<Display 2006 レポート>松下の103V型プラズマやパイオニア50V型フルHDモデルなどが注目を浴びる
フラットパネルディスプレイの総合展示会「Display 2006」が、本日19日より3日間、東京ビッグサイトで開催されている。第2回目となる今回は、松下電器の103V型PDPなど話題の製品展示が行われた。
ここでは主要メーカーのブースでの主な展示内容をご紹介する。
松下電器産業のブースには、年初に米ラスベガスで開催されたCESでお披露目された103V型のプラズマディスプレイが展示され、黒山の人だかりを作った。フルHD表示に対応した本ディスプレイは世界最大サイズ。日本、米国で年内に発売を予定しており、受注生産になるという。
昨年発売された65V型のフルHDプラズマテレビ「TH-65PX500」の隣には、50V型のフルHDプラズマテレビを参考展示。フルHDとして“世界最小”と銘打つ本機は、103V型同様、3,000対1の高コントラスト比を実現している。説明員によれば「本年中の製品化を目指している」という。
パイオニア ブースの目玉は、本日発表され6月上旬に発売を控える50V型フルHDプラズマモニター「PDP-5000EX」の展示だ(→発表会ニュース)。同社が力を入れる“黒の再現性”をフルHDでも追求した本機。CESで参考出品されたBDプレーヤー「BDP-HD1」とともに展示され、高画質への取り組みを強力にアピールした。
また、液晶ディスプレイとプラズマディスプレイの比較展示も展開し、動画応答性、階調表現、視野角においての優位性を強調した。
本日同時発表された“PUREVISION”シリーズの新モデル「PDP-507HX」「PDP-427HX」(→発表会ニュース)の展示も行われ、来場者の注目を浴びた。
ソニーは、CESで初公開した82V型の液晶テレビを参考出品(→CES2006レポート)。バックライトにRGBそれぞれのLEDを用いた、トリルミナス・バックライトシステムを採用し、動画色空間規格「xvYCC」に対応。通常の色空間との再現性の違いをデモンストレーションした。
また、0.61インチのSXRDデバイスを採用した60インチのリアプロジェクションテレビも参考出品。こちらは北米で発売中のモデルで、表示画素数はもちろんフルHD。
富士通日立プラズマディスプレイ(FHP)は、Wooo9000シリーズの発表会(→発表時のニュース)でも公開した55V/42V型のフルHDプラズマディスプレイを参考展示。画面輝度はともに1000cd/m2。コントラスト比5,000対1の55V型は本年中に、3,000対1の42V型は来春にそれぞれ出荷を開始する予定だという。
シャープは、業務向けの液晶ディスプレイを中心とした展示を行っている。液晶はすでにフルHDがスタンダードとなりつつあり、同社はそれらディスプレイを応用した商品提案に力を入れる。
ブースに並んだ液晶ディスプレイ「PN-655」(→発表時のニュース)は、3月に発売された65V型のフルHD 業務用ディスプレイ。「白板システム」と組み合わたタッチパネル機能などのデモンストレーションを行った。
日立ディスプレイズは、最新のIPS方式液晶技術として「IPS-Pro」の技術展示を行う。高い広視野角を継承しながら、8msの高速動画性能、1,000対1の高コントラストを実現したほか、500cd/m2の輝度で65Wという低消費電力を実現したのが「IPS-Pro」の特長だ。
日本ビクターは、5月中旬に発売を控える37V型液晶テレビ「LT-37LC85」(→発表時のニュース)を使い、「高速液晶ドライバー」の動画表示性能をアピールしたほか、表示デバイスにD-ILAを採用したプロジェクションテレビ“BIG SCREEN EXE”3機種を展示し、フルHD映像の再生デモを行った。
セイコーエプソンは、液晶リアプロジェクションテレビの現行モデルである、フルHDの“Gシリーズ”と普及価格モデル“Sシリーズ”を展示。先行してフルHDを実現した液晶パネルの強みをアピールした。
(Phile-web編集部)
ここでは主要メーカーのブースでの主な展示内容をご紹介する。
松下電器産業のブースには、年初に米ラスベガスで開催されたCESでお披露目された103V型のプラズマディスプレイが展示され、黒山の人だかりを作った。フルHD表示に対応した本ディスプレイは世界最大サイズ。日本、米国で年内に発売を予定しており、受注生産になるという。
昨年発売された65V型のフルHDプラズマテレビ「TH-65PX500」の隣には、50V型のフルHDプラズマテレビを参考展示。フルHDとして“世界最小”と銘打つ本機は、103V型同様、3,000対1の高コントラスト比を実現している。説明員によれば「本年中の製品化を目指している」という。
パイオニア ブースの目玉は、本日発表され6月上旬に発売を控える50V型フルHDプラズマモニター「PDP-5000EX」の展示だ(→発表会ニュース)。同社が力を入れる“黒の再現性”をフルHDでも追求した本機。CESで参考出品されたBDプレーヤー「BDP-HD1」とともに展示され、高画質への取り組みを強力にアピールした。
また、液晶ディスプレイとプラズマディスプレイの比較展示も展開し、動画応答性、階調表現、視野角においての優位性を強調した。
本日同時発表された“PUREVISION”シリーズの新モデル「PDP-507HX」「PDP-427HX」(→発表会ニュース)の展示も行われ、来場者の注目を浴びた。
ソニーは、CESで初公開した82V型の液晶テレビを参考出品(→CES2006レポート)。バックライトにRGBそれぞれのLEDを用いた、トリルミナス・バックライトシステムを採用し、動画色空間規格「xvYCC」に対応。通常の色空間との再現性の違いをデモンストレーションした。
また、0.61インチのSXRDデバイスを採用した60インチのリアプロジェクションテレビも参考出品。こちらは北米で発売中のモデルで、表示画素数はもちろんフルHD。
富士通日立プラズマディスプレイ(FHP)は、Wooo9000シリーズの発表会(→発表時のニュース)でも公開した55V/42V型のフルHDプラズマディスプレイを参考展示。画面輝度はともに1000cd/m2。コントラスト比5,000対1の55V型は本年中に、3,000対1の42V型は来春にそれぞれ出荷を開始する予定だという。
シャープは、業務向けの液晶ディスプレイを中心とした展示を行っている。液晶はすでにフルHDがスタンダードとなりつつあり、同社はそれらディスプレイを応用した商品提案に力を入れる。
ブースに並んだ液晶ディスプレイ「PN-655」(→発表時のニュース)は、3月に発売された65V型のフルHD 業務用ディスプレイ。「白板システム」と組み合わたタッチパネル機能などのデモンストレーションを行った。
日立ディスプレイズは、最新のIPS方式液晶技術として「IPS-Pro」の技術展示を行う。高い広視野角を継承しながら、8msの高速動画性能、1,000対1の高コントラストを実現したほか、500cd/m2の輝度で65Wという低消費電力を実現したのが「IPS-Pro」の特長だ。
日本ビクターは、5月中旬に発売を控える37V型液晶テレビ「LT-37LC85」(→発表時のニュース)を使い、「高速液晶ドライバー」の動画表示性能をアピールしたほか、表示デバイスにD-ILAを採用したプロジェクションテレビ“BIG SCREEN EXE”3機種を展示し、フルHD映像の再生デモを行った。
セイコーエプソンは、液晶リアプロジェクションテレビの現行モデルである、フルHDの“Gシリーズ”と普及価格モデル“Sシリーズ”を展示。先行してフルHDを実現した液晶パネルの強みをアピールした。
(Phile-web編集部)