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Senka21「2007業界展望」メーカーアンケート − 日立マクセル編

公開日 2007/01/15 10:10
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次世代メディアに注力。タイムリーな製品発売を行い、ハイビジョンライフを牽引する


日立マクセル(株)グローバル営業統轄本部 コンシューマ営業本部
副本部長 斎藤慎也氏


−規格の複雑化やさらなる高画質化など、メディア市場を取り巻く環境も大きく変化を遂げる中で、迎えた2007年、ユーザーのライフスタイルやその消費行動、価値観にどのような変化があると考えるか。

HDD搭載のDVDレコーダーが主流の現在、気軽に沢山の番組を録画し、お気に入りの番組だけを選択してメディアに保存するという使い方が一般化している。商品の売れ筋が20枚、50枚などのボリュームパックにシフトし、構成比が上昇し続けていることから、ユーザーは積極的にアーカイブ化を行っていることが推察される。また、DVDレコーダーのデジタルチューナー搭載率が半数を超えたことで、DVD-Rについては、CPRM対応品の販売がさらに増加すると見込んでいる。

薄型大画面テレビのヒットで、より美しい映像を見る環境が整いつつある中、保存についてもハイビジョン画質のまま残したいというニーズが発生している。Blu-ray DiscレコーダーやHD DVDレコーダーの登場で、ハイビジョン番組をそのままの画質で保存することが可能になり、2007年以降はBlu-ray DiscやHD DVDの機器、メディアも伸長してくると期待している。

−2007年の御社の事業展開の中心となる商品ジャンル、そこでの需要喚起、市場創造へ向けての取り組みについて、どのような提案・展開を行っていくか。

一般的なメディアとなったDVDは今後、初めてDVDを使われる方もさらに増加していく。売り場で必要なメディアが選びやすいよう、より一層配慮してパッケージ作りを行う。また、インクジェットプリンター対応メディアの構成比増加に対応し、より広くより美しく、中心部までムラなく印刷できるDVD-R「ひろびろ超美白レーベル」の積極的な展開を行っていく。使い勝手のよさから人気の8cmDVDについても引き続き注力し、3月、4月の需要期に向けてプロモーションパックの投入で店頭を盛り上げていく。また、ハイビジョン撮影が可能なハードの発売により、長時間録画可能な片面2層タイプの販売構成比が上昇すると思われ、さらなる品種の拡充を図る。そして、ハイビジョン対応miniDVや、SDカードなどを絡めたムービー関連の総合提案をしていく。

ハイビジョン画質が溢れる2007年、Blu-ray DiscとHD DVDついては特に注力し、高倍速品や新規格品のタイムリーな発売を行い、ハイビジョンライフを牽引していく。

(Senka21編集部)

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