<CES2007:TI>コントラスト10万対1のLED光源DLPリアプロや“ポケットプロジェクター”に注目
テキサスインスツルメンツ(TI)のブースは、DLP一本で勝負。DLPプロジェクションテレビやフロントプロジェクターなどが所狭しと並べられている。
プロジェクションテレビで注目なのは、LEDを光源に用いた製品。TIの試作機はコントラスト10万対1を実現している。真っ暗なデモルームも用意され、実際の映像を確認することができたが、暗いシーンの黒色は、筐体のフレームとほとんど区別ができないほど沈み込んでいる。一方でピーク輝度は高く、コントラスト比の高さが数値上のものではないことが分かる。また、色表現も非常にビビッドで、LED光源の威力を実感することができた。
なおLED光源のプロジェクションテレビは、このほかNuVisio社が57V型の「52LEDLP」を、サムスン電子も50V型の2007年モデルなどを展示していた。
一方、筐体のスリム化を図ったモデルもコーナーを設けてアピール。ここでは、Delta Electronicの44V 型試作機や、TIの50型・73型の試作機、56型のサムスン電子製2007年モデルなどを見ることができた。薄さをアピールするためか、どの製品も壁に直付けされたラックに置かれ、壁掛け(のように見える)スタイルで展示されていたのも印象的だった。
また、TIが今後重点的に力を入れると明言している、超小型のDLPフロントプロジェクター“ポケットプロジェクター”シリーズにも注目だ。ラインナップは、三菱電機の「PK20」(799ドル)、サムスンの「P310」(799ドル)、東芝の「FF1」(699ドル)など。スペックを紹介しておくと、三菱のPK20はコントラスト比こそ1,000対1と高いものの、輝度は25ルーメンとかなり低い。超小型サイズはプレゼンテーション用に持ち歩くのに便利そうだが、この輝度では実際に活用するのは難しそうだ。新たな用途の提案が必要になるだろう。
シアター用では、東芝のDVD内蔵タイプ「ET20」(1,399ドル)や、日本でおなじみのシャープ、三菱、オプトマなどの製品が並ぶ。
変わり種のプロジェクターも見ることができた。“Gaming Projector Prototype”と表示されていた製品で、3モデルほどを展示。ご覧のようにユニークな形状のものばかりで、とてもプロジェクターには見えない。ゲーマーのマインドをくすぐる形状に仕上げたというところだろうか。
(Phile-web編集部・風間)
ces2007
プロジェクションテレビで注目なのは、LEDを光源に用いた製品。TIの試作機はコントラスト10万対1を実現している。真っ暗なデモルームも用意され、実際の映像を確認することができたが、暗いシーンの黒色は、筐体のフレームとほとんど区別ができないほど沈み込んでいる。一方でピーク輝度は高く、コントラスト比の高さが数値上のものではないことが分かる。また、色表現も非常にビビッドで、LED光源の威力を実感することができた。
なおLED光源のプロジェクションテレビは、このほかNuVisio社が57V型の「52LEDLP」を、サムスン電子も50V型の2007年モデルなどを展示していた。
一方、筐体のスリム化を図ったモデルもコーナーを設けてアピール。ここでは、Delta Electronicの44V 型試作機や、TIの50型・73型の試作機、56型のサムスン電子製2007年モデルなどを見ることができた。薄さをアピールするためか、どの製品も壁に直付けされたラックに置かれ、壁掛け(のように見える)スタイルで展示されていたのも印象的だった。
また、TIが今後重点的に力を入れると明言している、超小型のDLPフロントプロジェクター“ポケットプロジェクター”シリーズにも注目だ。ラインナップは、三菱電機の「PK20」(799ドル)、サムスンの「P310」(799ドル)、東芝の「FF1」(699ドル)など。スペックを紹介しておくと、三菱のPK20はコントラスト比こそ1,000対1と高いものの、輝度は25ルーメンとかなり低い。超小型サイズはプレゼンテーション用に持ち歩くのに便利そうだが、この輝度では実際に活用するのは難しそうだ。新たな用途の提案が必要になるだろう。
シアター用では、東芝のDVD内蔵タイプ「ET20」(1,399ドル)や、日本でおなじみのシャープ、三菱、オプトマなどの製品が並ぶ。
変わり種のプロジェクターも見ることができた。“Gaming Projector Prototype”と表示されていた製品で、3モデルほどを展示。ご覧のようにユニークな形状のものばかりで、とてもプロジェクターには見えない。ゲーマーのマインドをくすぐる形状に仕上げたというところだろうか。
(Phile-web編集部・風間)
ces2007