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[CEDIA EXPO 2006レポート]三菱、RUNCO、InFocusのプロジェクター新製品

公開日 2006/09/16 22:39
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今年のEXPOのメインテーマの一つがフルハイビジョン1080pのプロジェクター。プロジェクターを手掛ける各社は、例外なくすでに導入済みの製品からこの秋に市場導入を控えたプリプロまでを展示し、「1080でないとディーラーの反応が鈍い」(北米マランツ北村氏)という言葉のとおり、主戦場は1080に移行したことを印象付けた。


LVP-HC5000BLの試射映像
三菱電機のLVP-HC5000BLは日本でも公開済みの透過型3LCD1080p機「LVP-HC5000」(製品データベース)のブラックモデル。1000アンシルーメン、10000:1のコントラストレンジを持ち、ファンノイズが19dB(ローライト時)の静粛性を誇る。なお、先のニュースで紹介した通り、シリコンオプティクス社のHQV(レオンVX)をビデオプロセッシングに採用し、HD画質を向上させている。ブラックモデルが重用される北米では、品番が“5000BL”となる。展示ブース内に暗幕で仕切った投射ルームが設けられ、来場者は真剣にその画質に見入っていた。

アメリカのアッセンブルメーカーにしてホームシアターのプレミアムブランドがRUNCO(ランコ)である。現在はDLP方式のプロジェクターをラインナップしているが、“ルート66”と題したアメリカ的なノリのホームシアターのブースをD BOX他と共同で出展した。ここでもアナモフィックレンズを装着してシネスコで『スター・ウォーズ シスの復讐』を上映、レンズがモーターでノイズを立てながら水平に移動すると、来場者のヤンヤの喝采を浴びていた。

RUNCOのホームシアターブース“ルート66”

来場者はヤンヤの喝采

ホームプロジェクターの中堅、InFocus(インフォーカス)は、720p機ながら新鋭機SP777を出品した。QUALIA004からの影響を感じさせるツートーンの平べったく生命感のある、セクシーなデザインが来場者を例外なく引き付ける。0.80ダークチップを3板構成したDLPプロジェクターで、カラーホイールがないことを強調していた。2000アンシルーメンの輝度パワーと5000:1のコントラストレシオを持つ。“Outoshine any Hollywood Screeningroom”(ハリウッドの試写室で折り紙つきの画質!)がキャッチフレーズだ。

SP777

(大橋伸太郎)

[CEDIA2006REPORT]

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