ケンウッド、薄型AVアンプなどホームシアター関連9製品を一挙発表
●(株)ケンウッドは、薄型テレビとのマッチングに最適なデザインを採用したホームシアターシステムを7月上旬より順次発売する。発売するのは、AVアンプ3機種、DVDプレーヤー1機種、2chスピーカー1機種、5chスピーカー1機種、6chスピーカー1機種、アクティブサブウーファー2機種。各製品の型番、価格、発売日は以下の通り。
■ネットワークAVアンプ「VRS-N8100」\105,000 10月発売
■AVアンプ「VRS-7100」\73,500 7月上旬発売
■AVアンプ「VRS-5100」\47,250 7月上旬発売
■DVDプレーヤー「DVF-8100」\31,500 7月上旬発売
■スピーカーシステム「LS-V230-W」\30,450(ペア) 7月上旬発売
■5chスピーカーシステム「KS-908HT」\39,900 7月上旬発売
■6chスピーカーシステム「KS-3100EX」\19,950 7月上旬発売
■サブウーファー「SW-508-ML」\39,900 7月上旬発売
■サブウーファー「SW-38HT」\22,050 7月上旬発売
※価格はすべて税込
今回発表した9モデルは、いずれも薄型テレビとのマッチングを考慮したシンプルかつスリムなデザインを採用。音質の向上は同社の音質研究室に所属する音の最高責任者、「音質マイスター」が担当している。各モデルの特徴をみていこう。
<AVアンプ3モデル>
AVアンプの上位2モデル「VRS-N8100」「VRS-7100」は、高さ79mmのスリムサイズを実現。TI社製のデジタルアンプ「PurePath Digital」を採用し、出力は130W×6chとハイパワーを誇る。サラウンド音声のデコードや音場処理にはアナログデバイセズ社製の32ビットDSPを搭載したほか、入力からDSP部、信号増幅部まですべてデジタル伝送するフルデジタル構成となっており、信号の劣化を抑えている。サラウンドフォーマットは、ドルビープロロジックIIxをはじめ、ドルビーバーチャルスピーカー、DTS96/24、MPEG2 AACなど、最新フォーマットを含めてフル対応している。さらに、再生するソースのジャンルに合わせて最適な音場を再現する「Active EQ」も搭載し、Cinemaモード、Musicモード、Gameモードなどが用意されている。
両機はシャーシ設計にも注力している。剛性を高めるだけでなく、振動をコントロールする「Vibration Controlシャーシ」を採用し、音質劣化を防いでいる。
薄型ながら入出力端子を豊富に装備しているのも特徴だ。光デジタル5系統、アナログ入力6系統、D4端子などを搭載。さらに前面AUX端子には「GAME端子」を装備し、接続したゲーム機器の電源をONにすると、自動的にセレクターが「GAME」を選択する。
実用性が高そうなのが「Dual Source」機能だ。ヘッドホンとスピーカーで別々のソースを再生できる機能で、「ヘッドホンでゲームをしながらCDを楽しむ」などという使い方が可能となる。
最上位機「VRS-N8100」は、上記の特徴に加え、PCとLAN接続するネットワーク機能を搭載。テレビに映し出したGUIから、PC内の音楽・映像・静止画データを自在に操作できる。PCにはあらかじめ常駐アプリをインストールしておく必要があり、対応OSはWindows XP Pro/XP Home/2000 Proとなっている。LANは有線のほか、WEB(Wireless Ethernet Bridge)を接続することで無線LANも可能。家庭内に2台以上のPCがある場合、N8100を立ち上げ時に、どのPCと接続するかを選択するダイアログが現れる。
再生可能なPC内のデータは、画像がJPEG/BMP/GIF/PNG、オーディオがMP3/WMA/WAV/Ogg Vorbis、映像がMPEG-1/2、XviDなどとなっている。
またN8100は、PCカードスロットも装備し、カードアダプターを用意すれば、デジカメで撮った画像をテレビに映し出すことができる。さらに本機は、MP3などの圧縮音楽フォーマットの高音質で再生する「Supreme」技術も搭載。圧縮によって欠落したデータの高音域帯を保管する技術だ。
AVアンプの下位モデル「VRS-5100」は、実用最大出力60W×6chのアナログアンプを搭載したモデル。高さは上位2機種をさらに下回る70mmだ。ドルビーヘッドフォン、ドルビーバーチャルスピーカー、DTS96/24は対応しないが、ドルビープロロジックIIx、AAC、DTS-ESなど基本的なものには対応している。
<DVDプレーヤー「DVF-8100」>
DVDプレーヤー「DVF-8100」は、プログレッシブ回路を搭載した薄型モデル。高さは44mm。上述したAVアンプとのデザインマッチングが図られている。JPEG画像やMP3/WMAなどを記録したCD-R/RWの再生も可能。
<スピーカーシステム「LS-V230-W」>
