ハイエンドヘッドホンに特化した専門ショップ
防音室でヘッドホンを“本気聴き”!アバック横浜・ヘッドホン専門店の新しい取り組み
今年の10月20日、神奈川県横浜市にハイエンドヘッドホンのみにこだわったアバックのヘッドホン専門店が誕生。オープンして1ヶ月半が経過した新店舗を訪問した。
「アバック ヘッドホン横浜店」は、JR京浜東北線の関内駅から徒歩5分程度、ホームシアターを中心に提案する「アバック横浜店」が入居するビルのB1フロアに設けられている。完全予約制で営業しており、「防音室のある環境でヘッドホンを集中して試聴できる」という他にはないスタイルを提案しているお店となる。
「最近は高額なヘッドホンも増えてきましたが、お客さまからの要望として “落ち着いた環境でしっかり聴きたい” という声が多く寄せられていました。特に開放型のヘッドホンは、周囲が騒がしい状況ですとなかなかしっかり試聴できませんよね。そこで、一人一人にしっかりヘッドホンを楽しんでいただけるよう、『防音室』の中でヘッドホンをご試聴いただく専門のお部屋を用意いたしました」(アバック・石橋さん)
このお店では、常設するヘッドホンのラインナップにも非常にこだわっている。まず「ヘッドホン専門店」であり、イヤホンは置いていないこと、また価格も決して安いクラスではなく、ある程度HiFiを意識したブランドのみを展開している。
取材に赴いた12月頭の時点では、AUDIO-TECHNICA、beyerdynamic、Bowers&Wilkins、DENON、FOCAL、FOSTEX、GRADO、MARK LEVINSON、STAX、YAMAHAと10ブランド・25機種のヘッドホンが置かれていた。安いモデルでも8万円から、高額モデルでは50万円クラスの製品となる。
このB1フロアは、以前は「アバック座」という映画や音楽をたっぷり楽しむためのレンタルスペースとして活用していた場所。それゆえ元々本格的な防音室が設置されていたが、なんとその中に、さらにちょうど人が1人入れる小型サイズの防音ルーム「かるーむ」が合計4部屋設けられている。2重の防音室、まさに鉄壁の防音環境である。
「かるーむ」とは、アバックで販売されている “段ボール製” の防音室(オンラインサイト価格で218,000円/税込)で、コロナ禍において自宅で楽器を練習したい、といった用途で大ヒットを飛ばした製品。外側の防音ルームの防音性能はD45相当、「かるーむ」はD15相当、合わせてD60相当となり、ピアノをジャンジャン弾いても聞こえないクラスの防音性能となっているという。
「かるーむ」内の机の上には、ティアックのヘッドホンアンプ「UD-505-X」とFIIOのオールインワンプレーヤー「R7」が常設されている。
「かるーむ」に実際に入って扉を閉めると、外の世界と隔絶されて、自分専用の秘密基地に潜り込んだような不思議な高揚感に包まれる。体感的にもかなり静かになった印象だ。
せっかくの機会なので、STAXのフラグシップヘッドホン「SR-X9000」&専用ドライバー「SRM-T8000」を聴かせてもらった。FIIOの「R7」に入っていたマーヴィン・ゲイの「What's goin'on」のメロディが自然と耳を潤してくれて、思わずボリュームを上げて聴き入ってしまう。気兼ねなくボリュームを上げられるのも防音室だからこそで、中の音が外に漏れにくいというのは大きな安心ポイント。
より手軽なシステムとして、DENONの「AH-D9200」をTEAC「UD-505-X」と組み合わせ、iPhoneのSpotifyアプリとBluetoothで接続して試聴。こちらの音質もなかなか良好。ノラ・ジョーンズでは、骨格感がありながらも柔らかで豊かなステージングが構築されて、なるほどDENONサウンドの旨味はここにあったのかと改めて深く納得。自分だけの環境で(周囲の目や耳を気にせずに)没入できるというのは、なかなか想像以上に満足感が高い。
「アバック ヘッドホン横浜店」は、完全予約制で営業しており、予約はインターネットから受け付けている。訪問したい日時(第2希望まで)と聴きたいヘッドホン(2機種まで)を予約し、登録内容の確認メールが送られてくれば予約完了。なお火曜日と水曜日は定休日となる。
音源は基本的にユーザー自身の持ち込みとなる。PCや手持ちのDAP、USBメモリなどを持ち込んでも良いし、WiFi環境も用意されているので、ストリーミングサービスも活用できる。店側は予約時間の2時間ほど前からアンプを温めておき、ベストな環境でヘッドホンを試聴できるように用意するという。
