<CEATECレポート>ソニーの注目製品は有機ELディスプレイ、DVDレコーダー、ハンディカム
DVDレコーダー。左隅にブルーレーザー対応のディスクも(左)、マイクロMV方式のDCR-IP7(右) |
有機ELディスプレイは、13インチのSVGAパネルを出品し、優れた色再現とコントラストをアピールした。動画の動きも自然で、明るさも確保している。パネルの薄さも特筆したい。
ブルーレーザーを採用したDVDレコーダーは、外付けユニットを使わず、単独で録画機能を実現し、完成度が上がっていることをうかがわせた。他社の展示モデルとの比較では、安定感や解像度の点で画質のメリットが感じられた。
既発売モデルのなかで注目を集めていたのは、マイクロMV方式のコンパクトなネットワークハンディカムDCR−IP7だろう。メモリースティックスロットに加えてブルートゥースモジュールを搭載し、JPEG形式の静止画やMPEG1形式の動画ファイルを専用サイトにアップロードする機能をデモンストレーション。ネットワークとの連携機能も便利だが、文字通り手のひらに載るサイズで、DVにかなり迫る高画質を実現していることにも驚かされた。(山之内正)