「LS-V230-W」は、165W×800H×254Dmmと中型サイズのトールボーイスピーカー。ウーファー2個、トゥイーター1個を装備した2ウェイ3スピーカーとなっている。スピーカーキャビネットにラウンド加工を施し不要な反射波を低減させ、シャープな音像を実現した。ウーファーには低域特性に優れたポリプロピレン振動板とラバーエッジを採用し、さらに通常の1.5倍のストロークを持つボイスコイルを搭載。迫力のある重低音を再生できる。トゥイーターには、振動板にチタン皮膜を蒸着したセミハード・ドームトゥイーターを採用。振動板表面に軽くて強度のあるチタンを使用している。
1本あたり15,000円前後と低価格ながら、金メッキスクリュータイプのスピーカーターミナルや本格的なネットワークを搭載している。
<5chスピーカーシステム「KS-908HT」>
5chスピーカーシステム「KS-908HT」は、シルバーのスタイリッシュなデザインを採用したモデル。フロントは2ウェイ5スピーカーのトールボーイタイプ。センター、サラウンドは2ウェイ3スピーカーとなっている。トゥイーターユニットは40kHzまでの広帯域再生が可能な1.9cmのドームタイプ。ウーファーは7cmコーンタイプだ。センタースピーカーはスピーカースタンドを標準装備しているが、スタンドを外して壁掛け設置も可能。リアスピーカーもスピーカースタンド「SR-8000(別売)」や壁掛け設置が可能で、自由なセッティングが可能となっている。
<6chスピーカーシステム「KS-3100EX」>
「KS-3100EX」は、コンパクトな6チャンネルスピーカーシステム。フロント/センターは2スピーカー、サラウンド/サラウンドバックは1スピーカー。ボイスコイルの大口径化を図り、大型磁気回路を搭載するなどの音質技術を投入。コンパクトサイズながら最大入力70W、瞬間最大入力120Wを実現し、大型アンプとの接続も可能となっている。
フロントスピーカーにはスピーカースタンドを装備し、スタンド部にスピーカーコードを収納することができる。リアスピーカーは壁掛けやスピーカースタンド「SR-8000(別売)」への設置に対応している。
<アクティブサブウーファー「SW-508-ML」>
サブウーファー「SW-508-ML」は、16cmユニットを2つ搭載。1つを下向きに、1つを下向き斜めにレイアウトした「Slanting Layout Woofer」を搭載し、下向きユニットだけでは必要な中低域がカットされるという問題を解消した。アンプ出力は75W+75W。木目調のキャビネットなので、「LS-V230-W」との組み合わせでデザインマッチングが図れる。
<アクティブサブウーファー「SW-38HT」>
サブウーファーの下位モデル「SW-38HT」は、スピーカーシステム「KS-908HT」「KS-3100EX」とベストマッチングなデザインを採用。16cmコーンウーファーを1つ装備し、出力は100W。
【問い合わせ先】
ケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL/045(933)5133
(Phile-web編集部)
■ネットワークAVアンプ「VRS-N8100」\105,000 10月発売
■AVアンプ「VRS-7100」\73,500 7月上旬発売
■AVアンプ「VRS-5100」\47,250 7月上旬発売
■DVDプレーヤー「DVF-8100」\31,500 7月上旬発売
■スピーカーシステム「LS-V230-W」\30,450(ペア) 7月上旬発売
■5chスピーカーシステム「KS-908HT」\39,900 7月上旬発売
■6chスピーカーシステム「KS-3100EX」\19,950 7月上旬発売
■サブウーファー「SW-508-ML」\39,900 7月上旬発売
■サブウーファー「SW-38HT」\22,050 7月上旬発売
※価格はすべて税込
今回発表した9モデルは、いずれも薄型テレビとのマッチングを考慮したシンプルかつスリムなデザインを採用。音質の向上は同社の音質研究室に所属する音の最高責任者、「音質マイスター」が担当している。各モデルの特徴をみていこう。
<AVアンプ3モデル>
AVアンプの上位2モデル「VRS-N8100」「VRS-7100」は、高さ79mmのスリムサイズを実現。TI社製のデジタルアンプ「PurePath Digital」を採用し、出力は130W×6chとハイパワーを誇る。サラウンド音声のデコードや音場処理にはアナログデバイセズ社製の32ビットDSPを搭載したほか、入力からDSP部、信号増幅部まですべてデジタル伝送するフルデジタル構成となっており、信号の劣化を抑えている。サラウンドフォーマットは、ドルビープロロジックIIxをはじめ、ドルビーバーチャルスピーカー、DTS96/24、MPEG2 AACなど、最新フォーマットを含めてフル対応している。さらに、再生するソースのジャンルに合わせて最適な音場を再現する「Active EQ」も搭載し、Cinemaモード、Musicモード、Gameモードなどが用意されている。
両機はシャーシ設計にも注力している。剛性を高めるだけでなく、振動をコントロールする「Vibration Controlシャーシ」を採用し、音質劣化を防いでいる。
薄型ながら入出力端子を豊富に装備しているのも特徴だ。光デジタル5系統、アナログ入力6系統、D4端子などを搭載。さらに前面AUX端子には「GAME端子」を装備し、接続したゲーム機器の電源をONにすると、自動的にセレクターが「GAME」を選択する。
