編集部記者がハンドリング
ソニーの新VAIOは“2台目テレビ”になりうるか? - 「Giga Pocket Digital」を使ってみた
ソニーの“VAIO”に搭載されているテレビ録画/視聴ソフト「Giga Pocket Digital」がアップデートされ、AVCトランスコーダーを2基実装した新開発のチューナーにより2番組同時のAVC長時間録画に対応した。新たな「Giga Pocket Digital」の使い勝手はどうなのか?さっそくハンドリングテストしてみた。
■ボードPCで“2台目テレビ需要”を狙った?
今回のバージョンアップでは、AVCダブル長時間録画が可能な「Ver.3.0」と、いくつかの機能を省いた「Ver.2.1」を用意。「Ver.3.0」を搭載する“VAIO”は、新モデル8シリーズ計16製品のうちボードPCの「Lシリーズ」と「Jシリーズ」、そして大画面ノートPC「Fシリーズ」の合計3シリーズ計6製品となっている。
「Ver.3.0」搭載機のうち、「Lシリーズ」と「Jシリーズ」は3波チューナーを2基ずつ、「Fシリーズ」は地デジチューナーを2基装備。ボードPCの上位モデルでは、地上/BS/CSすべての番組でAVCによるダブル長時間録画が可能になったわけだ。
また、詳しくは別項に譲るがパソコンの電源オフ時からの予約録画にも対応するなど、AVCダブル長時間録画への対応以外にも様々な機能改善も行われている。“VAIO”新モデルのうち、特にボードPCについてはテレビ視聴用途を強く意識したものになっている。
画面サイズについても、「Lシリーズ」で24V型、「Jシリーズ」が21V型。アナログ完全停波まで約1年と迫り、そろそろ本格化するであろう2台目、3台目テレビの駆け込み買い替え需要にも適したモデルと言える。
それでは、そんな新“VAIO”は実際に2台目テレビとしてどれくらい“使える”モデルに仕上がっているのだろうか。そうした点を確かめるべく、今回は「Jシリーズ」の最上位モデルである「VPCJ119FJ」をテストした。
■海外スポーツや深夜番組の録画にも便利に使えそう
前述のように、今回発表された最新バージョンでの最大の特徴はAVCダブル長時間録画に対応した点。AVC長時間録画にはこれまでも「Lシリーズ」が対応していたが、トランスコーダーを1基しか搭載していなかったため、2番組を長時間録画しようとした場合には片方がDRモードとなってしまっていた。
もちろんDRモードでもそれなりの時間の録画は可能だが、やはりできることなら2番組両方ともAVCで録画したくなるというもの。そうしたニーズに対応してくれたわけだ。
録画予約は、EPGから番組を選択するほか、任意のキーワードなどで検索も可能。同社のBDレコーダーに搭載されている「おまかせ・まる録」も利用できる。キーワードや「おまかせ・まる録」の条件設定の際にキーボードから文字入力できるのはパソコンならではのメリットと言えるだろう。
また、電源をオフにした状態からの予約録画にも新たに対応した点も大きな進化。録画予約後にパソコンをシャットダウンしても、予約時間の約10分前に自動でパソコンを起動し、予約録画の約7分前にログインして録画を実行するようになった。
例えば開幕を間近に控えるワールドカップなど海外で行われるスポーツや、夏休み時期に多くなるアニメやドラマなどの「過去シリーズを深夜にまとめて一挙再放送!」などといったものを録画する際には、これまではパソコンの電源を入れっぱなしにしておく必要があった。だが、就寝前にパソコンをシャットダウンする習慣をもっているような場合、録画予約のことを忘れてうっかり電源を切ってしまうようなミスも考えられた。こうしたうっかりミスがなくなるのは大きなメリットだ。
また、そのほかの録画機能ではコンテンツ管理も進化。連続ドラマなど同じ番組を毎回録画するようなケースでは、ソフトが番組名で自動的にフォルダを作成。そのフォルダへ自動仕分けも行ってくれる。
■ボードPCで“2台目テレビ需要”を狙った?
今回のバージョンアップでは、AVCダブル長時間録画が可能な「Ver.3.0」と、いくつかの機能を省いた「Ver.2.1」を用意。「Ver.3.0」を搭載する“VAIO”は、新モデル8シリーズ計16製品のうちボードPCの「Lシリーズ」と「Jシリーズ」、そして大画面ノートPC「Fシリーズ」の合計3シリーズ計6製品となっている。
「Ver.3.0」搭載機のうち、「Lシリーズ」と「Jシリーズ」は3波チューナーを2基ずつ、「Fシリーズ」は地デジチューナーを2基装備。ボードPCの上位モデルでは、地上/BS/CSすべての番組でAVCによるダブル長時間録画が可能になったわけだ。
また、詳しくは別項に譲るがパソコンの電源オフ時からの予約録画にも対応するなど、AVCダブル長時間録画への対応以外にも様々な機能改善も行われている。“VAIO”新モデルのうち、特にボードPCについてはテレビ視聴用途を強く意識したものになっている。
画面サイズについても、「Lシリーズ」で24V型、「Jシリーズ」が21V型。アナログ完全停波まで約1年と迫り、そろそろ本格化するであろう2台目、3台目テレビの駆け込み買い替え需要にも適したモデルと言える。
それでは、そんな新“VAIO”は実際に2台目テレビとしてどれくらい“使える”モデルに仕上がっているのだろうか。そうした点を確かめるべく、今回は「Jシリーズ」の最上位モデルである「VPCJ119FJ」をテストした。
■海外スポーツや深夜番組の録画にも便利に使えそう
前述のように、今回発表された最新バージョンでの最大の特徴はAVCダブル長時間録画に対応した点。AVC長時間録画にはこれまでも「Lシリーズ」が対応していたが、トランスコーダーを1基しか搭載していなかったため、2番組を長時間録画しようとした場合には片方がDRモードとなってしまっていた。
もちろんDRモードでもそれなりの時間の録画は可能だが、やはりできることなら2番組両方ともAVCで録画したくなるというもの。そうしたニーズに対応してくれたわけだ。
録画予約は、EPGから番組を選択するほか、任意のキーワードなどで検索も可能。同社のBDレコーダーに搭載されている「おまかせ・まる録」も利用できる。キーワードや「おまかせ・まる録」の条件設定の際にキーボードから文字入力できるのはパソコンならではのメリットと言えるだろう。
また、電源をオフにした状態からの予約録画にも新たに対応した点も大きな進化。録画予約後にパソコンをシャットダウンしても、予約時間の約10分前に自動でパソコンを起動し、予約録画の約7分前にログインして録画を実行するようになった。
例えば開幕を間近に控えるワールドカップなど海外で行われるスポーツや、夏休み時期に多くなるアニメやドラマなどの「過去シリーズを深夜にまとめて一挙再放送!」などといったものを録画する際には、これまではパソコンの電源を入れっぱなしにしておく必要があった。だが、就寝前にパソコンをシャットダウンする習慣をもっているような場合、録画予約のことを忘れてうっかり電源を切ってしまうようなミスも考えられた。こうしたうっかりミスがなくなるのは大きなメリットだ。
また、そのほかの録画機能ではコンテンツ管理も進化。連続ドラマなど同じ番組を毎回録画するようなケースでは、ソフトが番組名で自動的にフォルダを作成。そのフォルダへ自動仕分けも行ってくれる。
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