SFPポートのみ搭載

スフォルツァート、ゼロリンク対応ネットワークプレーヤー「DSP-Columba」「DSP-Corvus」

公開日 2023/09/27 12:19 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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スフォルツァートは、ゼロリンク接続対応のネットワークプレーヤー「DSP-Columba」と「DSP-Corvus」を発売する。価格はDSP-Columbaが1,650,000円(税込)、DSP-Corvusが858,000円(税込)。

「DSP-Columba」

「DSP-Corvus」

DSP-ColumbaはトランスポートとDACが別筐体モデル、DSP-Corvusは一体型プレーヤーだが、内部配線ではゼロリンク相当の伝送が実現されているモデルとなる。なおスフォルツァートの製品の型番は、現代に選定された星座の名前から名付けられており、Columbaは鳩座、Corvusはからす座を意味する。

ゼロリンクは、DA変換における非同期動作を排除する伝送方式で、現時点ではスフォルツァートとSOULNOTEによって採用されている。「正確なDA変換を実現することで、音楽ソースに記録された情報を余すことなく、一切の誇張もなく再現する」としている。

DSP-Columbaには強力なリニア電源を搭載。旧モデル「DSP-Dorado」と比較して、デジタル用には2倍、アナログ用には2.4倍の容量のトランスを採用している。またトランスポート部にもリニア電源を採用している。

またネットワーク端子はSFPポートのみの搭載で、RJ-45は非搭載となる。トランシーバーモジュールは同梱されない。トランスポート部にはUSB typeB入力とゼロリンク出力を搭載。DAC部にはゼロリンク入力と、アナログ出力としてRCA、XLRを1系統ずつ搭載する。

UPnP/OpenHome再生に対応するほか、Diretta TargetとしてLAN DACとしても使用可能。またRoon Readyにも対応する。操作アプリとしては、UPnP/OpenHome対応のアプリのほか、「Taktina」も利用できる。

DAコンバーターには「ES9038Pro」を左右1基ずつモノラルで搭載。再生フォーマットはPCM768kHz/32bitまでと、DSD512までに対応する。

DSP-Corvusは、DSP-Columba譲りの強力な電源を搭載する一体型ネットワークプレーヤー。上記の通り、内部のトランスポートとDACの接続に、ゼロリンク相当の伝送が活用されている。ネットワーク再生の基本スペックはDSP-Columbaと共通で、UPnP/OpenHome再生やDiretta Target、Roon Readyなどに対応する。

こちらも入力はSFPポートとUSB typeBを搭載。出力はアナログRCAとXLRを各1系統。DAコンバーターもES9038Proを左右1基ずつモノラルで搭載。再生フォーマットはPCM768kHz/32bitまでと、DSD512までに対応する。

なお、DSP-ColumbaおよびDSP-Corvusのいずれも内部にはクロックを搭載していないため、外部クロックが必須となる。製品の購入者には、小型のクロックユニットが同梱される。

DSP-Columbaのトランスポート部のサイズは390W×327D×85Hmm、DAC部は390W×327D×103Hmm。DSP-Corvusのサイズは390W×327D×85Hmm。

なお、スフォルツァート製品は今春より(株)リジェールが国内販売を担当している。

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