ヤマハ、低歪率・低ノイズを実現したデジタルアンプ用LSIを開発
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デジタルアンプ用LSI『YDA136』 |
『YDA136』は、ホームシアター用のデジタルアンプシステムを構成するために必要なオーディオ回路を集積したLSI。デジタルオーディオ信号とアナログオーディオ信号の入力インターフェース回路、電子ボリューム回路、デジタルパルス変調回路、パワーMOS FET用プリドライバー回路、パルスフィードバック回路、マルチチャンネルデータインターフェース回路を1チップ化した。
一般的にデジタルアンプは薄型、省電力といった点で優れているものの、電源電圧の変動で歪率や残留ノイズといった音質性能を確保するのが難しいことや、電源などの回路構成が複雑となってアンプの製造コストが高くなってしまうことが課題だった。
『YDA136』はヤマハ独自のパルス変調方式とパルスフィードバック回路を搭載することで、シンプルな回路構成を実現しながら、歪率や残留ノイズ性能を大幅に改善している。
本LSIに内蔵のパワーMOS用プリドライバーにパワーMOS FETを接続することで、60W〜100W/CH@6Ω、100W〜150W/CH@4Ω出力のデジタルパワーアンプを構成できる。
【問い合わせ先】
ヤマハ(株)
半導体事業部 マーケティング部商品企画室
TEL/0539-62-5444
(Phile-web編集部)