ブックシェルフ型「Prodigy1」、フロア型「Prodigy5」をラインナップ

PMC、ATL技術採用の中核スピーカーシリーズ「Prodigy」を販売開始

公開日 2025/03/28 10:00 編集部:長濱行太朗
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エミライは、2025年2月28日から取り扱いを開始した英スピーカーブランドであるPMC(Professional Monitor Company)から、中核ライン “Prodigyシリーズ” を3月28日に発売する。ラインナップと市場予想税込価格は下記のとおり。

<Prodigyシリーズ>
・ブックシェルフ型「Prodigy1」 275,000円前後/ペア
・フロア型「Prodigy5」 440,000円前後/ペア

△ブックシェルフ型「Prodigy1」

△フロア型「Prodigy5」

Prodigyシリーズは、同社の「性能を重視する」という設計思想の基、繊細な設計、超高解像度なサウンドを特徴としたモデル。レコーディングスタジオからホームユースのデスクトップやホームシアターまで、幅広いユーザーシーンをカバーするシリーズとしている。

英国の自社工場で設計・製造されているProdigyシリーズは、ブックシェルフ型「Prodigy1」とフロア型「Prodigy5」をラインナップするが、両モデルに共通して同社のモニタースピーカー「Result6」で採用された27mm ソフトドーム・トゥイーターを搭載。

磁性流体とヒートシンクを用いてトゥイーター磁気回路の発熱を抑制する技術や、カスタムディスパージョングリルによって軸外抑制を改善するテクノロジーも施されている。

ウーファーには、反転ダストキャップを導入し、振動板の素材にナチュラルファイバーを採用した130mm ウーファーが投入されている。加えて、高出力ボイスコイルとフェライト磁石や、ロングストロークをカバーするサスペンション機構なども搭載。

PMCならではの革新的なトランスミッションライン技術「ATL(Advanced Transmission Line)」も採用。キャビネット内に長い音導管を設けることで、コンパクトサイズでも正確で深い低音再生を実現している。そして、ドライバーへの負荷を抑制した設計は、歪みの低減、中高域の明瞭さの向上に寄与しているため、低域から高域まで全帯域で自然でクリアなサウンドを成し得ているという。

△独自開発のトランスミッションライン技術「ATL」

従来のバスレフポートで発生しがちなポートノイズを低減するため、気流制御技術「Laminair」も併せて搭載。本技術はF1レーシングの空力技術から発想を得た技術であるが、先述したATL技術を併用することで、大音量時でも風切り音や濁りのない、クリーンで正確かつスムーズな低域特性を叶えているとした。

△空気の流れを“層流(Laminar Flow)”する「Laminair」技術

Prodigy1の仕様は、形式が2ウェイ・バスレフ型、再生周波数帯域が50Hz - 25kHz、感度が87.5dB、インピーダンスが6Ω、クロスオーバー周波数が1.7kHz、外形寸法が165W×320H×237Dmm、質量が約4.5kg。

Prodigy5の仕様は、形式が2ウェイ・バスレフ型、再生周波数帯域が35Hz - 25kHz、感度が87.3dB、インピーダンスが6Ω、クロスオーバー周波数が1.7kHz、外形寸法が165W×905H×237Dmm、質量が約10.0kg。

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