ソニー、USB直挿しのメモリーDAP“ウォークマン Eシリーズ”を発売

ソニーは、フラッシュメモリーを内蔵し、USB端子でPCに直挿しできるデジタルオーディオプレーヤー「ウォークマン Eシリーズ」３機種を6月10日より発売する。

3機種の概要は以下の通り。

『NW-E005』(2GB) 　￥OPEN（予想実売価格18,000円前後）
『NW-E003』(1GB)　￥OPEN（予想実売価格13,000円前後）
『NW-E002』(512MB)　￥OPEN（予想実売価格10,000円前後）

3機種ともUSB端子を装備。端子はキャップで保護されており、キャップを外してPCやHDD搭載コンポなどにUSB接続できる。USB2.0規格を採用し、充電も可能なほか、高速での楽曲転送も行える。

約1時間でフル充電が可能。最長28時間の連続再生が行える。また、約3分の充電で約3時間の連続再生ができる高速充電機能も備える。

再生できるファイルはATRAC、MP3、WMA、AAC。ただし著作権保護されたWMA/AACファイルは再生できない。同梱の音楽管理用アプリケーションソフトウエア「SonicStage CP」も、新たにAACファイルに対応した。

本体カラーはブラック/バイオレット/ピンク/ブルー/ライムグリーンの5カラーをラインアップ。ただし「NW-E005」はブラック、バイオレットの2カラーのみとなる。

ディスプレイは1行表示有機EL。再生時には楽曲ごとの音量の差を自動調整する「ダイナミックノーマライザ」、5バンドのイコライザーなども装備する。

小型のメモリータイプという特徴を活かし、スポーツ時の使用も想定。１〜99分の間で設定した時間で楽曲を再生し、設定時間がくるとビープ音が鳴り終了する「Sports timer」機能を搭載した。

本体サイズは幅約24.8mm×高さ約79.0mm×奥行約13.6mm、重さは約25g。

また、ソニーのeコマースサイト「ソニースタイル」では、『NW-E005』のソニースタイル限定カラー “シルバー”を同日発売する。販売価格は16,800円。

■関連アクセサリーも発売

ウォークマン Eシリーズの発売と同時に、関連アクセサリーも数多く発売される。防滴クリアケース『CKH-NWE001』は汗や水しぶきから本体を守るクリアケースで、ケースに入れたまま本体の基本操作が可能。ボトルのようなデザインを採用している。価格はオープンだが3,000円前後での販売が予想される。

また、防滴ヘッドホン『MDR-J12G』（2,480円/税込）も用意。汗・水しぶきに強い防滴ヘッドホン。動きに合わせて伸び縮みするカールコード対応で、スポーツシーンに適している。カラーはバイオレットとホワイトの2色。

そのほか、アームバンド『CKA-NWS1』やシリコンケース『CKM-NWE001』、キャップクリップ『CLP-NWE001』、ネックストラップ『STP-NWN1』なども発売される。

＜編集部の視点＞
ソニーは、「ポケットビット」というUSBメモリーをいまも販売している。第一世代の「USM」は2002年2月に発売されており、この分野の先駆者だ。USBメモリータイプのデジタルオーディオプレーヤーは他社から多数発売されているが、ソニーがこの分野に満を持して参入してきたことで、さらなる注目を集めそうだ。小型・軽量ながら急速充電機能を搭載するなど、独自技術により機能を高めた点も評価できる。また、再生対応ファイルにAACが含まれていることにも要注目。以前はATRAC3に固執していた同社だが、「名よりも実を取る」という姿勢がいっそう鮮明になった。

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング（株）　
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（Phile-web編集部）