(東芝・技術展5) 地上波デジタルはケータイやPDAで受信する
東芝の提案した形(写真はモックアップ)は数種類あり、ケータイ電話型や、ポータブルMDプレーヤー型、現行製品のポケットPC“Genio e"型のモバイルTV端末などもあった。
フロントエンドモジュールの差し替えで、モバイル衛星放送(MSB)と地上波デジタル放送の受信が可能となる。低レート(MSB:
256kbps/CH、地上波デジタル:281bps/QPSK1/2)でもデジタル高画質・高音質(MPEG4/AAC)を実現する。
また車などの高速移動中でも安定受信が可能なオールデジタル変調方式を採用(モバイル放送=CDM、地上波デジタル=OFDM)、モバイル環境におけるブロードバンドサービス受信もできるようになるという。
この技術こそ、通信技術とAV技術の融合。モバイルコミュニケーション社とデジタルメディアネットワーク社のコラボレーションによる商品化の最先端例のひとつだった。(AVレビュー編集部)