VW200の参考出品やサラウンドヘッドホン新モデルなどが登場 − ソニー「ディーラーコンベンション」詳報
ソニーは本日、ディーラー向けの製品展示会「Sony Dealer Convention 2007」を開催。その中でBlu-ray Discレコーダーの発表会を行い、「X/L/T」の3シリーズ4機種を発表した(関連記事)。
展示会場には150を超える同社の最新製品を展示。テレビ、レコーダーにはじまり、オーディオ、カメラ、PCといった、あらゆるジャンルの製品が一堂に会した。本項では、初公開の製品や、注目度の高い製品にクローズアップしてその内容をご紹介する。
■SXRDプロジェクター「VPL-VW200」
先日米国で行われたCEDIA EXPO 2007で公開された「VPL-VW200」(関連記事)を「参考出品」として展示。「VPL-VW100」の後継となるフラグシップモデルだ。国内での発売日や価格は未定だが、米国での販売価格は$15,000。ブース説明員によれば「年内には発売したい」とのことだ。
一緒に展示された専用リモコンは高級感のあるデザインで、手に持つとずしりと重い。こちらもあくまで参考展示で、「手に馴染むよう、もう少し薄型化したい」(説明員)という。
■ワイヤレスサラウンドヘッドホン「MDR-DS7000」
本展示会で初公開されたサラウンドヘッドホン。7.1chのサラウンド再生に初めて対応したのが大きな特徴だ。11月10日発売予定で価格はオープン。30,000円前後での販売が予想される。
デコーダーを搭載した送信部と、レシーバーを内蔵したヘッド本部からなる本機は、伝送方式に2.4GHz無線方式を採用。他機器との干渉を防ぐため、任意のチャンネルを指定できるほか、自動でチャンネルを切り換えることもできる。入力端子に光デジタル2系統とアナログLR1系統を用意するほか、光デジタルのパススルー出力を1系統用意している。
デコーダー部は、新たにドルビープロロジックIIxに対応するとともに、同社の「新VPT(Virtualphones Technology)」を搭載。これにより、5.1chソースを7.1chに変換しヘッドホンで7.1chバーチャルサラウンドを楽しむことができるようになった。
また本機は、再生モードとして「Cinema」と「Game」の2モードを用意しており、コンテンツにあったサラウンド効果を楽しむことが可能だ。
ヘッド本部は、頭に装着すると自動的に電源が入る設計を採用。またハウジング脇には、入力切替やモード切り替え、電源のON/OFFなどを行えるボタンを装備しており、デコーダーから離れた位置からでも各種操作を行うことが可能だ。
■ハイグレードHDMIケーブル「DLC-HD10/15/20/30/50HF」(1/1.5/2/3/5m)
こちらも初公開となるHDMIケーブル。より高品位な伝送を実現するために開発された新製品で、内部導線を横に並べることで、平型のケーブル形状となっているのが特徴。通常のケーブルに比べ折り曲げやすく、接続性を高めている。11月の発売を予定しており、価格は1mモデルで5,000円前後になる予定だという。
■新サイバーショットの“笑顔自動撮影機能”
先日発表されたばかりのデジカメ“サイバーショット”「DSC-T200/T70」(関連ニュース)のブースでは、笑顔を検出し自動的にシャッターが切れる「スマイルシャッター」機能を体験することができた。
同機能を使用すると、まず被写体の顔を自動検出し、液晶モニター上の顔の位置に白い枠が表示される。この白い枠はカメラや被写体が動いても、自動追尾する設計となっている。そして被写体が笑顔を見せると、即座にシャッターが切られる。被写体が複数いる場合は、笑顔を撮影したい人の顔を液晶タッチパネル上で押すだけ。「笑顔でシャッターが切れるセルフタイマーとしても使います」(説明員)とのことだ。
■筒型の無指向性スピーカー
7月に銀座ソニービルで開催された「Sony Design×Master Craft Lombardia」展に出品された無指向性スピーカーを本展でも参考出品。
本製品は、トゥイーター、ミッドレンジ、ウーファーからなる3ウェイ構成のスピーカー。有機ガラスでできた透明の筒の部分がトゥイーターで、この筒自体が振動し音を発している。またそのすぐ下にはミッドレンジユニットを下向きに配置。最下部にウーファーユニットを下向きに装備しており、全てのユニットが無指向性の音声再生を行うよう設計されている。なお、黒い筒の部分の上部にはアンプを内蔵している。
