キヤノン、デジタルビデオカメラ最上位機種「XL2 KIT」の製品発表会を開催
●キヤノン(株)が7月13日に発表したデジタルビデオカメラのフラグシップモデル「XL2 KIT」の製品発表会が本日都内の施設にて開催された。本機は「XLマウント」を採用しレンズ交換を可能とした点や、24p記録対応により映画調のムービー撮影が楽しめる点などが早くも大きな注目を集めている。本日の発表会ではキヤノンのキーパーソン各氏により、新製品の特徴と販売戦略に関する詳細が明らかにされた。
はじめにキヤノン販売(株)コンスーマ商品企画本部本部長である松浦清氏が新製品の販売戦略について語った。松浦氏は新製品の販売ターゲットとして「コンテンツクリエーターの方々を中心に、ハイアマチュア、文教用途など幅広いハイエンド志向のユーザーの皆様が対象になるだろう」と語った。8月下旬の発売予定時期を目前に「設定したターゲット層にむけて製品の魅力を余すところなく伝えて行けるよう、プロモーション活動を練り上げていきたい」と松浦氏は抱負を語った。
本機の前モデルにあたる「XL1」は、1998年に同社より発売され、米国を中心とした市場から高い評価を獲得した。松浦氏に続いて登壇したキヤノン(株)電子映像商品企画課課長の大谷智氏は、他社のハイアマチュアをターゲットにしたデジタルビデオカメラ製品と比べて「交換レンズへ対応した点をはじめ、魅力的な機能をこの価格帯の製品で実現した点を強調しながら、プロ・ハイアマ層を中心とした独自の新市場を開拓して行きたい」と意欲を明らかにした。
同社では前モデルのヒットで確立した信頼性とブランドイメージを足場に、本機「XL2」における進化を『Re-Born』『プロへの解答。』という宣伝コピーによって表現しながら、優れた同社の技術と魅力的な諸機能を意欲的に盛り込んだ点をユーザーに向けてアピールしていく考えだ。
本日の発表会会場では、マスコミ関係者からHD対応ビデオカメラへの取り組みに関する質問も寄せられた。この質問について、現時点における同社スタッフからの解答は「当社もHDV規格をベースとした製品開発に取り組んでいる。放送をはじめ、HD映像の受像環境や他社の製品状況を見ながら、キヤノンブランドの製品実現を検討して行きたい」という内容にとどまった。今回の新製品では、SDレベルで最高水準の映像記録性能を実現したことは、本日の発表会で行われたデモンストレーションからも明らかである。次世代の映像記録フォーマットにおける、業界のリーディングカンパニーの活躍に今後も注目したい。
【問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
TEL/0570-01-9000
(Phile-web編集部・山本敦)
はじめにキヤノン販売(株)コンスーマ商品企画本部本部長である松浦清氏が新製品の販売戦略について語った。松浦氏は新製品の販売ターゲットとして「コンテンツクリエーターの方々を中心に、ハイアマチュア、文教用途など幅広いハイエンド志向のユーザーの皆様が対象になるだろう」と語った。8月下旬の発売予定時期を目前に「設定したターゲット層にむけて製品の魅力を余すところなく伝えて行けるよう、プロモーション活動を練り上げていきたい」と松浦氏は抱負を語った。
本機の前モデルにあたる「XL1」は、1998年に同社より発売され、米国を中心とした市場から高い評価を獲得した。松浦氏に続いて登壇したキヤノン(株)電子映像商品企画課課長の大谷智氏は、他社のハイアマチュアをターゲットにしたデジタルビデオカメラ製品と比べて「交換レンズへ対応した点をはじめ、魅力的な機能をこの価格帯の製品で実現した点を強調しながら、プロ・ハイアマ層を中心とした独自の新市場を開拓して行きたい」と意欲を明らかにした。
同社では前モデルのヒットで確立した信頼性とブランドイメージを足場に、本機「XL2」における進化を『Re-Born』『プロへの解答。』という宣伝コピーによって表現しながら、優れた同社の技術と魅力的な諸機能を意欲的に盛り込んだ点をユーザーに向けてアピールしていく考えだ。
本日の発表会会場では、マスコミ関係者からHD対応ビデオカメラへの取り組みに関する質問も寄せられた。この質問について、現時点における同社スタッフからの解答は「当社もHDV規格をベースとした製品開発に取り組んでいる。放送をはじめ、HD映像の受像環境や他社の製品状況を見ながら、キヤノンブランドの製品実現を検討して行きたい」という内容にとどまった。今回の新製品では、SDレベルで最高水準の映像記録性能を実現したことは、本日の発表会で行われたデモンストレーションからも明らかである。次世代の映像記録フォーマットにおける、業界のリーディングカンパニーの活躍に今後も注目したい。
【問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
TEL/0570-01-9000
(Phile-web編集部・山本敦)