実用性が高そうなのが「Dual Source」機能だ。ヘッドホンとスピーカーで別々のソースを再生できる機能で、「ヘッドホンでゲームをしながらCDを楽しむ」などという使い方が可能となる。
最上位機「VRS-N8100」は、上記の特徴に加え、PCとLAN接続するネットワーク機能を搭載。テレビに映し出したGUIから、PC内の音楽・映像・静止画データを自在に操作できる。PCにはあらかじめ常駐アプリをインストールしておく必要があり、対応OSはWindows XP Pro/XP Home/2000 Proとなっている。LANは有線のほか、WEB(Wireless Ethernet Bridge)を接続することで無線LANも可能。家庭内に2台以上のPCがある場合、N8100を立ち上げ時に、どのPCと接続するかを選択するダイアログが現れる。
再生可能なPC内のデータは、画像がJPEG/BMP/GIF/PNG、オーディオがMP3/WMA/WAV/Ogg Vorbis、映像がMPEG-1/2、XviDなどとなっている。
またN8100は、PCカードスロットも装備し、カードアダプターを用意すれば、デジカメで撮った画像をテレビに映し出すことができる。さらに本機は、MP3などの圧縮音楽フォーマットの高音質で再生する「Supreme」技術も搭載。圧縮によって欠落したデータの高音域帯を保管する技術だ。
AVアンプの下位モデル「VRS-5100」は、実用最大出力60W×6chのアナログアンプを搭載したモデル。高さは上位2機種をさらに下回る70mmだ。ドルビーヘッドフォン、ドルビーバーチャルスピーカー、DTS96/24は対応しないが、ドルビープロロジックIIx、AAC、DTS-ESなど基本的なものには対応している。
<DVDプレーヤー「DVF-8100」>
DVDプレーヤー「DVF-8100」は、プログレッシブ回路を搭載した薄型モデル。高さは44mm。上述したAVアンプとのデザインマッチングが図られている。JPEG画像やMP3/WMAなどを記録したCD-R/RWの再生も可能。
<スピーカーシステム「LS-V230-W」>
「LS-V230-W」は、165W×800H×254Dmmと中型サイズのトールボーイスピーカー。ウーファー2個、トゥイーター1個を装備した2ウェイ3スピーカーとなっている。スピーカーキャビネットにラウンド加工を施し不要な反射波を低減させ、シャープな音像を実現した。ウーファーには低域特性に優れたポリプロピレン振動板とラバーエッジを採用し、さらに通常の1.5倍のストロークを持つボイスコイルを搭載。迫力のある重低音を再生できる。トゥイーターには、振動板にチタン皮膜を蒸着したセミハード・ドームトゥイーターを採用。振動板表面に軽くて強度のあるチタンを使用している。
1本あたり15,000円前後と低価格ながら、金メッキスクリュータイプのスピーカーターミナルや本格的なネットワークを搭載している。
<5chスピーカーシステム「KS-908HT」>
5chスピーカーシステム「KS-908HT」は、シルバーのスタイリッシュなデザインを採用したモデル。フロントは2ウェイ5スピーカーのトールボーイタイプ。センター、サラウンドは2ウェイ3スピーカーとなっている。トゥイーターユニットは40kHzまでの広帯域再生が可能な1.9cmのドームタイプ。ウーファーは7cmコーンタイプだ。センタースピーカーはスピーカースタンドを標準装備しているが、スタンドを外して壁掛け設置も可能。リアスピーカーもスピーカースタンド「SR-8000(別売)」や壁掛け設置が可能で、自由なセッティングが可能となっている。
<6chスピーカーシステム「KS-3100EX」>
「KS-3100EX」は、コンパクトな6チャンネルスピーカーシステム。フロント/センターは2スピーカー、サラウンド/サラウンドバックは1スピーカー。ボイスコイルの大口径化を図り、大型磁気回路を搭載するなどの音質技術を投入。コンパクトサイズながら最大入力70W、瞬間最大入力120Wを実現し、大型アンプとの接続も可能となっている。
フロントスピーカーにはスピーカースタンドを装備し、スタンド部にスピーカーコードを収納することができる。リアスピーカーは壁掛けやスピーカースタンド「SR-8000(別売)」への設置に対応している。
<アクティブサブウーファー「SW-508-ML」>
サブウーファー「SW-508-ML」は、16cmユニットを2つ搭載。1つを下向きに、1つを下向き斜めにレイアウトした「Slanting Layout Woofer」を搭載し、下向きユニットだけでは必要な中低域がカットされるという問題を解消した。アンプ出力は75W+75W。木目調のキャビネットなので、「LS-V230-W」との組み合わせでデザインマッチングが図れる。
<アクティブサブウーファー「SW-38HT」>
サブウーファーの下位モデル「SW-38HT」は、スピーカーシステム「KS-908HT」「KS-3100EX」とベストマッチングなデザインを採用。16cmコーンウーファーを1つ装備し、出力は100W。
【問い合わせ先】
ケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL/045(933)5133
(Phile-web編集部)