交換針「Stylus Concorde Music Black LVB 250」も用意

オルトフォン、Musicシリーズの最上位・MMカードリッジ「Concorde Music Black LVB 250」

公開日 2024/11/13 18:20 編集部:長濱行太朗
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オルトフォンジャパンは、同社が取り扱うORTOFONブランドより、“Musicシリーズ”の最上位・MM型カートリッジ「Concorde Music Black LVB 250」、ならびにスタイラス版(交換針)のStylus Concorde Music Black LVB 250」を11月内に発売する。税込価格は、Concorde Music Black LVB 250が191,400円、Stylus Concorde Music Black LVB 250が172,700円としている。

「Concorde Music Black LVB 250」

Concorde Music Black LVB 250は、“Concorde”の名を冠するモデルの生誕50周年を間近に控えた集大成モデルとして誕生。同社の“2Mシリーズ”にラインナップする「2M Black LVB 250」を基に新開発されたモデルである。

カンチレバーには、ダイヤモンドに次ぐ音の伝達速度を実現し、音の立ち上がり・立ち下がりが速い、優れたトランジェット特性を叶えたボロン素材を採用。併せて、ダイヤモンド素材を使用したシバタ針をはじめ、マルチ・ウォール・カーボン・ナノチューブを配合した専用ダンパーゴムを導入するなど、同社の上位機種で培った珠玉の高音質技術を惜しみなく投入しているとアピールする。

ボディはヘッドシェル一体型、かつスタイラス側に向けてテーパー状に細くなっている形状によって、カートリッジの重心位置をシェルの後端側に置くことができ、正確なサウンド表現に寄与するという。また、カンチレバーの針先側に重さが掛からず、動作の自由度が高まることも、音溝に対しての正確なトレース動作に繋がっているとのこと。

また、Concorde Music Black LVB 250のダンバーは、2M Black LVB 250で採用したものをベースに、ダンパー素材の配合比や弾性などを本モデル専用に調整されていることも特徴。ダンパーの設計から配合、そして生産までデンマーク本社のラボラトリーで内製化していることで、高いレベルでのクオリティコントロールを保持しているという。

コイルワイヤーには銀メッキ高純度銅線を採用し、指掛け部分には着脱可能な第二世代のConcordeボディを装備している。Stylus Concorde Music Black LVB 250は、他の“ Concorde Musicシリーズ”を始め、Red/Blue/Bronze/Blackといった全モデルとの互換性を備えている。

接続イメージ

Concorde Music Black LVB 250の仕様は、出力電圧が6mV(1kHz)、チャンネルバランスが1.0dB(1kHz)、チャンネルセパレートが26dB(1kHz)、周波数特性が20Hz - 20kHz、トラッキングアビリティが80μm、適正針圧が1.8g、トラッキング角度が20°、推奨負荷インピーダンスが47kΩ、質量が18g。

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