ニコン、顔を自動認識しフォーカスを合わせるコンパクトデジカメを発売

（株）ニコンは、米Identix 社が開発した生体認証技術を用いた顔認識技術「FaceIt」を用い、撮影画面内の人物の顔を検知してピントを合わせる世界初の「顔認識AF」機能を開発した。

本技術は、新たに発売するコンパクトデジカメ「COOLPIX 7900」「COOLPIX 7600」「COOLPIX 5900」に搭載する。

顔認識技術「FaceIt」は、デジタルカメラなどのデジタル画像から、顔の輪郭形状、目、鼻、口、耳などの各パーツの距離間隔、肌の色情報などの諸情報を得て、独自の演算アルゴリズムにより分析し人間の顔を認識するもの。

ニコンが開発した「顔認識AF」は、この顔認識技術「FaceIt」を採用し、撮影画面内の人物の顔を認識、画面上の位置を検出し顔にピントを合わせる機能。縦、横どちらの構図にも対応し、多少の傾きがあっても動作するという。各モデルのポートレートモードに搭載される。

「COOLPIX 7900」は有効画素数7.1メガピクセル、「COOLPIX 5900」は5.1メガピクセルのCCDを搭載。さらに独自の光学3倍ズームEDニッコールレンズも装備する。また、7900は電子式の手ブレ補正機能も採用している。発売日は7900が3月18日、5900が2月25日。

「COOLPIX 7600」も、7900と同様に有効画素数7.1メガのCCD、光学3倍ズームを搭載する。発売は4月8日。また、顔認識AF機能を省いたエントリーモデル「COOLPIX 5600」も2月25日に発売される。

価格はすべてオープンだが、7900が5万円前後、5900が4万円前後、7600が4万円前後、5600が3万円前後でそれぞれ販売される見込み。

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（Phile-web編集部）