複数のブランドが集うG402もレポート
<OTOTEN>PERFECTIONから新ノイズ対策アイテム/DS Audioやソナス・ファベールは製品聴き比べ
6月22日(土)、23日(日)の2日間にわたり東京国際フォーラムで開催される、国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2024」。本稿では、完実電気/デジタルストリーム/ノアの3社合同ブースや、複数のブランドが集ったG402の出展模様をお伝えする
完実電気/デジタルストリーム/ノアの3社合同ブースでは、各社取り扱いブランドの展示とデモンストレーションが実施された。
完実電気は6月21日に発表されたばかりの「P1 mini」をはじめとするLUMINのネットワークプレーヤーや、Regaのターンテーブル「NAIA」、フォノアンプ「AURA」などを再生。ノアはソナス・ファベールのスピーカー「Amati G5」「Lumina V Amator」などを用いて試聴を行った。
デジタルストリームはDS Audioの光カートリッジや、ワウ・フラッターの原因となるレコードの偏りを検出/調整できる偏心検出スタビライザー「ES-001」を実演。以前のオーディオイベントでも公開された、開発中の真空管フォノイコライザーも登場したほか、23日(日)には光フォノイコライザーの一斉試聴も実施予定だ。
さらに完実電気からは、PERFECTIONブランドから今夏以降に発売予定の2種類のアクセサリーが公開。評論家の小原由夫氏による解説セミナーも開かれた。
ひとつは、電源ノイズフィルターの「PFT-ANE1」。発売済みの電源タップ「PFT-T3000AF」と同様、高周波ノイズを光エネルギーに変換して除去する独自技術「ANE(アクティブノイズエリミネーター)」を搭載しており、電源タップの空きコンセント(特に上流側)に差し込むことで効果を発揮。音痩せなどの副作用を最小限に抑えつつ、電源ノイズを低減できるという。
コンセントに差し込むタイプのため、すでに持っている電源タップを使い続けたいユーザーも利用できるほか、非常にノイズの多い環境ではPFT-T3000AFとの同時使用が効果的な場合もあるとのこと。PFT-ANE1は予価6.6万円前後で9月ごろ発売見込みだ。
もうひとつの新製品は、高周波ノイズ対策アクセサリーの「AMORCRYSTAL」。フェライトコアやアモルファスコアと同様に、オーディオケーブルや電源ケーブルを通る高周波成分を熱に変換して排除する仕組みだが、本製品はより高い周波数に効果を発揮するため、音質への悪影響も小さいという。
内径5.5mmから24.3mmまで6種類のサイズをラインナップし、スピーカーケーブルやヘッドホンケーブルから、電源ケーブルの太さまで装着可能。コモンモード/ノーマルモードのどちらのノイズにも対応する。予価はサイズに応じて5500円 - 1万9800円程度を見込んでおり、発売は8月ごろになるとしている。
ガラス棟4F G402には複数のブランドが出展し、特色豊かな製品が集結した。
ヒビノのブースには、MUTECのクロックジェネレーターやAKGプロフェッショナルのヘッドホンなど、コンテンツ制作の現場にも導入されるプロフェッショナル向け製品が並ぶ。昨年は参考出展に留まったMUTECのコンパクトタイプのマスタークロックジェネレーター「REF10 NANO」も、昨年10月の発売を経て製品版を出展。同ブランドの高品位クロックケーブル「PRIME CABLEシリーズ」とセットでアピールしていた。
シンタックス/ジェネレックコーナーでは、RMEブランドのDAC “ADIシリーズ” の音質をヘッドホンでデモンストレーション。「ADI-2/4 Pro SE」「ADI-2 DAC FS」2モデルをAustrian Audio/FINALのハイエンドヘッドホンにて比較ができる。ADI-2/4 Pro SEでは、入力を活かしアナログプレーヤーを聴くことも可能だ。
あわせてAustrian Audioヘッドホンの主力モデルも展示されており、RMEの試聴システムでも使用されている最上位モデル「The Composer」を、アナログアンプ「Full Score One」とのセットで聴くことができる。
金井製作所は、アースインシュレーター「KaNaDe6ES」と仮想アース「KonadeアースP&G」を組み込んだヘッドホン再生システムを用意。再生音源はCDのみだが、持ち込みでの試聴も受け付けている。
DVASは、光カートリッジ用フォノイコライザー「Model1B」とヘッドホンパワーアンプ「Model2」を組み合わせ、アナログレコードの音を高級ヘッドホンで体験できる。また、開発中の製品としてラインプリアンプ「Model3」も参考出展した。
音響特機はMackieブランドのライブ配信用ミキサーやビデオキャプチャーデバイスなどを出展。手軽な使い勝手が特徴というデジタルミキサー「DLZ Creator」や、そのコンパクトモデルとして今後発売予定の「DLZ Creator XS」などを見ることができる。
GLANZLABはトーンアームの新プレミアムモデル「MH-12 KATANA」(税込440万円)を披露。既存トーンアームと並べて比較展示するとともに、エソテリックのターンテーブル「Grandioso T1」に取り付け、HEDDのハイルドライバー搭載ヘッドホン「HEDDphone TWO」での試聴も行っていた。
