EVC、VC-1のリアルタイムハードウェアエンコーダーを輸入販売開始
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FATHOM (ファソン) |
ソフトウェアエンコード処理では、ハイビジョン映像からVC-1への変換処理が元の動画の10〜25倍程度必要だったが、本機はハードウェアエンコード処理のため、VC-1をリアルタイムにエンコードできる。現在、ハイビジョンにも対応したVC-1のハードウェアリアルタイムエンコーダーは本機のみとなっている。
VC-1は、HD DVDやBlu-ray Discなど次世代光ディスクが採用する動画圧縮方式。米マイクロソフトが開発した「Windows Media Video」をベースにした仕様をSMPTE(米国映画テレビ技術者協会)に提案し、「VC-1」(Video Codec 1)と仮称が付けられたが、現在ではSMPTEの規格番号の「SMPTE 421M」と呼ばれるようになった。
同社では、今後、ポストプロダクションなどのプロ市場でVC-1エンコード需要が飛躍的に高まると予想しており、本機の販売を強化する。
(Phile-web編集部)