商品化の予定はいまのところ未定だが、商用スペースなど、多くの人に音楽を届けるようなシチュエーションを想定して設計されているようだ。
■その他の注目展示 写真レポート
(Phile-web編集部)
展示会場には150を超える同社の最新製品を展示。テレビ、レコーダーにはじまり、オーディオ、カメラ、PCといった、あらゆるジャンルの製品が一堂に会した。本項では、初公開の製品や、注目度の高い製品にクローズアップしてその内容をご紹介する。
■SXRDプロジェクター「VPL-VW200」
先日米国で行われたCEDIA EXPO 2007で公開された「VPL-VW200」(関連記事)を「参考出品」として展示。「VPL-VW100」の後継となるフラグシップモデルだ。国内での発売日や価格は未定だが、米国での販売価格は$15,000。ブース説明員によれば「年内には発売したい」とのことだ。
一緒に展示された専用リモコンは高級感のあるデザインで、手に持つとずしりと重い。こちらもあくまで参考展示で、「手に馴染むよう、もう少し薄型化したい」(説明員)という。
■ワイヤレスサラウンドヘッドホン「MDR-DS7000」
本展示会で初公開されたサラウンドヘッドホン。7.1chのサラウンド再生に初めて対応したのが大きな特徴だ。11月10日発売予定で価格はオープン。30,000円前後での販売が予想される。
デコーダーを搭載した送信部と、レシーバーを内蔵したヘッド本部からなる本機は、伝送方式に2.4GHz無線方式を採用。他機器との干渉を防ぐため、任意のチャンネルを指定できるほか、自動でチャンネルを切り換えることもできる。入力端子に光デジタル2系統とアナログLR1系統を用意するほか、光デジタルのパススルー出力を1系統用意している。
デコーダー部は、新たにドルビープロロジックIIxに対応するとともに、同社の「新VPT(Virtualphones Technology)」を搭載。これにより、5.1chソースを7.1chに変換しヘッドホンで7.1chバーチャルサラウンドを楽しむことができるようになった。
また本機は、再生モードとして「Cinema」と「Game」の2モードを用意しており、コンテンツにあったサラウンド効果を楽しむことが可能だ。
ヘッド本部は、頭に装着すると自動的に電源が入る設計を採用。またハウジング脇には、入力切替やモード切り替え、電源のON/OFFなどを行えるボタンを装備しており、デコーダーから離れた位置からでも各種操作を行うことが可能だ。
■ハイグレードHDMIケーブル「DLC-HD10/15/20/30/50HF」(1/1.5/2/3/5m)
こちらも初公開となるHDMIケーブル。より高品位な伝送を実現するために開発された新製品で、内部導線を横に並べることで、平型のケーブル形状となっているのが特徴。通常のケーブルに比べ折り曲げやすく、接続性を高めている。11月の発売を予定しており、価格は1mモデルで5,000円前後になる予定だという。
■新サイバーショットの“笑顔自動撮影機能”
先日発表されたばかりのデジカメ“サイバーショット”「DSC-T200/T70」(関連ニュース)のブースでは、笑顔を検出し自動的にシャッターが切れる「スマイルシャッター」機能を体験することができた。
同機能を使用すると、まず被写体の顔を自動検出し、液晶モニター上の顔の位置に白い枠が表示される。この白い枠はカメラや被写体が動いても、自動追尾する設計となっている。そして被写体が笑顔を見せると、即座にシャッターが切られる。被写体が複数いる場合は、笑顔を撮影したい人の顔を液晶タッチパネル上で押すだけ。「笑顔でシャッターが切れるセルフタイマーとしても使います」(説明員)とのことだ。
■筒型の無指向性スピーカー
7月に銀座ソニービルで開催された「Sony Design×Master Craft Lombardia」展に出品された無指向性スピーカーを本展でも参考出品。
本製品は、トゥイーター、ミッドレンジ、ウーファーからなる3ウェイ構成のスピーカー。有機ガラスでできた透明の筒の部分がトゥイーターで、この筒自体が振動し音を発している。またそのすぐ下にはミッドレンジユニットを下向きに配置。最下部にウーファーユニットを下向きに装備しており、全てのユニットが無指向性の音声再生を行うよう設計されている。なお、黒い筒の部分の上部にはアンプを内蔵している。
商品化の予定はいまのところ未定だが、商用スペースなど、多くの人に音楽を届けるようなシチュエーションを想定して設計されているようだ。
■その他の注目展示 写真レポート
(Phile-web編集部)