シャープ「AQUOS」のデザイナー、喜多俊之氏に直撃取材
「AQUOS」デザイナー喜多俊之氏(左)に直撃インタビューを試みるホームシアターファイル編集部スタッフ(右) |
喜多氏によると、今回のモデルは、従来の「テレビ=機械」というイメージを覆らせ、インテリアの中のエレメントの一つとしてまとめあげるように心がけたとのこと。というのは、従来のテレビは据え置き型、一度設置したら部屋の模様替えでもやらない限り動かすことはない。しかし液晶テレビになるとモバイルということも考慮しなくてはならないため、部屋の様々なシーンでの活躍が期待される。そこで、インテリアの中のエレメントとしてまとめたらしい。また、モバイル性の重視ということから、持ちやすいことに努めたとのこと。そうした結果、まさに新しい時代の幕開けに相応しい斬新な、これまでのテレビのイメージを覆すようなフォルムのテレビが誕生したのである。
「テレビの向かう方向は二つあります。一つはリビングルームに置かれる、大型化、ホームシアター化したもの。もう一つは今回の液晶テレビに示されるようなパーソナル化です。パーソナル化ということでいうと、子供からお年寄りまで使われます。そうした点も考慮しました」という喜多氏の言葉が示すように、子供からお年寄りまで親しめるような丸みを帯びた優しさにあふれるフォルムが魅力的なシャープ「AQUOS」。21世紀の生活シーンをにらんだ先進のデザインもまた魅力といえそうだ。(ホームシアターファイル編集部)