■完実電気/デジタルストリーム/ノア
完実電気/デジタルストリーム/ノアの3社合同ブースでは、各社取り扱いブランドの展示とデモンストレーションが実施された。
完実電気は6月21日に発表されたばかりの「P1 mini」をはじめとするLUMINのネットワークプレーヤーや、Regaのターンテーブル「NAIA」、フォノアンプ「AURA」などを再生。ノアはソナス・ファベールのスピーカー「Amati G5」「Lumina V Amator」などを用いて試聴を行った。
デジタルストリームはDS Audioの光カートリッジや、ワウ・フラッターの原因となるレコードの偏りを検出/調整できる偏心検出スタビライザー「ES-001」を実演。以前のオーディオイベントでも公開された、開発中の真空管フォノイコライザーも登場したほか、23日(日)には光フォノイコライザーの一斉試聴も実施予定だ。
さらに完実電気からは、PERFECTIONブランドから今夏以降に発売予定の2種類のアクセサリーが公開。評論家の小原由夫氏による解説セミナーも開かれた。
ひとつは、電源ノイズフィルターの「PFT-ANE1」。発売済みの電源タップ「PFT-T3000AF」と同様、高周波ノイズを光エネルギーに変換して除去する独自技術「ANE(アクティブノイズエリミネーター)」を搭載しており、電源タップの空きコンセント(特に上流側)に差し込むことで効果を発揮。音痩せなどの副作用を最小限に抑えつつ、電源ノイズを低減できるという。
コンセントに差し込むタイプのため、すでに持っている電源タップを使い続けたいユーザーも利用できるほか、非常にノイズの多い環境ではPFT-T3000AFとの同時使用が効果的な場合もあるとのこと。PFT-ANE1は予価6.6万円前後で9月ごろ発売見込みだ。
もうひとつの新製品は、高周波ノイズ対策アクセサリーの「AMORCRYSTAL」。フェライトコアやアモルファスコアと同様に、オーディオケーブルや電源ケーブルを通る高周波成分を熱に変換して排除する仕組みだが、本製品はより高い周波数に効果を発揮するため、音質への悪影響も小さいという。
内径5.5mmから24.3mmまで6種類のサイズをラインナップし、スピーカーケーブルやヘッドホンケーブルから、電源ケーブルの太さまで装着可能。コモンモード/ノーマルモードのどちらのノイズにも対応する。予価はサイズに応じて5500円 - 1万9800円程度を見込んでおり、発売は8月ごろになるとしている。
■ガラス棟4F G402には様々なブランドが集結
ガラス棟4F G402には複数のブランドが出展し、特色豊かな製品が集結した。
ヒビノのブースには、MUTECのクロックジェネレーターやAKGプロフェッショナルのヘッドホンなど、コンテンツ制作の現場にも導入されるプロフェッショナル向け製品が並ぶ。昨年は参考出展に留まったMUTECのコンパクトタイプのマスタークロックジェネレーター「REF10 NANO」も、昨年10月の発売を経て製品版を出展。同ブランドの高品位クロックケーブル「PRIME CABLEシリーズ」とセットでアピールしていた。
シンタックス/ジェネレックコーナーでは、RMEブランドのDAC “ADIシリーズ” の音質をヘッドホンでデモンストレーション。「ADI-2/4 Pro SE」「ADI-2 DAC FS」2モデルをAustrian Audio/FINALのハイエンドヘッドホンにて比較ができる。ADI-2/4 Pro SEでは、入力を活かしアナログプレーヤーを聴くことも可能だ。
あわせてAustrian Audioヘッドホンの主力モデルも展示されており、RMEの試聴システムでも使用されている最上位モデル「The Composer」を、アナログアンプ「Full Score One」とのセットで聴くことができる。
金井製作所は、アースインシュレーター「KaNaDe6ES」と仮想アース「KonadeアースP&G」を組み込んだヘッドホン再生システムを用意。再生音源はCDのみだが、持ち込みでの試聴も受け付けている。
DVASは、光カートリッジ用フォノイコライザー「Model1B」とヘッドホンパワーアンプ「Model2」を組み合わせ、アナログレコードの音を高級ヘッドホンで体験できる。また、開発中の製品としてラインプリアンプ「Model3」も参考出展した。
音響特機はMackieブランドのライブ配信用ミキサーやビデオキャプチャーデバイスなどを出展。手軽な使い勝手が特徴というデジタルミキサー「DLZ Creator」や、そのコンパクトモデルとして今後発売予定の「DLZ Creator XS」などを見ることができる。
GLANZLABはトーンアームの新プレミアムモデル「MH-12 KATANA」(税込440万円)を披露。既存トーンアームと並べて比較展示するとともに、エソテリックのターンテーブル「Grandioso T1」に取り付け、HEDDのハイルドライバー搭載ヘッドホン「HEDDphone TWO」での試聴も行っていた。
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