今後はよりヘッドホンやヘッドホンアンプのラインナップを増やしていきたいと考えているとのこと。アバックの「ハイエンドヘッドホン」の新しい試み、かなり満足度が高いので、ぜひ一度予約の上、お店に足を運んでみてほしい。
「アバック ヘッドホン横浜店」は、JR京浜東北線の関内駅から徒歩5分程度、ホームシアターを中心に提案する「アバック横浜店」が入居するビルのB1フロアに設けられている。完全予約制で営業しており、「防音室のある環境でヘッドホンを集中して試聴できる」という他にはないスタイルを提案しているお店となる。
「最近は高額なヘッドホンも増えてきましたが、お客さまからの要望として “落ち着いた環境でしっかり聴きたい” という声が多く寄せられていました。特に開放型のヘッドホンは、周囲が騒がしい状況ですとなかなかしっかり試聴できませんよね。そこで、一人一人にしっかりヘッドホンを楽しんでいただけるよう、『防音室』の中でヘッドホンをご試聴いただく専門のお部屋を用意いたしました」(アバック・石橋さん)
このお店では、常設するヘッドホンのラインナップにも非常にこだわっている。まず「ヘッドホン専門店」であり、イヤホンは置いていないこと、また価格も決して安いクラスではなく、ある程度HiFiを意識したブランドのみを展開している。
取材に赴いた12月頭の時点では、AUDIO-TECHNICA、beyerdynamic、Bowers&Wilkins、DENON、FOCAL、FOSTEX、GRADO、MARK LEVINSON、STAX、YAMAHAと10ブランド・25機種のヘッドホンが置かれていた。安いモデルでも8万円から、高額モデルでは50万円クラスの製品となる。
このB1フロアは、以前は「アバック座」という映画や音楽をたっぷり楽しむためのレンタルスペースとして活用していた場所。それゆえ元々本格的な防音室が設置されていたが、なんとその中に、さらにちょうど人が1人入れる小型サイズの防音ルーム「かるーむ」が合計4部屋設けられている。2重の防音室、まさに鉄壁の防音環境である。
「かるーむ」とは、アバックで販売されている “段ボール製” の防音室(オンラインサイト価格で218,000円/税込)で、コロナ禍において自宅で楽器を練習したい、といった用途で大ヒットを飛ばした製品。外側の防音ルームの防音性能はD45相当、「かるーむ」はD15相当、合わせてD60相当となり、ピアノをジャンジャン弾いても聞こえないクラスの防音性能となっているという。
「かるーむ」内の机の上には、ティアックのヘッドホンアンプ「UD-505-X」とFIIOのオールインワンプレーヤー「R7」が常設されている。
「かるーむ」に実際に入って扉を閉めると、外の世界と隔絶されて、自分専用の秘密基地に潜り込んだような不思議な高揚感に包まれる。体感的にもかなり静かになった印象だ。
せっかくの機会なので、STAXのフラグシップヘッドホン「SR-X9000」&専用ドライバー「SRM-T8000」を聴かせてもらった。FIIOの「R7」に入っていたマーヴィン・ゲイの「What's goin'on」のメロディが自然と耳を潤してくれて、思わずボリュームを上げて聴き入ってしまう。気兼ねなくボリュームを上げられるのも防音室だからこそで、中の音が外に漏れにくいというのは大きな安心ポイント。
より手軽なシステムとして、DENONの「AH-D9200」をTEAC「UD-505-X」と組み合わせ、iPhoneのSpotifyアプリとBluetoothで接続して試聴。こちらの音質もなかなか良好。ノラ・ジョーンズでは、骨格感がありながらも柔らかで豊かなステージングが構築されて、なるほどDENONサウンドの旨味はここにあったのかと改めて深く納得。自分だけの環境で(周囲の目や耳を気にせずに)没入できるというのは、なかなか想像以上に満足感が高い。
「アバック ヘッドホン横浜店」は、完全予約制で営業しており、予約はインターネットから受け付けている。訪問したい日時(第2希望まで)と聴きたいヘッドホン(2機種まで)を予約し、登録内容の確認メールが送られてくれば予約完了。なお火曜日と水曜日は定休日となる。
音源は基本的にユーザー自身の持ち込みとなる。PCや手持ちのDAP、USBメモリなどを持ち込んでも良いし、WiFi環境も用意されているので、ストリーミングサービスも活用できる。店側は予約時間の2時間ほど前からアンプを温めておき、ベストな環境でヘッドホンを試聴できるように用意するという。
今後はよりヘッドホンやヘッドホンアンプのラインナップを増やしていきたいと考えているとのこと。アバックの「ハイエンドヘッドホン」の新しい試み、かなり満足度が高いので、ぜひ一度予約の上、お店に足を運んでみてほしい。
関連リンク
トピック