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松下電器、デジタルカメラLUMIXのニューモデル2機種を発売

公開日 2002/10/10 18:05
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左:DMC−F1 右:DMC−FZ1
●松下電器産業(株)は、ドイツ・ライカ社とのコラボレーションとなるデジタルカメラ「LUMIX」シリーズに新機種2モデルを追加する。ラインナップと発売日、予想される販売価格は以下の通りだ。

■DMC−F1/11月22日発売/\OPEN(予想実売価格5万円前後)
■DMC−FZ1/11月8日/\OPEN(予想実売価格6万円前後)

「DMC−F1」はCMキャラクターにタレントの浜崎あゆみさんを起用して爆発的なヒットモデルとなった同社のコンパクト・デジタルカメラ「DMC-F7」の後継機種。本製品は、ドイツ・ライカ社のプロデュースとなる「ライカDC VARIO−ELMARIT(バリオ・エルマリート)」レンズの光学性能をより向上させ、高画質記録を実現した。ズーミングは前モデルの光学2倍から3倍へ、カメラ有効画素数は200万画素から320万画素へとスペックアップした。

また同社が新たに開発したLSI「VENUS(ヴィーナス)エンジン」を搭載することにより、斜め方向の解像度を従来と比較して約1.5倍向上させたという。シャッタータイムラグにおいても約0.1秒を実現、シャッター間隔も大幅に短縮し、他にも最大画素数で4コマ/秒、最大8枚までの高画質高速連写機能も実現した。

外観においては、前モデルより大幅な変更はないが、前面にサーキュラーカット加工を採用、背面ボディにもアルミニウム合金を採用し、飾りすぎないセンスの良いデザインだ。カラーバリエーションは、シルバー、ブラック、レッド、ブルー、オレンジの5色。本体質量も約160gとポケットに忍ばせたいコンパクトカメラである。同社では本機を若年女性層をメインターゲットにしたエントリーモデルとして訴求していく考えだ。

一方、こちらも新機種の「DMC−FZ1」では、業界初の光学12倍ズームレンズを搭載。こちらのライカ「DC VARIO−ELMARIT(バリオ・エルマリート)」レンズでは、開放絞り全域F2.8を実現している。また同社独自の光学式手ぶれ補正技術により、望遠撮影時においても手ぶれを極限まで抑えた撮影が可能となった。加えて同社独自の非球面レンズ技術により、本体質量も約318gと軽量コンパクトサイズを実現している。

本機においても「DMC−F1」と同じく、新開発LSI「VENUSエンジン」が搭載され、斜め方向の解像度を向上。シャッタータイムラグも約0.1秒を実現し、またシャッター間隔も大幅に短縮している。最大画素数で4コマ/秒、最大7枚までの高画質高速連写も楽しめる。同社は本機をデジカメファンからエントリー層まで、幅広いターゲットに向けて訴求していく考えだ。

(Phile-web編集部)

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【SPEC】
<DMC−F1>
●カメラ有効画素数:320万画素
●レンズ:非球面3枚、ライカDC VARIO-ELMARITレンズ、光学3倍ズーム f=5.8-17.4mm
●電源:リチウムイオン電池、ACアダプター
●外形寸法:104Wx50.9Hx32.1mm
●質量:約160g

<DMC−FZ1>
●カメラ有効画素数:200万画素
●レンズ:ライカDC VARIO-ELMARITレンズ、光学12倍ズーム f=4.6-55.2mm、F2.8
●電源:リチウムイオン電池、ACアダプター
●外形寸法:114Wx70.3Hx83.3mm
●質量:約318g