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<A&V FESTA 2005レポート:ケンウッド>“究極の高音質”と“新しいネットワーク”に注目

公開日 2005/09/21 17:53
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ケンウッドのブースでは、新技術を搭載した参考出品の製品を数多く見ることができる。高音質の再生に特化したピュアオーディオ製品から、無線技術を取り入れた新カテゴリの製品まで、同社の未来を期待させる展示内容だ。


参考出品のCDプレーヤー&プリメインアンプ

CDプレーヤーの回路イメージ
最も注目すべきは、試聴ルームで体験できる“究極の高音質”を目指した参考出品のCDプレーヤー&プリメインアンプだろう。同社の現在のオーディオ技術を結集した両機。シャーシは開発段階にあり、今回見ることができるのは十数年前のプレーヤー/アンプの筐体だが、中身は最新のハイエンドシステムだ。試聴はスピーカー「LS-X70-M」を使って行われている。

プレーヤー/アンプを一体化したミニコンポシステム“Kシリーズ”の上位モデルも参考出品された。MDデッキを非搭載とし、さらなる音質向上を図っている。価格はまだ未定だが、10万円前後での販売を予定しているとのことだ。


Kシリーズ新モデル

第3世代目のバーチャルサラウンド技術を搭載
こちらも参考出品となるDVD/CD/MDシステムコンポは、音楽や映画などのソースに合わせて2ch/4chサラウンド再生を切り替える新システムを採用。3ユニット構成のスピーカーシステムの最上段のユニットは、4chバーチャルサラウンド時にのみ駆動するサラウンド用ユニットだ。こちらも10万円前後での販売が予定されている。


無線LAN対応DAP

「DLNA」に準拠したAVアンプ「VRS-N8200(仮)」
次世代デジタルホームネットワークに関する展示も見逃せない。同社はDLNA(Digital Living Network Alliance)に発足時から参画しており、ここで策定されたガイドラインに準拠した製品開発を進めている。無線LAN機能を搭載したデジタルオーディオプレーヤーのプロトタイプ機は、「HD20GA7」の背部がふくらんだ形状。同機に保存した音楽/映像/画像データを無線ネットワークを介して、テレビに表示したり、カーオーディオシステムで再生したりすることができる。

同社では「HD20GA7」と連携動作する“D.AUDIO”機能搭載のミニコンポを発売中だが、同機能を搭載した参考出品も多く見られる。写真の小さなプリメインアンプもその一つで、インプットにCD、AUX、D.AUDIO の表示を確認することができた。

D.AUDIO対応のコンパクトなプリメインアンプ

AVアンプ「KRF-X9090D-S」を使った試聴ルームも用意

「HD20GA7」のエヴァンゲリオン・モデル

(Phile-web編集部)

avfesta2005

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