「ムービーモード」や「ゲームモード」などのイコライザーも搭載

iFi audio、MEMSもサポートするディスクリート・アナログヘッドホンアンプ「ZEN CAN3」

公開日 2024/08/02 23:20 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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エミライは、同社が取り扱うイギリスiFi audioの「ZENシリーズ」より、ヘッドホンアンプ「ZEN CAN3」を8月9日より発売する。価格はオープンだが、市場実売価格は税込41,800円前後。

iFi audio ヘッドホンアンプ「ZEN CAN3」

「ZEN CAN」の第三世代目にあたり、iDSD Diablo-Xに続き、ZENシリーズとして初のMEMSドライバーを採用したIEMの再生に対応する。またヘッドホンアンプ出力として最大2,000mWを実現、平面磁界駆動ヘッドホンやハイ・インピーダンス設計のヘッドホンも再生可能と謳う。

「ZEN CAN3」の背面端子。RCA、3.5mm、4.4mm入力を搭載する

ヘッドホンアンプ部には、クラスAディスクリート・バランス回路を搭載。ボリュームは東京コスモス電機のマルチトラック・ポテンショメーター、TDK製C0Gコンデンサ、テキサス・インスツルメンツの低ノイズICなど高品位パーツを厳選。さらに「OV」(Operationsverstärker)シリーズ・オペアンプを採用し、超低ノイズ、低歪み率(0.0001%)、広い帯域幅などに貢献しているという。

ZEN CAN3の内部基板

ヘッドホン出力は4.4mmバランスと6.3mmシングルエンドを搭載。xMEMS専用出力は4.4mmバランスのみとなる。また背面に4.4mmバランスのライン出力も搭載する。アナログ入力はRCA、3.5mシングルエンド、4.4mmバランスの3系統。フロントにゲイン調整スイッチを搭載しており、0dB、6dB、12dB、18dBから選択できる。

4.4mmと6.3mmヘッドホン端子を搭載

また、映画などのセリフの聴き取りやすさ、明瞭さに特化して設計された「ムービーモード」や、対戦プレイでのアドバンアドバンテージを求める「ゲームモード」などのイコライザー機能を搭載。ゲームモードでは、小さな音量レベルのサウンドエフェクトをよりシャープにしているという。

サイズは158W×117D×35Hmm、質量は495g。ヘッドホン出力(RMS)はバランスが2,000mW(@64Ω)、シングルエンドが1,600mW(@32Ω)。5V対応のACアダプターとRCA-RCAケーブル、6.35mm変換プラグが同梱されるほか、今後展開されるSilentPowerブランドの強化電源「iPower2」でさらなるアップグレードも可能となっている。

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