東芝、ワイヤレスホームネットワーク市場に新製品を投入
本日披露された「TransCube10」(右写真)について東芝デジタルメディアネットワーク社PC事業部長山下氏が説明をおこなった |
発表会では東芝デジタルメディアネットワーク社PC事業部長山下氏、ソフトウェア技師長青山氏が登壇し、「いつでも、どこでも、モバイルブロードバンド」をキャッチフレーズに今後も独自の高い技術力を駆使し、同社のブロードバンド戦略を推し進めていく指針を述べた。以下において本日の発表会の後に会場で行われた質疑応答を掲載する。
Q:本製品では無線LANにIEEE802.11bを採用した理由は?
A:11aは無論11bよりもスペック面において優れてはいるが、11bの方がより一般に広く普及していることから本製品では採用に至った。家庭内において広い距離で安定してデータを転送できることからも11bの方がより本製品には向いている。11aがより技術的な発展をみた際には搭載を検討したい。
Q:TVから本製品に録画予約等の操作ができるのか?
A:予約録画操作は全てPCからのみ可能。
Q:一度に複数のPCから異なる処理を実行することはできるのか?
A:リアルタイムの操作は1つのPCからのみ可能。
Q:今後のホームサーバー製品における構想を教えて欲しい。
A:本製品は今年1万台周辺でのの販売台数を想定している。ホームサーバーの次の商品については、2004年から2005年ごろに次期本格商品の投入を予定している。その頃にならないと現在のPCよりも数百倍のスペックを必要とする複数の映像処理の技術が完熟していないと考えているからだ。
(Phile-web編集部)