富士通テン、カーオーディオ用のタイムドメインスピーカーを開発
●富士通テン(株)は、タイムドメイン(時間領域)理論に基づいた車載用のオーディオシステムを開発した。
タイムドメイン理論とは、従来のオーディオ理論で主流となっている周波数領域に加え、時間領域(Time Domain)の再現性に着目した理論。Phile-webで何度もご紹介している「ECLIPSE TD」シリーズなどに搭載され、その高音質で話題となっている技術だ。
今回開発したシステムは、丸型ボックスタイプのメインスピーカ(中高域)と、Mid-Loスピーカー(中低域)、サブウーファー(低域)の3ウェイ。スピーカーユニットとボックスをフローティング構造にしたのはもちろん、車体への取付けもフローティング構造にしているというから面白い。
また、電気から音への変換効率を高めるため、スピーカーユニットのマグネットの後ろにグランドアンカー(巨大錘)を設けていますが、サブウーファーについてはグランドアンカーを用いると重量の増加が大きくなるため、2対のスピーカを背面でジョイントにより支え合う対向型サブウーファーを開発した。さらに、スピーカーと座席との距離差により発生する音の到達時間をデジタルプリアンプのタイムアライメント機能で補正することにより、音像定位のはっきりした音が楽しめるようになった。
同社では今後さらに改善を重ね、今年中の市販を目指すほか、本技術を米国などをはじめグローバルに展開していく計画だ。
なお、本システムのプロトタイプが、2002年6月22日(土)、23日(日)に、千葉県「幕張メッセ」で開催される「モービルエレクトロニクスショー」(主催:モービルエレクトロニクスショー実行委員会)に出展される。ぜひ、その音を実際に体験してみよう。(Phile-web編集部)
タイムドメイン理論とは、従来のオーディオ理論で主流となっている周波数領域に加え、時間領域(Time Domain)の再現性に着目した理論。Phile-webで何度もご紹介している「ECLIPSE TD」シリーズなどに搭載され、その高音質で話題となっている技術だ。
今回開発したシステムは、丸型ボックスタイプのメインスピーカ(中高域)と、Mid-Loスピーカー(中低域)、サブウーファー(低域)の3ウェイ。スピーカーユニットとボックスをフローティング構造にしたのはもちろん、車体への取付けもフローティング構造にしているというから面白い。
また、電気から音への変換効率を高めるため、スピーカーユニットのマグネットの後ろにグランドアンカー(巨大錘)を設けていますが、サブウーファーについてはグランドアンカーを用いると重量の増加が大きくなるため、2対のスピーカを背面でジョイントにより支え合う対向型サブウーファーを開発した。さらに、スピーカーと座席との距離差により発生する音の到達時間をデジタルプリアンプのタイムアライメント機能で補正することにより、音像定位のはっきりした音が楽しめるようになった。
同社では今後さらに改善を重ね、今年中の市販を目指すほか、本技術を米国などをはじめグローバルに展開していく計画だ。
なお、本システムのプロトタイプが、2002年6月22日(土)、23日(日)に、千葉県「幕張メッセ」で開催される「モービルエレクトロニクスショー」(主催:モービルエレクトロニクスショー実行委員会)に出展される。ぜひ、その音を実際に体験してみよう。(Phile-web編集部)