松下電器がSDカード記録のAVCHDカメラを開発 − CEATECに参考出品
AVCHDは、松下電器産業とソニーが提唱した新たなビデオカメラ用規格(関連ニュース)。映像圧縮方式にはMPEG-4 AVC/H.264を採用し、より低いビットレートでハイビジョン映像を記録できる。すでにソニーは、AVCHDに対応したビデオカメラとして、DVDビデオカメラ「HDR-UX1」、HDDビデオカメラ「HDR-SR1」を発表している(関連ニュース)。
松下電器は、今年5月に、AVCHD規格に基づいたハイビジョンSDカードカメラの開発を開始したことを発表していた(関連ニュース)。
開発したAVCHD対応のSDカードカメラは、本年中に発売を開始する。松下電器として初のハイビジョンビデオカメラとなることにも注目だ。
詳細な仕様は明らかにされていないが、新たに開発した「ハイビジョン用3CCDカメラシステム」を搭載するという。3板式にすることで、単板式に比べて色の再現性を高めることができる。
また、ハイビジョン映像処理LSIも新開発。ハイビジョン映像のビットレートは6Mbpsと9Mbpsを用意している模様で、4GBのSDHCメモリーカードを使った場合、6Mbpsで約85分、9Mbpsで約55分の記録が行える。
なお同社では、8cmDVDディスクに記録するAVCHDビデオカメラも開発を続けているとしている。
(Phile-web編集部)