東京ビデオフェスティバル2007 受賞式が開催 − 史上初となる3作品が大賞に
3月3日、パシフィコ横浜で、日本ビクター(株)が主催する東京ビデオフェスティバル2007の発表・受賞式が開催された。
本年は、世界55の国と地域から過去最高の3491作品の応募があり、特に中国からの応募は昨年の4倍となる1602作品と、全応募数の約半数を占めた。アジア諸地域からの応募が増加し、また応募者の年代は全体の約6割10〜20代だったとのこと。特に10代の増加が目立つという。
本年は大賞を1作とせず、過去のTVF史上はじめて、3作品が大賞となった。
「漢字テストのふしぎ」は長野県梓川高等学校放送部制作。「Plays the air.」は社会に出て行く前の20代前半の女性の生活と繊細な心の動きを、ドキュメンタリー的な手法でドラマ化。「Fear no Evil(わざわいを恐れるな)」はイラク、NYなど世界の3箇所でアラブの若者を取材。アルゼンチンの映画作家が編集した作品だ。
授賞式の最後に挨拶した、横浜市経済観光局長 佐藤茂氏は、「横浜市は、IT・映像系コンテンツ産業クリエーターを養成する文化芸術創造都市を目指している。ビクター本社のある横浜市でのTVFの継続的な開催を期待する」と語った。
審査員の小林はくどう氏は、「TVFはもう役割を終えたという社内の声もあったと聞くし、ビデオはもう古いと言われもする。しかし、世界最大のビデオフェスティバルとなり、地球規模で世界の“いま”を伝えるTVFは、今や国連などの国際機関が主催してもおかしくはないほど」とその意義を強調する。48,000本に及ぶ、過去のコンテンツを持つTVFは、これをどう活かしていくのか。その模索が続いている。
ビクター東京ビデオフェスティバルの入選作と過去の大賞作品は以下で配信中
http://www.jvc-victor.co.jp/tvf/
(取材・文 山之内優子)
本年は、世界55の国と地域から過去最高の3491作品の応募があり、特に中国からの応募は昨年の4倍となる1602作品と、全応募数の約半数を占めた。アジア諸地域からの応募が増加し、また応募者の年代は全体の約6割10〜20代だったとのこと。特に10代の増加が目立つという。
本年は大賞を1作とせず、過去のTVF史上はじめて、3作品が大賞となった。
「漢字テストのふしぎ」は長野県梓川高等学校放送部制作。「Plays the air.」は社会に出て行く前の20代前半の女性の生活と繊細な心の動きを、ドキュメンタリー的な手法でドラマ化。「Fear no Evil(わざわいを恐れるな)」はイラク、NYなど世界の3箇所でアラブの若者を取材。アルゼンチンの映画作家が編集した作品だ。
授賞式の最後に挨拶した、横浜市経済観光局長 佐藤茂氏は、「横浜市は、IT・映像系コンテンツ産業クリエーターを養成する文化芸術創造都市を目指している。ビクター本社のある横浜市でのTVFの継続的な開催を期待する」と語った。
審査員の小林はくどう氏は、「TVFはもう役割を終えたという社内の声もあったと聞くし、ビデオはもう古いと言われもする。しかし、世界最大のビデオフェスティバルとなり、地球規模で世界の“いま”を伝えるTVFは、今や国連などの国際機関が主催してもおかしくはないほど」とその意義を強調する。48,000本に及ぶ、過去のコンテンツを持つTVFは、これをどう活かしていくのか。その模索が続いている。
ビクター東京ビデオフェスティバルの入選作と過去の大賞作品は以下で配信中
http://www.jvc-victor.co.jp/tvf/
(取材・文 山之内優子)