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<CES2004レポート4>ヤマハ〜「アコースティック・プロジェクター」という新提案

公開日 2004/01/09 17:12
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プラズマの上にあるのが「アコースティック・プロジェクター」/NS-10MMFもアメリカではこんなに渋くなる
●ヤマハブースでひときわ注目を集めていたのが、「アコースティック・プロジェクター」という製品だ。プラズマと同程度の厚みの横長の筐体に、56個のフルレンジ平面振動パネルと4インチウーファー2つを搭載。合計58のアンプで駆動する。それぞれのユニットは指向性を調整でき、壁面反射を利用することにより、1つの筐体でマルチチャンネルサラウンドも可能。パイオニアでも同種の製品がすでに発表されているが、本機はさらに小型化を果たし、ウーファーを積んでいるのが特徴だ。

面白いのは、テレビの2画面機能を利用したソリューションで、左右別々の番組を2人で見るとき、各番組の音を独立して再生できる。デモンストレーションでは左側でメジャーリーグ、右側でコメディー番組を再生していたが、視聴位置を変えると反対側の音はほとんど聞こえなくなる。

そのほか同ブースでは、DSP-Z9やDSP-AX2400、NS-10MMFなどの現地モデルなどを多数展示。プレーヤーやアンプはブラックの筐体がほとんどで、これは他メーカーにも共通している。やはりアメリカには、「高級製品=ブラック」という常識が存在するようだ。NS-10MMFなどはウォールナット調のプリントが施されており、高級スピーカーと見まごうほどだ。

また、広大な邸宅が多いアメリカらしく、ホームネットワークシステム「MusicCast」シリーズも日本に比べて高い人気を集めているという。日本ではまだ発表されていない新モデル、壁面内蔵型のクライアントシステム「MCX-C15」も発表されていた。

(Phile-web編集部)

[ces2004]

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