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ビクター、3CCD搭載で静止画もキレイなHDDムービー“Everio”新モデル

公開日 2005/04/12 19:36
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“Everio”GZ-MC500
日本ビクター(株)は、記録メディアに1インチHDDを採用したデジタルビデオカメラ“Everio”の新モデルとして、新開発の「3CCDカメラシステム」を搭載した「GZ-MC500」を6月上旬より発売する。価格はオープンだが17万円前後での販売が予想される。

本機は、総画素数133万画素のメガピクセルCCDを3枚使用した「3CCDカメラシステム」を搭載することで、色表現力を大幅に向上。レンズ部には低分散ガラスと非球面レンズを使用することで、コンパクトサイズと高画質を両立させている。

動画の記録方式はMPEG2を採用。動画撮影モードは“Everio”従来モデルを踏襲し、Ultra Fine、Fine、Nomal、Economyの4つを用意。4GB HDDを使用した場合、Ultra Fineで最大約60分、Economyで最大約300分の撮影が可能だ。

マイクロドライブHDDスロット

映像編集ソフトが同梱する


撮った映像はサムネイル表示が可能

5メガピクセル静止画記録を実現した技術

また本機の大きな特長として、静止画の画質の高さが挙げられる。RGB3色のCCDのうちG(グリーン)のみをズラす方法により5メガピクセルの静止画記録を実現。独自の高画質エンジン「メガブリッド」の静止画専用回路を搭載することでプリント時の美しさに重点を置いた写真撮影が可能となった。

撮影時のズーム倍率は動画時で光学10倍、静止画時で光学8倍の高倍率を実現している。

本機には、記録メディアとしてマイクロドライブHDD(4GB)が付属する。またSDメモリーカードスロットを装備しており、静止画をSDカードに記録することも可能だ。

HDDスロット部には“Everio”の従来モデルが採用した「フローティング・ダンパーシステム」を採用。振動を吸収するこの機構によりHDDを振動・衝撃から守っている。

また撮影環境ごとに最適な撮影ができるシーンモードは、本体側面の「シーンダイヤル」により素早く選択することが可能だ。

撮り溜めた映像は、本体メニューで削除や並べ替えが可能。USBケーブルでPCに接続すればドラッグ&ドロップでMPEG2ファイルを取り出すことができる。またリムーバブルHDDは、PCカードスロットを装備したパソコンならば直接差し込んでデータの移動が可能だ。


北見 商品企画部長

「3CCDカメラシステム」搭載のDVテープ記録モデルも登場
本日都内で開催された製品発表会には、AV&マルチメディアカンパニー 商品企画部長の北見雅則氏が出席。カムコーダー業界の動向と“Everio”新モデルについて語った。同氏によれば、カムコーダー市場全体の売り上げは微増を続けているが、単価の下降により事業が難しくなってきたという。そのためメーカー各社は新しいコンセプトを模索し、「ランダムアクセス性に注目しはじめた」と説明した。そこで同社が取り入れたのがHDD。“Everio”が採用した1インチHDDは年末には8〜10GBのモデルが登場する見込みだという。同氏は最後に「『HDDムービー』の先駆けとなり、このジャンルを確立していきたい」と語った。

【問い合わせ先】
日本ビクター(株)
お客様ご相談センター
TEL/0120-2828-17(フリーダイヤル)
TEL/045-450-8950(携帯電話・PHSなど)

(Phile-web編集部 伊藤)

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トピック

製品スペックやデータを見る
  • ブランドVICTOR
  • 型番“Everio”GZ-MC500
  • 発売日2005年6月上旬
  • 価格\OPEN(予想実売価格17万円前後)
【SPEC】●記録メディア:マイクロドライブHDD(付属4GB)、SDメモリーカード(別売) ●CCD:1/4.5型133万画素CCD×3 ●最低被写体照度:18ルクス ●ズーム倍率:動画 光学10倍(デジタル200倍)、静止画 光学8倍 ●モニター:1.8型液晶 ●入出力端子:S/AV 端子、USB 端子、DC 端子、ヘッドホン端子 ●外形寸法:80W×55H×118Dmm ●質量:約330g(本体)