MDの使い方を広げる便利なカスタマイズ機能搭載のMDウォークマン2機種
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MDウォークマン『MZ-R900』(左)、『MZ-E900』(右) |
MDLPモードは、従来のMDの音声圧縮方式“ATRAC”の約2倍の圧縮効率を持つ“ATRAC3”を音声データ圧縮方式に採用しているもの。シリコンオーディオなどさまざまなフォーマットのプレーヤーが登場する中で、MDのさらなる普及のカギとして期待されている。
“レコーディングMDウォークマン”『MZ-R900』は、ポータブルMDレコーダーとして、初めてMDLP機能を搭載したモデル。MDLPモードでは、既存の80分ディスクに、最大320分のステレオ長時間録音が可能な上、世界最長の録音・再生時間を実現している。
また“再生専用MDウォークマン”『MZ-E900』は、MDLPに対応し、MDLPモードで録音した曲の再生も可能な上、ポータブルMDとして、世界最小・最軽量サイズと世界最長の約100時間連続再生を実現している。
また、今回発売となる製品では、新開発の低消費電力LSIの採用と、主要ICを新規開発することにより、従来機種に比べて大幅なロングバッテリー化を実現。さらに、MDLPモード再生時には、一度に長時間分のデータを貯えることできるため、ディスクをアクセスする回数が減り、より一層の低消費電力化を可能としている。
さらに、2モデルともMDウォークマンの使い方がさらに広がる多彩な“カスタマイズ機能”を強化。ディスクの再生時の音質や音量などの設定を記憶できる“パーソナルディスクメモリー”、再生スピードを80%~110%まで5%刻みで可変できる“スピードコントロール”、電車の中での乗り越しを防止する“メロディータイマー”、音質をカスタマイズできる“デジタルサウンドプリセット”を搭載し、加えて、ブラインドタッチで操作ができる“新型スティックコントローラー”を付属し、操作性を大幅に向上させている。
MDのリーディングメーカー、ソニーならではの意欲的な新製品。期待大である。(デジタルサウンド編集部)