「9320A」とのセット

ジェネレック初のモニターヘッドホン「8550A」。コントローラーとのセットシステム「UNIO PRM」として2025年初頭発売

公開日 2024/11/13 18:51 編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
Genelec(ジェネレック)は、ヘッドホン「8550A」とコントローラー兼ヘッドホンアンプー「9320A」とで構成されるオーディオモニターシステム「UNIO PRM(Personal Reference Monitoring)」を発表。2025年初頭に発売予定であることを明かした。

UNIO PRM

ジェネレックとして初めてモニターヘッドホンが登場。先行して展開中のモニターコントローラー「9320A」とのセットでモニタリングシステムを構成する。なお「9320A」をすでに所有している場合は、ユーザー・ページ「MyGenelec」へ製品登録をすることでヘッドホン「8550A」を購入できるようになるという。

利用イメージ

ヘッドホン「8550A」は、フィンランドのイーサルミにある自社工場でシリアルごとに個別にキャリブレーション。コントローラー「9320A」のヘッドホン出力に対して完璧なマッチングを取った、いわゆる“マッチドペア”状態で出荷される。

また、頭部伝達関数(HRTF)を活用してユーザー個々人に最適化する技術「Aural ID」(※2025年初頭リリース予定/別売)にも対応。同技術では、iOS/Android OSアプリ「Aural ID Creator App」を用い、スマートフォンで上半身、耳の形を詳細にスキャンすることで、正確なHRTFのデータを取れるとのことで、これによって精緻な最適化が行えるとしている。

同社はこれまで、設置場所に対してスピーカーを最適化させるキャリブレーション機能を持つ「GLMソフトウェア」と、それに対応したSAM(Smart Active Monitor)スピーカー/サブウーファーを展開してきた。一方で、昨今はヘッドホンでのモニターも以前よりさらに重要視されるようになっていることから、「ヘッドホンモニタリングにおいても、モニタースピーカーと同じリファレンス・サウンドを提供」すべく今回の「UNIO PRM」を開発したのだという。

ヘッドホン用ケーブルとして、ストレート・タイプの編み込み被覆ケーブル(3m)と、コイルタイプのケーブル(5m)が付属。また、イヤーパッドとヘッドバンドパッドはシープスキンタイプがデフォルトで装着されているが、ベルベッドタイプの交換用イヤーパッド/ヘッドバンドパッドも付属するほか、専用のハードキャリーケースや布製ソフトキャリーバッグも同梱する。

「9320A」にはコントローラー本体に加えて、本社工場にてキャリブレートされた測定用リファレンスマイクロホンおよびマイクホルダー(ケーブル長5m)なども付属。USB Type C to Cケーブル(3m)やUSB Type C - Type A 変換アダプター、専用キャリーケースも付属する。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック