エプソン、フルHD対応0.7型液晶パネルの量産を開始 − 12ビット駆動や20%の開口率アップを実現
セイコーエプソン(株)は、3LCD方式を採用するホームプロジェクター用のデバイスとして、0.7型フルHD対応の新型高温ポリシリコンTFT液晶パネル「L3C07U-85G10」の量産を開始した。
本製品は昨年9月に発表された“D6シリーズ”(関連ニュース)の液晶パネルをさらに進化させた後継製品。液晶配向膜の無機化及び垂直配向技術により、高いコントラスト値と高画質を実現する独自の高画質化技術「C2Fine(クリスタルクリアファイン)」を採用する0.7型(1.9cm)のパネルだ。
前モデルからコントラスト性能、滑らかな画質表現力、深い黒色の表現力といった特長を継承しながら、新しいデザインルールの採用により、20%の開口率アップを実現。同一ランプでの輝度向上や、同一輝度の製品における使用ランプの低ワット化などを実現している。
また液晶ドライバーはリアル12ビット化を実現し、これまで以上に微妙な色の差や階調差の再現を可能にしている。10ビット駆動時で制御できる色数は11億色だったが、12ビット駆動では687億色と約64倍の性能向上が実現されるという。また階調表現では1,024階調から4倍の4,096階調に向上し、より豊かな映像表現が可能となる。
このほかにもMini-LVDSインターフェースの採用により、耐ノイズ性が改善されたほか、パネルのテープの強化など、セットメーカーでの設置性向上も図られている。
【問い合わせ先】
セイコーエプソン(株) TFT設計技術部(販売促進)
TEL/042-587-5447
(Phile-web編集部)
本製品は昨年9月に発表された“D6シリーズ”(関連ニュース)の液晶パネルをさらに進化させた後継製品。液晶配向膜の無機化及び垂直配向技術により、高いコントラスト値と高画質を実現する独自の高画質化技術「C2Fine(クリスタルクリアファイン)」を採用する0.7型(1.9cm)のパネルだ。
前モデルからコントラスト性能、滑らかな画質表現力、深い黒色の表現力といった特長を継承しながら、新しいデザインルールの採用により、20%の開口率アップを実現。同一ランプでの輝度向上や、同一輝度の製品における使用ランプの低ワット化などを実現している。
また液晶ドライバーはリアル12ビット化を実現し、これまで以上に微妙な色の差や階調差の再現を可能にしている。10ビット駆動時で制御できる色数は11億色だったが、12ビット駆動では687億色と約64倍の性能向上が実現されるという。また階調表現では1,024階調から4倍の4,096階調に向上し、より豊かな映像表現が可能となる。
このほかにもMini-LVDSインターフェースの採用により、耐ノイズ性が改善されたほか、パネルのテープの強化など、セットメーカーでの設置性向上も図られている。
【問い合わせ先】
セイコーエプソン(株) TFT設計技術部(販売促進)
TEL/042-587-5447
(Phile-web編集部)