<CEATECレポート>epブースでは110°CS放送のコンテンツが体験できる
<左>ズラリと並んだeSTBの試作機 <右>コンテンツのデモが多数展示されている |
その110°CS放送と切っても切り離せないのが、「ep」という会社。BSデジタルとCSデジタルを一体化し、さらにハードディスクを内蔵した「eSTB」という機器をテレビにつなぎ、epに会員登録すると、データ放送やショッピング、eメールなどが楽しめるようになる。
ハードディスクはプロバイダーエリアとユーザーエリアに分けられる。容量は、現状では40GBが標準とされており、そのうち20GBがプロバイダーエリア、あとの20GBがユーザーエリアとなる。プロバイダーエリアには、放送事業者が提供する様々なデータが自動的に蓄積される。ユーザーエリアには、ハードディスクレコーダーのように、ユーザーが指定した番組の映像/音声情報を記録することができる。
epブースには、各メーカーが開発中のeSTBが展示されている。制御するためのソフトウェア開発はほぼ終了し、それに沿って各メーカーが開発を続けている最中だ、という。松下電器、東芝、日立、シャープといったメーカーの開発は、かなりの段階まで進んでいるとのことだ。
eSTBの価格は、10万円から15万円程度となりそうだ。また、HDDのユーザーエリアである20GBという容量には「もう少しあった方がいいのでは」という声もあり、再検討しているとのこと。
ブース内では、110°CS放送のコンテンツのデモも行われており、それぞれのサービスを心ゆくまで堪能できる。(Phile-web編集部)