32G-4T-S」 858,000円前後
・「Z1PLUS-32G-4T-B」 858,000円前後

「Z1 Plus」は、Silent Angelのオーディオ用ミュージックサーバー「Z1」のアップグレードモデル。新たに25MHz駆動のTCXOクロックを搭載し、ネットワークの遅延とジッターを最小限に抑制するとアピールする。

改良を施したEMIアブソーバーにより高い透磁率(>120 @1MHz)を実現。USB出力には高度な高周波フィルターを搭載し、ノイズレベルを大幅に低減したとする。

インテル製の4コアCPU および NVMe SSDを搭載してハードウェア性能を強化。Z1と比較すると処理速度は2.7倍に向上した。USB出力ではDSD512、PCM768kHz/24bitをサポート。また、SSDにはEMI アブソーバーと電力調整回路を備え、コントローラチップからの電源ノイズを分離する。

天面イメージ

筐体は振動やノイズから効果的に保護する堅牢なアルミ合金を採用。Silent Angleオリジナル工法(特許取得済)で削り出し加工し、音質劣化の要因となる外来ノイズの飛び込みや回り込みを最小限に抑制する。グラフェンと銅製ヒートシンクを組み込んだ最先端の冷却システムは、CPUとSSDから発生する熱を効率的にケースに放熱し、筐体内のノイズを抑制して最適な再生パフォーマンスを実現するという。

ネットワーク接続用とオーディオプレーヤー接続用に2系統のイーサネットポートを装備。オーディオプレーヤー用ポートはHQ Player NAAをサポートする。入出力端子はUSBオーディオ出力、USB3.1×2、USB2.0×1、USB Type-C×1(容量拡張)、RJ-45(1000base-T)×2、外部クロック入力端子(25MHz/50Ω/矩形波)を備える。

背面部イメージ

LinuxベースのサーバーOS「VitOS」を搭載し、サーバーのパフォーマンスを効率化することで、ネットワーク遅延を最小限に抑えた安定した動作を実現。Amazon music、TIDAL、qobuz、AirPlay、Spotify connectといったストリーミングサービスに対応。Roon Server、DLNAレンダラーとしても機能する。各種設定はモバイル専用アプリ「VitOS Manager」から行える。

マスタークロックジェネレーターGXによるアップグレードもサポートする。外形寸法は200W×65H×200Dmm、質量は3.6kg。

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