TDKがBlu-ray Disc Foundersに参画 記録メディアメーカーとして初めて
BDFは、Blu-ray Disc規格の普及促進を目指し、2002年5月に日立製作所、LG電子、松下電器産業、三菱電機、パイオニア、ロイヤル フィリップス エレクトロニクス、サムスン電子、シャープ、ソニー、トムソンの10社で発足した組織。今年1月にデル・コンピュータとHPがメンバーに加わっている。
BDFに加わるにはメンバーの承認が必要。Blu-ray Discの発展に貢献する技術を持たなければ参画できないと言われている。
同社は、長年に渡り光ディスク研究を行い、ブルーレーザー用ディスクに必要とされる「カートリッジを必要とせず、ベアディスク化を可能とするハードコート技術」「大容量記録に不可欠な記録膜多層化技術」「高速化を可能とする高速記録膜技術 」などの技術を開発してきた。
たとえば、TDKが開発した「ハードコート技術」を利用することで、従来困難と言われていたBlu-ray Discのベア化(カートリッジ無し)を実現できる。これにより、ユーザーの利便性が向上するほか、ノートパソコン用の内蔵ドライブも可能になる。また、ディスクの記録膜多層化技術、ディスクの高速記録膜技術などでも、業界トップクラスの成果を挙げているという。
同社では、「参画に至った背景として、これらの開発成果や規格提案などの活動がBDFメンバーより高く評価されたことがあげられる」としている。
(Phile-web編集部)