ソニー、新たなワイヤレスAV技術を開発中−VAIO内の動画がWEGAで視聴可能に−
<左>バイオ同士でデータを共有するデモ <右>エアボードからプラズマWEGAのチャンネルを操作 |
まず、夏頃に発表されると言う「バイオ メディアランチャー」がお披露目された。これは、バイオ内のコンテンツをほかのバイオと共有するもので、デモでは、バイオMX内の音楽データを、ネットワーク接続されたバイオQRで再生。途切れのないクリアな音声が確認できた。さらに、秋からはバイオ内の録画データを、WEGAでも再生することができるようになると説明。実際に、バイオ内の「スパイダーマン」デモ映像がグランドWEGAに映し出された。
また、WEGAをネットワーク対応にすることで、同社の「エアボード」との連携も図れるとし、実際にデモが行われた。エアボードとWEGAで別々のチャンネルを映し出すことはもちろん、WEGAで映しているチャンネルをエアボードで変更したり、エアボードの画面上にPalmのグラフィティのような動作を行うことで、瞬時にエアボードとWEGAのチャンネルを入れ替えたり、といったことができるようだ。
現在のエアボード「IDT-LF2」が採用している無線LAN規格は「IEEE 802.11b」。この規格がもしネットワーク対応WEGAにも採用されるとしたら、映像伝送が5Mbps程度というビットレートが問題となるかも知れない。
さらに、今までは商品別やサービスごとにいくつも登録しなければいけなかったソニー関連サイトのIDやパスワードを、一元的に管理する「My Sony」というサービスも発表された。同サービスにはネットショッピング機能を充実させた「My Sony Card」という電子マネーカードも用意され、リーダーにカードを置くと、自動的に「My Sony」へのログイン画面が表示される。同サイトにアクセスすると、説明書のダウンロードや製品の詳細情報がわかる「プロダクトサポート」、ネット上で自宅の対応機器を操作できる「ネットワークサポート」、同社製品の購入が行える「ショッピング/ダウンロード」の各機能が利用できる。さらに、同サービスではテレビ用、Palm用のサービスも用意されており、様々な機器から利用することができそうだ。(Phile-web編集部)