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<大橋伸太郎のCEDIAレポート>パイオニアの目玉はICEpower搭載のAVアンプ旗艦機

公開日 2007/09/08 17:27
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コンベンションセンターに大型ブースを出展するパイオニアは、プラズマテレビ最新作“KURO”をパイオニアラインと、高級ショップ及びカスタムインスタレーション向けのELITEライン両方の仕様で展示。さらにブルーレイディスクプレーヤー、AVアンプ、AVシステム、ハイファイコンポーネンツと近年で最もバラエティに富む充実した展示が、多くの来場者を引きつけている。

“KURO”は高級ショップ向けのELITEラインとパイオニアラインの両方を展示

サイドスピーカーとアンダースピーカーである以外、大きな相違はない模様

ブルーレイディスクプレーヤー「BDP-95FD」(日本国内市場用BDP-LX90に相当)とDVD1080p(アップスケール機能をアメリカではこう呼ぶ)の「DV-58AV」がソース機器を代表する新製品。しかし、今回の目玉はAVレシーバーのフラグシップ、「SC-09TX」である。

DVDプレーヤーのDV-58AもHDMI1.3aを搭載しており、こちらはSACD、DVDオーディオのビットストリーム出力がセールスポイントになる

総合出力1400W、ダイレクトエナジーHDアンプリファイアと命名され、アイスパワーモジュール(D級デジタルアンプ)を採用、写真でわかるように1.5インチのフルカラーLCDモニターを搭載する。会場では写真の通り、本体をスケルトン展示している。

SC-09TXは、プリアンプ部、デジタルパワーアンプ部の両方のコンストラクションをスケルトンで展示



本機を母体にした国内向けフラグシップも準備中だが、LCDモニターは採用されないだろう。HDマルチゾーンビデオ機能、ホームメディアギャラリーなど機能も多彩だ。

(大橋伸太郎)

筆者プロフィール
1956年神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。フジサンケイグループにて美術書、児童書を企画編集後、 (株)音元出版に入社、1990年『AV REVIEW』編集長、1998年にはホームシアター専門誌『ホームシアターファイル』を刊行した。2006年に評論家に転身。西洋美術、クラシックからロック、ジャズにいたる音楽、近・現代文学、高校時代からの趣味であるオーディオといった多分野にわたる知識を生かした評論活動を行っている。

[CEDIA2007REPORT]

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